シングルス初戦快勝の平野美宇「びっくりするくらいだった」女子ダブルス棄権の理由は『右足の甲』の痛み

2023.01.27
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平野美宇 PHOTO:Itaru Chiba

 東京体育館で開催中の全日本卓球選手権が1月26日に4日目を迎え、女子シングルス4回戦に臨んだ平野美宇(木下グループ)が自身の初戦をゲームカウント4-0で快勝。山本怜(十六銀行)をストレートで下し5回戦に駒を進めた。

前日の25日には石川佳純(全農)とペアを組む女子ダブルスを「足の痛み」を理由に棄権し、コンディションが心配されていた。だが今日の試合後には「競技自体はできるが大事を取った」と話し、足の具合について報告した。

「ちょっと前から(右)足の甲に痛みがあったのでダブルスを棄権させてもらいました。2年連続、私の不調で棄権(昨年はコロナ感染で準決勝を棄権)という形になってしまって、石川選手に本当に申し訳ない気持ちなんですけど、『お互いシングルスを頑張ろうね』と言って下さったので、シングルスを頑張りたいです」

 病院で診察を受けたところ骨に異常はないとのことで、「練習の疲労かなと思う」と本人。全日本選手権前の練習量を抑えコンディションを整えることに気を配ったというが、緊張もあって試合の入りが難しい初戦を戦った感触は、「出だしからすごくいいプレーができて、自分でもちょっとびっくりするくらいだった。いいスタートが切れた」と表情は落ち着いている。

 昨年11月の「全農CUP TOP32 船橋大会」で優勝し、パリ2024オリンピック代表選考レースで女子3位に浮上した平野。

右肩上がりで来ているだけに、今大会、初めてパリ2024オリンピック代表選考ポイント対象となった全日本選手権でも上位入りが期待される。

「まだまだここからが勝負。まずは1戦ずつ集中して、明日もしっかり2試合勝ち切ることが大事。今大会で結果を出してパリオリンピック(女子シングルス)の2枠に入りたい気持ちでいっぱいです」(平野)

 足の具合は気がかりだが、最大の武器である超高速バックハンドに加え、昨年4月から継続して強化してきたフォアハンドにますます磨きがかかっている。

ベスト16入りをかけた「ラン決=ランキング決定戦」を明日に控え、平野は静かな闘志を燃やす。