卓球日本代表 PHOTO:ITTF
ITTF混合団体ワールドカップ<12月4~10日/中国・成都> 10日、第2ステージの6戦目で日本(世界チームランク3位)がドイツ(同2位)をゲームカウント8-4で下し、最終戦を勝利で飾って銅メダルを獲得した。
9日、ベストメンバーの中国に善戦も2敗目を喫した日本。ボル、チウ・ダンなどのエース格を欠くドイツには何としても勝ちたい一戦だった。
第1試合の混合ダブルスは、日本が戸上隼輔(明治大学/世界ランク24位)/張本美和(木下アカデミー/同14位)、ドイツはマイスナー(同97位)/ユアン・ワン(同90位)を送り出す。
サーブレシーブと台上プレーで点を取り合う展開となった第1ゲーム、終盤で張本のロングサーブを回り込みフォアで返されるなど、9-11でドイツペアに先制を許す。
ドイツ応援の歓声が響く会場。しかし2ゲーム目は戸上のパワードライブが火を噴き、一方的な展開で11-3と取り返す。
だが、3ゲーム目はラリーを多くドイツペアに取られる。ワンの投げ上げバックサーブでエースも奪われ、最後はマイスナーにチキータを決められて7-11。ゲームカウント1-2と先行を許した。
第2試合は女子シングルス、平野美宇(木下グループ/同17位)とウィンター(同50位)の対戦。平野はテンポの早い卓球でウィンターを手詰まりに追い込む。YGサーブにもレシーブエースで返し、11-4で先制する。
第2ゲームはウィンターに1-4とリードされるが、平野はミドルへのロングサーブを織り交ぜ、早めにコースを突きウィンターを台から下げる。ストップのコースもよく、平野が11-8でここも取る。
3ゲーム目はウィンターもロングサーブを出し、速攻を仕掛ける。4-6とビハインドを背負うが、ツッツキ合戦からチャンスボールを得点につなげた平野が11-9と逆転し、ストレートで勝利した。
ゲームカウント4-2で迎えた第3試合の男子シングルスは、張本智和(智和企画/同11位)がワルター(同84位)を迎え撃つ。
昨日世界王者の樊振東(中国)を破った張本は、そのトップフォームのまま次々と得点。ワルターはロビングでしのぐのがやっとで、第1ゲームを11-3で先取する。
2ゲーム目は中陣からボールを器用にさばくワルターに3-7とリードされるが、張本は要所でフォア側を突いて逆転し、11-9でここも奪う。
第3ゲームも9-9まで競り合うが、ワルターにフォアドライブでミドルをえぐられて9-11で落とす。しかし張本の活躍で、合計ゲームカウントは6-3とリードを広げた。
第4試合は女子ダブルス。2022年世界ユース王者ペアの張本美和/木原美悠(木下グループ/同23位)が、ウィンター/ユアン・ワンとマッチアップした。
勝敗のカギを握る一戦らしく、第1ゲームから激戦。ラリー中にワンが転倒するほどの打ち合いの中、8-8の勝負どころで抜け出したドイツペアに9-11で先制される。
次も、強引にでもボールをねじ込むドイツペアに4-8とリードされるが、ここから正確に攻めた日本ペアが逆転。ワンの投げ上げバックサーブで10-10に追いつかれるも、日本ペアが12-10で押し切る。
苦しいゲームを打開した日本ペアは、第3ゲームは一気呵成の攻撃で大きくリード。最後は木原のスマッシュが決まり、11-5としてチームの勝利を果たした。
ドイツに勝利した日本は、これで銅メダルを獲得。通算8勝2敗で、記念すべき第1回の混合団体ワールドカップを終えた。
<混合団体ワールドカップ 第2ステージ>
日本 8-4 ドイツ
(8ゲーム先取のリレー形式)
<第1試合>
戸上隼輔/張本美和 1-2 マイスナー/ユアン・ワン
9-11/11-3/7-11
<第2試合>
平野美宇 3-0 ウィンター
11-4/11-8/11-9
<第3試合>
張本智和 2-1 ワルター
11-3/11-9/9-11
