【サッカー W杯】日本代表 W杯初戦オランダ戦へ 森保一監督「先行勝ち切りを」遠藤離脱の決断に「多くの方々を傷つけた」

サッカー

2026.6.14


森保一監督 写真:AP/アフロ

サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で初のベスト8進出以上を目指す日本代表は6月14日(日本時間15日)、アメリカのダラスでのグループステージF組初戦でオランダ代表と対戦する。

【試合速報】グループF 日本 vs オランダ|FIFAワールドカップ(サッカーW杯)2026 北中米大会

日本代表の森保一監督は「厳しいグループだが、何としても突破したい。先行勝ち切りを狙いたい」と話した。
 
2大会連続で指揮を執る森保監督の下、「優勝」を合言葉に初のベスト8進出とそれ以上を目指す日本のW杯での挑戦が始まる。

出場チームが48に増えた今大会、日本はグループステージF組でオランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦。各組上位2チームと3位の中で上位8チームが突破してノックアウトステージに進出できる。

日本が初戦で対戦するオランダは今回が12回目のW杯で、優勝こそないが1974年、1978年、2010年と決勝進出3回を数える。欧州予選では6勝2分け無敗、8試合で27得点4失点という成績でG組を1位で突破。ベスト8で終わった2022年の雪辱を期している。

主将のDFフィルジル・ファンダイク(リバプール)ら攻守に活かせる高さに加え、中盤にはMFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、MFライアン・フラーフェンベルフ(リバプール)が構え、攻撃陣には推進力がある。

FWメンフィス・デパイ(コリンチャンス)はケガの回復具合が不透明だが、FWコーディ・ハクポ(リバプール)、FWドニエル・マレン(ローマ)やFWブライアン・ブロビー(サンダーランド)ら前線は強力。

右サイドバックのDFデンゼル・ダンフリース(インテル)の攻撃参加も要警戒だ。

最新のFIFAランキングではオランダは8位に位置し、18位の日本には上位の相手。過去3度の対戦でも日本は1分け2敗と勝ち星がない。

オランダとのW杯での対戦は2010年6月の南アフリカ大会グループステージ以来(0-1)以来でとなるが、世界最高峰の戦いの場で16年の日本サッカーの進歩を示したい。

自分たちから崩れない

日本代表は前回2022年カタール大会ではW杯優勝経験のあるドイツとスペインに後半の逆転勝利でベスト16に進出。

ノックアウトステージ1回戦でクロアチアに延長の末PK戦で敗れて、2018年大会に続いて8強進出一歩手前で涙を飲んだ。

だが、その後の4年間で日本は欧州強豪クラブでプレーする選手も増え、勝ち星のなかったブラジルやイングランドにも勝利を挙げて結果を残してきた。

森保監督は前日会見で、「できるだけ失点せず、いい守備からいい攻撃に移っていくチームコンセプトは、今大会でも表現したい」と話し、「理想通りにいかないときに自分たちから崩れないこと、自分たちのサッカーをやるだけでなく、相手が嫌がることをしていくことを選手たちが考えてくれている」と述べた。

日本は5月31日のアイスランド代表(1-0)との対戦を最後に対外試合は行わず、メキシコでの事前合宿最終日にU19日本代表との練習試合を実施。

その後、6月8日(日本時間9日)からは大会中の拠点とするアメリカのナッシュビルに移って最終調整を続けてきた。

そこには長谷部誠、中村俊輔、齊藤俊秀、名波浩、前田遼一という元日本代表としても百選錬磨の経験を積んだコーチ陣をはじめ、前回大会キャプテンの吉田麻也(LAギャラクシー)、ケガによる長期離脱で大会のメンバー入りを逃したMF南野拓実(モナコ)がサポートメンバーとして帯同する姿もある。

オランダ戦を2日後に控えた12日には、足のケガの回復が見込めないとしてMF遠藤航(リバプール)がチームを離脱するアクシデントもあったが、チームは新たにキャプテンに任命されたDF板倉滉(アヤックス)の下、改めて気持ちを合わせて初戦に臨む。

チームと日本のための判断、新主将への期待

森保監督は遠藤の離脱の決断について、大会中にベストなパフォーマンスは望めないとして「監督として私が判断した」と言い、遠藤本人だけでなく彼の家族や応援している人々など「多くの方々を傷つけた。申し訳ない思いでいっぱいで謝りたい」とコメント。

しかし、「本人への敬意を忘れることなく、チームと日本のために決めさせてもらった」と話した。

遠藤に代わって、同じポジションではなく前線のFW町野修斗(ボルシアMG)を追加招集したことについては、DF瀬古歩夢(ル・アーヴル)やDF板倉滉(アヤックス)、DF冨安健洋(アヤックス)などボランチをこなせる選手がほかにもいることと、招集のタイミングもあり、「選手のキャラやプレー以外でチームに何をもたらすかを考えた。町野が入ることがチームにとってプラスになる」と説明した。

新キャプテンの板倉は2019年6月の第1次森保体制から代表入りし、前回のカタールW杯も経験した一人だ。

指揮官は、「長く一緒にプレーしてきて、私が掲げるチームコンセプトを理解してピッチ内外で表現して、いろんな選手とコミュニケーションをとりながらチームを作ってくれる」と29歳のリーダーシップを期待している。

「今回選んだ選手26人が今のベスト。自信を持って世界に挑みたい。これまで積み上げてきたことをしっかりぶつけて、一戦一戦突き進んでいきたい」と森保監督。「非常に厳しいグループ。何としても突破して決勝トーナメントに行きたい」と静かに、しかし、きっぱりと言った。

試合は6月14日、日本時間15日午前5時のキックオフの予定だ。

(KK)

<FIFAワールドカップ(W杯)2026 北中米大会>
第23回目の今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国による史上初の共同開催となる。出場枠が従来の32カ国から48カ国に拡大され、計104試合にわたる過去最大規模のトーナメントとして実施される。

開催期間:2026年6月11日〜7月19日 ※現地時間
グループステージ:6月11日〜6月27日
ラウンド32:6月28日~7月3日
ラウンド16:7月4日~7日
準々決勝:7月9日~11日
準決勝:7月14日〜15日
3位決定戦:7月18日
決勝:7月19日

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