20歳の北野颯太が2ゴール1アシストの躍動!C大阪がJ1開幕戦5発快勝でG大阪との大阪ダービーを制す
2025.2.15
セレッソ大阪・北野颯太(c)SANKEI
J1リーグ2025シーズン開幕戦となった2月14日の大阪ダービーで、アウェイに乗り込んだセレッソ大阪のFW北野颯太選手が先制を含む2ゴール1アシストでチームの5-2勝利に貢献。
セレッソは2021シーズン以来の開幕戦白星で好スタートを切った。
「チームが後ろからしっかりいい形で前線に運んでくれて流し込むだけだった。チームのゴール」と北野選手は笑顔を見せた。
昨季までケガに泣かされて思うようなシーズンを送れなかった20歳のセレッソFWが、今季初戦で躍動した。
今年プロ3年目。一昨年、高校3年でセレッソとプロ契約を結び、昨季はリーグ戦12試合で2ゴールを挙げ、天皇杯でも3試合で2ゴールをマーク。
才能の片鱗を見せていたが、昨年10月の練習中に負った膝のケガで離脱。昨季はそのままシーズンを終えざるを得なかった。その間にチームは10位でフィニッシュ。指揮官は退任し、選手も入れ替わった。
そこから今季はオーストラリア出身のアーサー・パパス監督を迎えて新たなスタイルに取り組む。苦しい時期を経てきただけに、北野選手の真シーズンにかける思いも強い。
「フィジカルやスピードなど今年のサッカーに合わせて結構やってきた。問題なく調整できている。開幕だからと言って緊張せず、セレッソのサッカーをやれば勝てる」と準備に自信を見せていた北野選手は開幕戦でそれを証明。
動きも判断も良く、チームの攻撃に貢献した。
先制は前半7分。DF畠中槙之輔選手が中盤に出したボールを北野選手がつなぎ、最終ラインから流れるように展開。
これを受けたMF香川慎司選手が相手DF二人につぶされながらも前線で落としたボールに、顔を出した北野選手が反応。ペナルティエリア左へ流れると、冷静にゴールネットを揺らした。
前半31分にガンバのMFネタ・ラヴィ選手に同点ゴールを許したものの、後半開始早々にはFWルーカス・フェルナンデス選手の右サイドの折り返しを受けて北野選手が2点目。
その6分後の52分には左サイドの崩しから香川選手が決めて3-1とした。
その後、ガンバDF黒川圭介選手に1点を返されたが、セレッソの勢いは止まらず、63分には北野選手の右FKにキャプテンMF田中駿太選手が頭で決めてアシストをマーク。
チームは後半アディショナルタイムに途中出場のFW中島元彦選手がドリブルで切り込んで追加点を奪い、攻撃力を印象付ける勝利となった。
「ゴール前にどれだけ入っていけるか考えていた」という香川選手は90分フル出場で、「颯太がチームを引っ張ってくれた」と笑顔。パパス監督も「チームには受け身にならず勇気を持ってプレーするように伝えていたが、よく実行してくれた」と満足そうな表情を見せた。
今季は副キャプテンの一人にも任命されている北野選手は、「チームとしても個人としてもいい入りができた」と手ごたえを得た様子。だが同時に、「チームとしてもっと詰めないといけないし、個人としても2ケタ得点が取れるように頑張りたい」と語った。
来季からのシーズン移行を受けて、春開幕制では最後となる今季。注目選手の一人として、目が離せなくなりそうだ。
(KK)