
早田ひな Photo:Itaru Chiba
パリ五輪代表選考会「2022 LION CUP TOP32」<3月5~6日> 大会初日の5日、女子シングルス準々決勝で早田ひな(21=日本生命)が石川佳純(29=全農)をゲームカウント4-3で下し、準決勝へ進出。ベスト4入りを果たしたことで世界卓球2022の代表権も獲得した。
世界ランク6位の早田と同8位の石川によるライバル対決。パリ五輪へ向けて熾烈な戦いを繰り広げていくであろう両者としては絶対に負けられない一戦だ。
第1ゲーム、得意の3球目攻撃で得点を重ねた石川が7-1とリード。ラリー戦ではタイミングの早いバックハンドで早田のミドルを突いてミスを誘い、第1ゲームを先取。
しかし、第2ゲームはガラリと展開が変わり早田のペース。持ち前の両ハンドドライブで攻めて、なんと11-0でゲームを奪い返すと、続く第3ゲームも6-6であまくなった石川のサーブをフォアドライブで打ち抜くなどして11-8で連取した。
しかし、第4ゲームからは石川がサーブを散らして早田の攻めを封じ、バックストレートへの鮮やかなカウンターなどで第4、第5ゲームを奪って王手をかける。
石川佳純 Photo:Itaru Chiba
追い詰められた早田だが、第6ゲームは攻め切ってゲームを奪い勝負の行方は最終ゲームへ。第7ゲーム、強気で攻め続ける早田とレシーブで変化をつけつつ前陣でしのぐ石川。最後は石川のバックハンドがオーバーし、早田が勝利をおさめた。
【TOP32 女子シングルス準々決勝】
早田ひな 4ー3 石川佳純
8-11/11-0/11-8/7-11/9-11/11-4/11-9
