
張本智和 PHOTO:World Table Tennis
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グレードの高い卓球の海外ツアー「WTTチャンピオンズ フランクフルト」<10月29日~11月5日/ドイツ>
上位進出が期待された張本智和(智和企画/世界ランク7位)と伊藤美誠(スターツ/世界ランク10位)が、3日に行われた男子と女子のシングルス準々決勝でそれぞれ敗れ、ベスト4進出を逃した。
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今年6月に20歳になった張本の2歳上で、お互い若くして母国のエースを張る林昀儒(台湾/世界ランク12位)と張本は今年8月のTリーグで対戦し林が勝っていたが、国際大会での対戦は2019年4月のアジアカップ横浜大会以来、実に4年半ぶり。
アジアカップを含め過去の対戦成績は2戦2勝で張本がリードするが、林は東京五輪の男子シングルスで4位に入るなど飛躍を遂げている。
プレースタイルはお互いチキータを軸にした高速バックハンドが武器。アジアを代表するスピードスター同士の対決は、ここヨーロッパでも大きな注目を集めた。

勝負を分けたのは第1ゲームと第3ゲーム。
「1ゲーム目の6-2で、ちょっと浮いてしまったフォアハンドのミスと、(ゲームカウント)1-1の6オールの浮いたボール。相手のバックに行ったボールをパパーンと返されてしまった。防ぎようのあったミスなので、そこはもったいなかったです」
第3ゲームまで互角のラリーを繰り広げていただけに、ほんの1本のミスが響いた。
そしてこの試合、左利きの林のサーブを張本がいかに攻略するかがひとつの鍵だったが、「サーブ・レシーブの細かいところで、ちょっと相手の方が上だった。左利きの選手の中でも特に林のサーブはいい」と話す。
例えば、2回戦で張本が勝ったグロート(デンマーク)も左利きだが、「僕のチキータがもっと入っていたんですけど、林選手のサーブは低かったり切れていたり、いろんな種類があって惑わされた。自分よりサーブの種類が何種類か多くて、(自分のサーブに対し)チキータも相手の方が多く入っていた。僕もチキータから入りたかったですけど、そうさせてくれなかった」と振り返る。
大舞台で同世代のライバルに敗れ辛酸を舐めた張本。
「東京オリンピックでも彼の方が上のラウンド(男子シングルス4位)に行ってますし、ここ最近、世界ランクは僕の方が上かもしれないですけど、彼の卓球を見ていて本当に強いなと思う。パリオリンピックまであと半年、足りないところを練習していく必要があると思っています」と自身の現状を冷静に見つめていた。
<WTTチャンピオンズフランクフルト 男子シングルス準々決勝>
張本智和 1-3 林昀儒(台湾)
11-13/11-9/8-11/4-11
(文=高樹ミナ)

