平野美宇 PHOTO:Itaru Chiba
2024年全日本卓球選手権大会<1月22日~28日/東京体育館> 26日、女子シングルス6回戦で平野美宇(23=木下グループ)が大藤沙月(19=ミキハウス)をゲームカウント4-0で下し、準々決勝に駒を進めた。
さらに、同時進行で行われていた伊藤美誠(23=スターツ)と木村香純(24=トップおとめピンポンズ名古屋)の試合は、伊藤がゲームカウント3-4で敗戦。
この結果、勝った平野は選考ポイントを50点加えて536点とし、負けた伊藤は20点の追加にとどまり、471.5点。これが選考ポイント対象最後の大会のため、平野がパリ五輪シングルス代表を事実上確定させた。
試合後、平野がインタビューに応じた。
■平野美宇 インタビュー
ーーパリ五輪シングルス代表内定した今の気持ちについて
まだ実感が湧いていないですが、まずはすごく嬉しいです。
ここまで来るには家族や監督、コーチ、チームのみんなの支えがなかったら来れなかったので、たくさんの方に恵まれているなと感謝の気持ちでいっぱいです。
ーー平野選手にとって2年弱あったパリ五輪シングルス選考レースどんなものだったか
最初は8位からスタートして、最初の選考会では試合終わりに廊下やみんながいるところで大泣きしたりなど恥ずかしいところをお見せしたなと思います。
東京五輪の時には味わなかった年下の選手が向かってくると言うことが今回はあったので、そういった難しさもありました。
その中でも自分を変えて掴みにいかなければいけないと切り替えて、前回の4年で達成できなかったシングルスの座を獲得できたことは、自分の中で一つ乗り越えられたことだと思います。
ーー東京五輪の選考レースから今日までを振り返って
東京五輪の時の気持ちをもう一度味わいたくないと頑張りました。
前回は苦しくて卓球から逃げたいと毎日思っていましたが、今回は逃げずにここまで準備してこれた。この2年で人間的にも大人になれたと思います。
ーーオリンピックを目指してからここまでの自分に声をかけるとしたら?
小さい頃からの夢だったオリンピック。リオで4番手で経験した時に羨ましい舞台だな、目標にしたいなと思いました。
そこからシングルス2枠に必ず入ると目標を持って頑張ってきたが、東京の前は全日本やアジアで優勝できて勢いがあった時だったのに3番手になってしまった。
もう一度チャレンジして前回と同じになってしまったらどうしようと言う気持ちを今回は乗り越えられたので、試合だけではなく今後の人生にも活きると思います。
ーーこれまでの自分との違い
4年前くらいの選考では本当に卓球が嫌いで逃げたくて、毎日どうやったら現実逃避できるか考えていたが、今回は準備の時から逃げずにできた。
頑張りが足りなかったと振り返るなら最初から頑張れと自分に喝を入れて、この選考レースを最後までできたことが4年前より成長できたことだと思います。
ーー今回の選考レースのターニングポイントは?
2022年の3回目の選考会で優勝できたこと。その大会で優勝して、今年の世界選手権で5位以内に入らなければ出遅れてしまうと分かっていたので、対戦が決まっていた伊藤選手の対策をして、勝って優勝できたことがターニングポイントでした。
ーー技術面で成長できたことについて
技術面では自信を持っているところもあったので、試合の運び方やどのように技術を発揮するかといったところが成長できた。
伊藤選手はそういったことが上手なので、勉強しながら自分にも取り入れていけたのがよかったです。
ーーパリへ向けて気持ちの変化について
自分の卓球人生でパリのオリンピックで個人戦に出場するんだと言う気持ちを強く持っていました。
それを達成することができたので、シングルスに出るからには中国人選手に勝って、銀メダル以上は取らないと面白くないなと思う。そういった姿をお見せできるように、1日ずつ成長したいです。
ーー平野選手にとってのオリンピックについて
小さい時から目指してきた舞台。何回も何回もギリギリのところで落ちてきたが、諦めないで根性でやれば目標や夢は叶うかもということを思ってもらえるような存在になれたらと思います。
ーーパリ五輪での目標
シングルスに出場するからにはメダルを取りたい。団体にも出場できるので、そこでは中国人選手に勝って金メダルを取りたいです。
会場:東京体育館
競技種目:
1.男子シングルス
2.女子シングルス
3.男子ダブルス
4.女子ダブルス
5.混合ダブルス
6.ジュニア男子シングルス
7.ジュニア女子シングルス