<第4試合>
張本美和/木原美悠 2-1 ウィンター/ユアン・ワン
9-11/12-10/11-5
<ステージ2 暫定順位>
1位 韓国 5戦5勝 勝ち点10
2位 日本 5戦4勝1敗 勝ち点9
3位 中国 4戦4勝 勝ち点8
4位 フランス 5戦3勝2敗 勝ち点7
5位 ドイツ 4戦2勝2敗 勝ち点6
6位 スウェーデン 4戦1勝3敗 勝ち点5
7位 台湾 5戦5敗 勝ち点5
8位 スロバキア 4戦4敗 勝ち点4
<試合方式>
1.混合ダブルス
2.女子シングルス(混合ダブルスに出なかった選手)
3.男子シングルス(混合ダブルスに出なかった選手)
4.女子ダブルス もしくは 男子ダブルス
5.男子ダブルス もしくは 女子ダブルス
4.5番の順番は試合前に決定。各マッチは3ゲームを必ず行い(3-0または2-1)、獲得したゲーム数が8ゲームとなった段階で試合終了、8ゲームを先取したチームの勝利となる。
※リレー方式
<大会システム>
全56試合(ステージ1 32試合/ステージ2 24試合)
■第1ステージ
4つのグループに分けられる
2グループ、4チームの総当たり(6試合×2グループ)
2グループ、5チームの総当たり(10試合×2グループ)
■第2ステージ
第1ステージの各グループ1と2位が第2ステージに進出
8チームの総当たり戦
ただし、ステージ1で対戦したチームは再戦しない。ステージ1の結果はステージ2に持ち越される
<出場選手>
中国
男子:樊振東、林高遠、馬龍、王楚欽
女子:陳夢、孫穎莎、王曼昱、王芸迪
ドイツ
男子:マイスナー、スタンパー、ワルター
女子:シャン・シャオナ、ユアン・ワン、ウィンター
日本
男子:張本智和、曽根翔、戸上隼輔、吉山僚一
女子:張本美和、早田ひな、平野美宇、木原美悠
韓国
男子:アン・ジェヒョン、チャン・ウジン、イ・サンス、イム・ジョンフン
女子:チョン・ジヒ、キム・ナヨン、イ・シオン、シン・ユビン
フランス
男子:ゴジ、A.ルブラン、F.ルブラン
女子:ルッツ、パバド、ユエン・ジアナン
台湾
男子:林彦均、王晨又、楊嘉恩、葉致緯
女子:陳思羽、CHEN Ying-Chen、黄怡樺、李昱諄
香港
男子:陳顥樺、何鈞傑、林兆恒、黃鎮廷
女子:杜凱栞、李皓晴、呉詠琳、朱成竹
ポルトガル
男子:アビオドゥン、ゴメス、ラファエル
女子:LI Tiago、マトス、ピント、フ・ユ
エジプト
男子:ユセフ、エイ ベイアリ、サレ
女子:アルホダビー、ホダビー、ヘルミー
スウェーデン
男子:ALFREDSSON、A.シェルベリ、カールソン
女子:ベリアンド、ベリストレム、C.シェルベリ
ルーマニア
男子:E.イオネスク、O.イオネスク、イストラテ、MOVILEANU
女子:ディアコヌ、ドラゴマン、サマラ、セーチ
シンガポール
男子:チュウ・クラレンス、CHUA Josh Shao Han、パン・コーエン、クエック
女子:ウォン・シンルー、ゾン・ジエン、ジョウ・ジンイー
インド
男子:バンジャ、グローバー、シェティ、スラヴァッジュラ
女子:BAISYA、DUTTA、ゴーシュ、カマス
アメリカ
男子:リャン、N.NARESH、S.NARESH
女子:サング、ワン・エイミー、チャン・リリー
プエルトリコ
男子:アファナドール、BIRRIEL、ゴンザレス、ナランホ
女子:ブルゴス、A.ディアス、F.ディアス、M.ディアス
スロバキア
男子:ARPAS、ワン・ヤン、ゼリンカ
女子:バラージョバー、ククルコバー、ラボショバー
オーストラリア
男子:チェインバーズ、ディクソン、イ・ヨンフン
女子:ブロムリー、レイ・ジャンファン、TOWNSEND Danni-Elle
カナダ
男子:リー・エドワード、マヨロシュ、ワン・ユージン
女子:リャオ、XU Jessie、ジャン・モー