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冷静すぎる監督にツッコミ!日本女子 馬場美香前監督が5年間の軌跡を振り返る【卓球ジャパン!】

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【公式】卓球ジャパン!2021年11月13日OA

11月13日放送の「卓球ジャパン!」は、「女子日本代表 馬場美香前監督 5年間お疲れ様でしたSP」と題して、9月末に監督を退任した馬場美香さんがスペシャルゲストとして初出演。

監督就任から東京オリンピックまでの5年間の軌跡を振り返った。

馬場さんの現役時代を知らない人もいるかもしれないが、実は全日本選手権で7度の優勝を誇る日本女子卓球界のスーパーレジェンド。

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1992年に引退し、その後は卓球界から離れていたものの2014年から福原愛さんの専属コーチに就くと、2016年からは女子日本代表の監督に就任。東京オリンピックまで日本チームを牽引した。

東京オリンピックを終えて、「メダルを獲得できたことは非常に嬉しく思いますし、オリンピックが無事に終わってホッとしています」と馬場さん。監督としての重圧は相当あったようで「かかるプレッシャーは1年1年徐々に膨らんだ」と語った。

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そんな馬場さんが選ぶ、この5年間のターニングポイントの1つ目は、初采配となった2017年アジア選手権。監督として初めて団体戦のベンチに入り、「選手の個性や性格がすごく見えた試合」と語るが、中でも強烈な印象を与えたのが、シングルスでは中国選手を3連破して優勝した平野美宇だ。

「初めて見た時に基礎技術のレベルが非常に高くて驚いた。(シングルスでは)ミスをした時に、ちょっとしたダンスを踊っていたんですよ。"ルンルン"みたいな(笑)。これくらい心に余裕があるんだ、すごいなと思いました」(馬場さん)

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2つ目も平野美宇。世界卓球2017女子シングルス準々決勝、フォン・ティエンウェイ(シンガポール)を超高速卓球で下した一戦だ。

「サーブの組み立てが絶好調の時は他の人が待てないような打点で3球目を打つことができる。バックは中国選手以外だったら誰にも負けないくらいの質、技術」

平野は世界ランク4位の強敵をストレートで退け、日本勢48年ぶりとなるシングルスのメダルを獲得。

「東京五輪までにもっと強化をすれば、打倒中国を目指せるという方向性が見えた大会。私にとっても自信になりました」と平野の活躍を振り返った。

3つ目は、韓国と北朝鮮による合同チームと戦った、世界卓球2018女子団体準決勝だ。

準々決勝を戦うはずだった韓国と北朝鮮が南北合同コリアを結成して準決勝で日本と対戦、という予想外の事態になったものの、それに対して「いいじゃん! 面白いじゃん! やってやろうじゃん!」という、これまた予想外なリアクションを見せたのが伊藤美誠と平野美宇だ。

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驚きつつ「頼もしいなと思いました」と馬場さん。

彼女たちの力強い言葉のとおり準決勝を3-0で勝利し、日本チームは決勝へと駒を進めたのであった。

そしてターニングポイントの4つ目は、その大会の団体決勝、中国戦。トップで劉詩ブンを下した、伊藤美誠の値千金の勝利だ。

「先制攻撃を仕掛けたいということで、伊藤が1番で出てくれることが理想。そして中国にプレッシャーを与えたかった」と馬場さん。

前半は相手のペースで進んだが、第4ゲームのタイムアウトで馬場監督がロングサーブのアドバイスを出してから流れは変わっていく。

「タイムアウトから伊藤の頭がフル回転し始めた。サーブが相手が思っている逆をつけるようになった」 

第4ゲームを奪うと、続く最終第5ゲーム1-5の場面で、あの伝説の"みまパンチ"が炸裂した。

「中国選手に勝つには、こういう何か変われるような1本がないとなかなかプレッシャーを与えられない」

この一撃で流れを変えた伊藤が試合の主導権を握り、ラストも8-10から逆転勝利を果たした。

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そしてスタジオが盛り上がったのが、この時の馬場監督の冷静っぷり。

勝利して涙を流す伊藤に対して、「正直に言うと、まだ泣いちゃダメだよと。ホッとしないで、もう一点あなたには取ってもらいたいと思っていました」とクールすぎる本音がチラリ。思わず武井も「監督ツヨ!」とツッコミを入れるのであった。

そして5つ目のターニングポイントは、ダブルス強化の重要性を痛感した2019年ワールドカップでの韓国戦。石川/平野がチョン・ジヒ/シンユビンに敗れた試合だ。

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「(2人の相性は)悪くはない。ただ、サーブ3球目とレシーブ4球目で優位か優位じゃないかが決まってくるので、そこをもう少し強化しないといけない」

この敗戦をバネに、"かすみう"ペアはさらなる成長を遂げたのであった。

そして挑んだ最終目標の東京オリンピック、日本は金メダルを含む、4つのメダルを獲得。この5年間、常に冷静に振る舞ってきた馬場監督も混合ダブルスで金メダルを獲った瞬間には涙がこぼれたと言う。

そんなオリンピックを振り返って「75~80点くらいかな」と馬場さん。

「目標が東京オリンピックだったので、一番はホッとしたと言うことと、メダルが獲得できたので点が上がるけど、中国に勝ったら100点か120点だろうけど......」。無事に終えた安堵の表情の中、団体戦で打倒中国を果たすことができなかった悔しさもにじませた。

個人競技の卓球において、チームをまとめるのは並大抵のことではない。個性溢れる女子メンバーをその手腕で見事メダルへと導いた馬場前監督、5年間本当にお疲れ様でした!

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