日本代表 史上最速でのW杯出場へ!8大会連続出場決定がかかるバーレーン戦へ緩みなし【サッカー W杯最終予選】

サッカー

2025.3.20


森保一監督(c)SANKEI

<2024年3月20日(木)2026年W杯 アジア最終予選 C組 日本 - バーレーン @埼玉スタジアム2002>

8大会連続8度目のワールドカップ(W杯)出場へ、サッカー日本代表が3月20日、ホームの埼玉スタジアムでバーレーン代表と対戦する。

アジア最終予選C組で首位を独走する日本は勝てば無条件で出場権を獲得。

引き分けでも他会場の結果次第で日本史上最速での突破が決まるが、森保一監督以下選手たちは、改めて気を引き締めて大一番を迎えようとしている。

日本は6試合で5勝1分けの勝ち点16。2位オーストラリアに勝ち点9差、3位インドネシア以下に勝ち点10差のリードを奪い、ホームでサポーターの後押しを受けて戦える。

勝てば各組2位以内確定で無条件での本大会出場が決まり、引き分けた場合でも、20日にインドネシアがオーストラリアと引き分け以下か、あるいは21日未明に行われるサウジアラビアが中国と引き分け以下であれば、日本の突破が決まる。

日本にとってはかなり優位な状況だが、2位以下が勝ち点1差にひしめく混戦。初のW杯出場を目指すバーレーンも勝ち点6でインドネシアやサウジアラビアと並びながら得失点差で5位。

2位以内だけでなく、3位4位でもプレーオフ経由で本大会出場の機会があるだけに、勝利が重要になる。

森保一監督は「バーレーンは強いという印象。非常に厳しい試合になることを覚悟して、彼らを上回っていかないとならない」と話し、キャプテンの遠藤航(リバプール)も「非常に手ごわいチーム。簡単ではない」と気持ちを引き締めている。

昨年9月の前回のアウェイでの対戦では酷暑のなか、上田綺世(フェイエノールト)、守田英正(スポルティング)が2得点ずつ挙げるなどで日本が5-0と勝利し、通算対戦成績を10勝2敗と更新した。

だが、ここまで1勝3分け2敗のバーレーンはアウェイでオーストラリアやサウジアラビアと引き分ける強さを見せ、今年1月には湾岸諸国によるガルフカップに優勝している。

しかも、今回は通例よりも早めの来日で、日本国内でこの対戦へ向けて時間をかけて調整してきている。

バーレーンMFアリ・ジャファル・マダンも「ガルフカップ優勝は自信になった。より大きなことができると感じている」と話し、クロアチア出身のドラガン・タライッチ監督も「勝つために来た。勝って日本と一緒にW杯へ行きたい。ラマダンは聖なる月で祝いの月だ」と前日会見で余裕を見せた。

一方、遠藤は相手の分析情報などはチーム内で共有済みとして「相手が対日本にどうするかはやってみないと分からないが、非常に自信を持って挑んでくる印象」としつつ、「いつも通り、自分たちの良さを出して、しっかり勝つことだけを考えて臨みたい。準備してきたものを存部に発揮して、しっかり勝ってW杯出場を決めたい」と強い決意を示した。


遠藤航(c)SANKEI

史上最速での出場権獲得がかかる一戦を前にして、森保監督のスタンスはこれまでと変わらず、ここまでの戦いを積み上げてきた継続性は日本の強みだ。

前回の代表戦となった昨年11月から約4か月の時間が空いた今回の対戦に、アジア予選を戦ってきたメンバーを集め、短い準備期間で代表チームの戦い方を再確認して実行できる顔ぶれを揃え、前回大会の最終予選を経験しているメンバーも多い。

守備陣は3バックの主力となっていた町田浩樹(サンジロワーズ)、谷口彰悟(シントトロイデン)をケガで欠くが伊藤洋輝(バイエルン)が昨年6月以来の復帰を果たし、GK鈴木彩艶(パルマ)も健在。

