女子日本代表 左から大藤沙月、早田ひな、張本美和、長﨑美柚、橋本帆乃香 PHOTO:World Table Tennis
「第28回ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会2025」(以下、アジア選手権)がインド東部の古都ブバネーシュワルで10月11日(土)に開幕。
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15日(水)までの5日間にわたり男女団体戦が行われる。参加チームは男子22チーム、女子20チーム。
なお、今大会は来年開催される「世界卓球2026ロンドン」(団体戦)の予選も兼ねており、男女各上位16チームが出場権を獲得する。
前回大会の女子団体決勝で中国を下し優勝した日本は本戦トーナメント(チャンピオンディビジョン)のトップシードからスタート。12日(日)に行われる初戦の準々決勝で北朝鮮と対戦する。
北朝鮮はこれまで国際大会でたびたび"台風の目"となってきた難敵だ。
日本は世界ランク7位の張本美和(木下グループ)を筆頭に、大藤沙月(ミキハウス/同10位)、橋本帆乃香(デンソーポラリス/同11位)。
早田ひな(日本生命/同14位)、長﨑美柚(木下アビエル神奈川/同15位)という布陣で北朝鮮を迎え討つ。
一方の北朝鮮は、パリ五輪混合ダブルス銀メダルのキム・クムヨン(世界ランク42位)を中心に、チャ・スヨン(同486位)、パク・スギョン(同508位)、チェ・ヨンイム(世界ランクなし)の4人。
国際大会への出場回数が少ないため、世界ランクだけでは実力を測りにくいチームだ。
その中で鍵を握るのは、やはりエースのキム・クムヨンだろう。
キムはフォア面に表ソフトラバー、バック面に粒高ラバーを貼る変則型のプレーヤーでミスが少なく安定感が持ち味。
前回大会では張本がシングルス決勝で敗れたが、翌年の「世界卓球2025ドーハ」では3回戦で張本がキムをゲームカウント4-3で破り雪辱を果たした。一度攻略に成功している張本の存在は、日本にとって大きな強みとなる。
日本が北朝鮮を下して準決勝に進むと、次の相手はインドになる可能性が高い。
インドは、第1ディビジョン(リーグ戦)と第2ディビジョン(トーナメント)を勝ち上がったチームのいずれかと準々決勝を戦う。
メンバーはアクラ(世界ランク39位)、バトラー(同44位)、チタレ(同86位)、ゴルパデ(同89位)、ゴーシュ(同102位)という顔ぶれ。
インド勢は異質ラバーの使い手が多く、相手のリズムを崩して翻弄するプレースタイルが特徴だが、今回もアクラ、バトラー、ゴルパデがフォア裏ソフト・バック粒高という変則型のプレーヤー。彼女たちの術中にはまらないことが重要となる。
日本がインドに勝利して決勝に進めば、最後に立ちはだかるのはやはり中国だ。
中国は孫穎莎(世界ランク1位)、王曼昱(同2位)、陳幸同(同3位)、蒯曼(同4位)、王芸迪(同5位)という鉄壁の布陣を誇る。
昨年は当時16歳の張本が1番で王芸迪を撃破。続く3番で平野美宇(木下グループ/同33位)が陳幸同を破り、4番で再登場した張本が絶対女王・孫穎莎を逆転で下すという歴史的快挙を成し遂げ、日本女子が50年ぶりの金メダルを手にした。
果たして日本は再び中国を打ち破り、2連覇を達成できるのか。日中頂上決戦の再現に期待が高まる。
(文=高樹ミナ)
■試合形式
1.団体戦で行われる
・男子団体(Men's Team, MT)
・女子団体(Women's Team, WT)
2.1st Division
前回アジア選手権の上位6チームを除くすべてのチームを、3~4チームのグループに分ける。
・ 第1ステージでは、各グループが総当たりで対戦し、順位を決定する。各グループ1位が第2ステージに進出。
・ 第2ステージでは、ノックアウト方式で対戦し、上位2チームがChampion Division に進出。
3.Champion Division
・前回アジア選手権の上位6チームと、1st Divisionから勝ち上がった2チームでノックアウト方式のトーナメントで行い最終順位を決める
4.団体戦のマッチ順序は次のとおり
・A vs X → B vs Y → C vs Z → A vs Y → B vs X
・すべてのステージは 5ゲームマッチ(best of 5) で行われる。
5.本大会は、世界卓球2026の予選大会である。