日本女子 大健闘!53年ぶり歴史的勝利にあと一歩まで迫るも惜敗 価値ある銀メダル【世界卓球】

2024.02.25
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女子日本代表 PHOTO:Itaru Chiba

世界卓球2024団体戦<決勝 日本 2-3 中国 @韓国・釜山(2月16日~25日)>

24日、女子決勝で日本(世界ランク2位)が中国(同1位)にマッチカウント2-3で敗れ、5大会連続の銀メダルが確定した。

準決勝まで1人も負けずに勝ち上がり、5大会連続で決勝進出を果たした日本。その相手は5連覇中の中国だ。

男女を通じて、日本が最後に世界卓球団体戦で優勝したのが、1971年名古屋大会。それ以来53年ぶりの偉業を、当時と同じように中国を破って成し遂げられるか。

日本は準決勝と同様に、15歳の張本美和(木下グループ/同16位)を大一番の第1試合に抜擢。世界ランク1~3位を並べた中国と頂上決戦に挑む。

第1試合はその張本美和と、世界卓球2023女王で世界ランク1位の孫穎莎(23)が対戦。

第1ゲーム、張本はバッククロスを中心に強打を浴びて防戦。終盤はカウンターにつかまり5-11で先制される。

張本は2ゲーム目、緩急を付けた球や得意のバックストレートへのボールを決める。だが孫のサーブを再三ネットミスし、8-11で奪われる。

第3ゲームも孫の切れたツッツキにミスが出るなどし、1-4の場面でタイムアウト。その後はループドライブ、YGサーブと持てる技術を出すが及ばず、最後は豪快なフォアハンドを決められ、4-11で落として敗れた。

第2試合は2024年全日本女王の早田ひな(23=日本生命/同5位)と、東京五輪2冠の陳夢(30=同3位)との一戦。

まず陳夢はミドルやバック側を軸に攻め、さらに得意の快速ロングサーブで早田をのけぞらせる。第1ゲームは6連続失点もあり、6-11で先取される。

2ゲーム目は早田が多彩なサーブで待ちを外してリードし、長いツッツキも交えてチャンスはフォアで攻めまくり、11-8で取り返す。

ミドルの突き合いも早田が先手を取り、ネットインの球も執念で拾って第3ゲームもリード。フォア側も狙って猛追する陳夢から11-9で逃げ切る。

フォア側を突き台から下げようとする陳夢に対し、早田は飛びつきで前陣を死守し、陳夢を波状攻撃で防戦に追い込みマッチポイントを取るも、陳夢が脅威の粘りで10-10に。

お互いの技術を出し合う総力戦。12-12の場面で早田はフォア攻めに耐えて1本取り、最後は早田のツッツキがネットイン。日本人に4年無敗の女王から、8戦目での初勝利を飾った。

マッチカウント1-1で迎える第3試合は、世界卓球2017銅メダルの平野美宇(23=木下グループ/同18位)と、全中国選手権2連覇の王芸迪(27=同2位)が対戦。

第1ゲームは平野はサーブの変化で王のレシーブを惑わせ、さらにバックハンドの打ち合いで主導権を握って11-8で先制する。

だが2ゲーム目は王のアップダウンサーブに手を焼き、チキータへのカウンターを浴びる。しかし平野はバックハンドで粘って10-10に追いつき、小技で上回り13-11でここも取る。

第3ゲームは王の台上バックハンドなどで3-7とビハインドも、平野は前後のゆさぶりや緩急で10-10と並ぶ。最後はフォアドライブを突き刺して12-10とし、ストレート勝ちで日本が2勝目を挙げ、中国撃破に王手をかけた。

第4試合は早田ひなと孫穎莎、ともに2000年生まれの「黄金世代」2人のエース対決だ。

1ゲーム目は孫にフォアストレートへのエースボールを浴び、一気に流れをつかまれ3-11で落とす。次はカウンター攻勢で早田が4-2とリードするが、無理な体勢でも一撃必殺の快打を放つ孫に逆転され、7-11で奪われる。

後がない第3ゲームも4-6とリードされてタイムアウト。その後も変幻自在の世界女王に突き放され、6-11でここも取られて敗れた。日本は2勝2敗となり、53年越しのVは最後の試合に託された。

最終第5試合に登場するのは張本美和。世界卓球初出場の15歳にして、日本の半世紀ぶりの夢をかけて戦う。相手は東京五輪女王の陳夢で、これが初対戦だ。

張本は第1ゲームから先手必勝で陳夢のミドルを突き、さらに空いたフォア側を攻める。ストレートコースもぶち抜き、11-4で先制する。

第2ゲーム、張本はハーフロング気味の球で空振りを誘うが、陳夢の縦回転サーブの変化に苦しむなど、サーブレシーブから押し切られ7-11で落とす。

3ゲーム目は張本がコースや長短、回転の変化で揺さぶり8-6とするが、陳夢も対応し8-9の場面でタイムアウト。この後、陳夢のドライブを抑えきれず8-11で失う。

第4ゲームも陳夢のサーブレシーブに押され1-4となるが、バックストレート攻撃から4点連取で逆転。だが打ち合いで上回った陳夢に再逆転され、最後は陳夢にミドルへのロングサーブでエースを奪われ7-11となり、日本はあと一歩のところで敗れた。

早田と平野による歴史的2勝で、卓球ニッポンの夢を乗せた53年ぶりの金メダルに迫った日本。

5大会連続となる銀メダルが確定し、そのリベンジの機会は5か月後のパリの舞台となる。

<世界卓球2024団体戦 女子決勝>
日本 2-3 中国
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
張本美和 0-3 孫穎莎
5-11/8-11/4-11

<第2試合>
早田ひな 3-1 陳夢
6-11/11-8/11-9/14-12

<第3試合>
平野美宇 3-0 王芸迪
11-8/13-11/12-10

<第4試合>
早田ひな 0-3 孫穎莎
3-11/7-11/6-11

<第5試合>
張本美和 1-3 陳夢
11-4/7-11/8-11/7-11

世界卓球2024 団体戦 2024年2月16日(金)開幕!
パリオリンピック団体戦の出場権をかけた戦い!今年は団体戦!

開催地:韓国・釜山
大会期間:2024年2月16日(金)- 2月25日(日)