中盤には遠藤、守田、田中碧(リーズ)らが名を連ね、攻撃陣には今季公式戦で8ゴール3アシストの三笘薫(ブライトン)や、所属クラブで絶好調の前田大然(セルティック)。

さらに久保建英(レアル・ソシエダ)、堂安律(フライブルク)、南野拓実(モナコ)らが揃い、ケガで戦列を離れていた上田も復帰した。

三笘は、「勝利が一番大事。どんな形でも(予選突破が)決まることが大事で、内容よりも結果が大事」と言い、前線でのプレスに定評がある前田も、「アジアは簡単じゃない。前線でスイッチを入れられると思っている。自分の良さを出して、しっかり点を獲ってW杯出場を決めたい」と意気込んでいる。

堂安は「1試合1試合、全力で挑んだ結果が今の自分たちの順位を表していると思う。それに胡坐をかくことなく、地に足がついたがゲームができれば」と淡々と語る。

板倉は、最終ラインの組み合わせの変化にもコミュニケーションを取って準備できていると話し、「相手も死ぬ気で戦ってくると思うので、気を抜かずにやらないといけない。後ろは本当に重要になってくる。これまでやってきた、試合への良い入り方は意識してやりたい」と警戒を緩めていない。

また、GK鈴木は、バーレーンのロングボール、カウンター、セットプレーを警戒ポイントに挙げて、「ホームで決められる。誰一人として油断している選手はいない。攻撃陣には得点を獲れる選手がたくさんいるので、自分はゼロに抑えるところにフォーカスしたい」と話している。

日本代表は2026年W杯北中米大会での優勝をチームの目標に掲げ、すべての試合でレベルアップを図り、勝ち点を積み上げてきた。

本大会出場を決める一戦で取りこぼしなく、しっかりと求める勝利を手にしたい。


取材・文:木ノ原句望

【FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)】
試合日時:3月20日(木・祝)19:35キックオフ(予定)
対戦カード:日本代表 対 バーレーン代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002

試合日時:3月25日(火)19:35キックオフ(予定)
対戦カード:日本代表 対 サウジアラビア代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002


<日本代表 招集メンバー>
【GK】
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
谷晃生(FC町田ゼルビア)
鈴木彩艶(パルマ・カルチョ/イタリア)

【DF】
長友佑都(FC東京)
板倉滉(ボルシア・メンヘングラートバッハ/ドイツ)
伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
瀬古歩夢(グラスホッパーCZ/スイス)
菅原由勢(サウサンプトンFC/イングランド)
関根大輝(スタッド・ランス/フランス)
高井幸大(川崎フロンターレ)
中山雄太(FC町田ゼルビア)

【MF/FW】
遠藤航(リバプールFC/イングランド)
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
南野拓実(ASモナコ/フランス)
古橋亨梧(スタッド・レンヌ/フランス)
守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)
前田大然(セルティック/スコットランド)
旗手怜央(セルティック/スコットランド)
堂安律(SCフライブルク/ドイツ)
上田綺世(フェイエノールト/オランダ)
田中碧(リーズ・ユナイテッド/イングランド)
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
久保建英レアル・ソシエダード/スペイン)
藤田譲瑠チマ(シントトロイデンVV/ベルギー)
町野修斗(ホルシュタイン・キール/ドイツ)


<日本代表 W杯最終予選 試合日程>
2024年9月5日(木)
第1節:日本 7-0 中国

2024年9月10日(火)
第2節:バーレーン 0-5 日本

2024年10月10日(木)
第3節:サウジアラビア 0-2 日本

2024年10月15日(火)
第4節:日本 1-1 オーストラリア

2024年11月15日(金)
第5節:インドネシア 0-4 日本

2024年11月19日(火)
第6節:中国 1-3 日本

2025年3月20日(木)
第7節:日本 - バーレーン

2025年3月25日(火)
第8節:日本 - サウジアラビア

2025年6月5日(木)
第9節:オーストラリア - 日本

2025年6月10日(火)
第10節:日本 - インドネシア