日本卓球協会は5日、都内でパリ五輪男女日本代表予定選手の各3名を発表。
女子ではすでにシングルス内定が決まっていた早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)。さらに団体戦要員として15歳の張本美和(木下グループ)が3人目に選ばれた。
張本は1月の全日本選手権で準優勝など急成長を見せ、伊藤美誠(スターツ)とのメンバー争いを制して、兄・張本智和(智和企画)との兄妹での五輪出場が決まった。対する伊藤は自身3度目の五輪切符に手が届かなかった。
■張本美和 インタビュー
Q. 今回の発表を受けて
選考会がはじまった当初は選んでいただけるとは思っていなかったですし、ここまで来られるのも自分でも本当にびっくりしていて、最初は本当に(五輪選考ポイントで)下の順位からはじまって、それが最後は4位まで来られて。
自分自身本当に成長できたと実感していますし、(推薦で)選んでもらったからには、しっかり責任感をもって頑張りたいと思うので、これから毎日、一日一日を大切に過ごしていきたいです。
Q. 女子代表のチームについて
私は最年少なので、早田選手、平野選手を見習って、恥じないようにチームに馴染んでいけたらいいなと思います。
Q. 目標としていたお兄さん(智和)との五輪。日本卓球界初の快挙です
発表されてすぐにお祝いのメッセージをくれて、本当に嬉しいです。
お兄ちゃんは先に決まっていたので、あとは自分が頑張るしかない立場だったので、一緒にいけるのは本当に嬉しいですし、頑張りたいという気持ちが大きいです。
Q. パリ五輪内定を受けて、これからの取り組みと目標
まだ信じられない、緊張やドキドキが大きいですけど、パリ五輪の舞台に立つときはしっかり胸を張って戦えるように、これから1日1日、自分を成長をさせて、パリ五輪という舞台で自分のプレーを発揮して、平野選手と早田選手を一緒にメダルを目指して頑張りたいです。
Q. オリンピックに対してどんな印象か
オリンピックは自分にとって夢の舞台ですし、本当に自分の夢そのものなので、まずは選んでいただけたのも本当に感謝していますし、まだ実感が湧いていないのであまり想像はできないんですけど、すごく楽しみな気持ちも今はあります。
Q.パリ五輪までにまだまだ成長できるか
自分はまだまだ成長、伸びしろがあるという風にしか考えていないですし、まだまだ誰と戦っても絶対に勝てるっていうものを持ってはいないので。
次の試合は世界卓球で、はじめて出場するんですけど、そこから経験をたくさん積んで、もっともっと自分を成長させるために、試合や練習をもっともっと頑張れば。
パリ五輪でもどんな状況、どんなドローになったとしても、自分自身しっかり乗り越えていくことができると思うので。たくさん試合をして、課題を見つけて克服できたらと思います。
Q.中国に勝って金メダルを倒すためにこの半年でできること
まずは先輩方がずっとこの世界のトップで戦う姿をずっと見ていたので、それが自分も背負う形になるというのは本当に責任感を持って戦わなければいけないので、かんたんな気持ちではできないので。
トップの選手たちのプレーを見て、自分に足りないものはどこかを見つめ直すのも大切ですし、自分にはいいところももちろんありますし、足りないところもまだまだたくさんあるので。
そこを自分でしっかり分析して、改善していければ、きっといろいろなトップの世界の選手にも通用する部分はあると思うので、しっかり自分を見つめ直して頑張りたいです。
Q.平野美宇とのダブルスについて
何回か(平野と)組ませていただいて、もちろんいいところや悪いところ、改善しなければいけないところがたくさん見つかりましたし、平野選手と右右(右利き同士)のペアでもあるので、左右(左利きと右利き)のペアの選手たちと(対戦するの)は少し難しい部分はもちろんあるんですけど。
逆にそこで自分たちの長所をもっと引き出して、もし相手に弱点を突かれたときとかは、そういうのをしっかり想定してたくさん練習をしていけば。平野選手となら、もっともっと強いペアにも勝てると思うので、自分にもすごい練習が必要だなと感じました。
Q.五輪を経験されている兄・智和や平野に聞きたい、参考にしたいこと
今本当に緊張と不安もある中で、けっこう質問しようと思えば何でも聞いちゃいそうなぐらい、わからないことだらけなんですけど。
まずは自分が足を踏み入れて感じて、そこでわからないことがあったり、もっとこうしたほうがいいんじゃないかっていうのは、経験者である平野選手に頼らせていただいて、自分ももっと五輪の選手として、堂々とできるようにしたいです。
Q.智和選手からのアドバイスは
一番アドバイスしていただいた言葉は、「自分をもっと信じて頑張って」。たくさんの選考会をやるたびに、決勝に行くときもそうですし、違う試合も、「もっともっと自分に自信を持って」と言ってくださって。
それが本当に自分の中でも力になりましたし、もっともっと自分を信じて戦うっていう気持ちが増えました。そこを一番、アドバイスしていただきました。
Q.兄妹で五輪に行けるとなり、ご両親からの反応は
兄妹の話はあんまりしていないんですけど、自分に「おめでとう」と言ってくださって、それと一緒に「もっともっと頑張らないとな」という話はしました。
Q.今月の世界卓球、五輪を見据えてどんなステップにしたいか
私ははじめての世界卓球に出場させていただくので。オリンピックもあるので、同じような感じで戦うこと、そしてまずは全力で自分の力を出し切って頑張ることが一番の目標ですし。オリンピックもあるので、責任感や覚悟をもって世界卓球に臨みたいと思います。
■パリオリンピック男女日本代表候補予定選手
<女子>
早田ひな(日本生命)団体・シングルス
平野美宇(木下グループ)団体・シングルス
張本美和(木下グループ)団体
<男子>
張本智和(智和企画)団体・シングルス
戸上隼輔(明治大学)団体・シングルス
篠塚大登(愛知工業大学)団体
パリオリンピック卓球競技は、開会式翌日の7月27日から8月10日までの15日間行われる。
その前に今月16日からは世界卓球も開幕し、上記の選手6名は出場予定となっている。

