男女日本代表がシード順位決定戦に登場!世界卓球2026ロンドンで大幅変更。本戦シードに直結する新予選方式を徹底解説

2026.05.02
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<2026年4月28日(火)~2026年5月10日(日)世界卓球100周年大会@ロンドン>

記念すべき100周年大会として開催される「世界卓球2026ロンドン」(団体戦/4月28日・開幕/5月2〜10日・日本戦)。この節目にITTF(国際卓球連盟)は試合フォーマットを刷新する。

最大の変更点は予選方式だ。前回大会の世界卓球2024釜山との違いを整理しながら、新たな予選方式について解説したい。

出場チーム拡大に伴う予選方式の変更

釜山大会で40だった出場チーム(国・地域の協会)はロンドン大会で64チームに増える。そこから決勝トーナメントに進めるのは32チーム。予選リーグの段階で半数が姿を消すこととなる。

予選リーグは「ステージ1」と呼ばれ、世界ランク上位7チームに開催国イングランドを加えた計8チームが「ステージ1A」、残る56チームが「ステージ1B」に分かれる。

日本は世界ランク2位の女子、同4位の男子ともにステージ1Aに入った。組み合わせは今年1月の抽選会で確定している。

【ステージ1A・女子】
グループ1:中国(1位)、韓国(3位)、台湾(6位)、ルーマニア(7位)
グループ2:日本(2位)、ドイツ(4位)、フランス(5位)、イングランド(57位)

【ステージ1A・男子】
グループ1:中国(1位)、スウェーデン(3位)、韓国(6位)、イングランド(23位)
グループ2:フランス(2位)、日本(4位)、ドイツ(5位)、台湾(7位)

【ステージ1B・女子/男子】
グループ3〜16:世界ランク8位以下の56チーム(4チーム×14グループ)

釜山大会では男女各40チームが5チームずつ8グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの1位通過チームが決勝トーナメントのラウンド16(2回戦)、2・3位通過チームがラウンド24(1回戦)へ進み、4・5位のチームは予選落ちとなった。

一方、ロンドン大会ではステージ1Aの全8チームが決勝トーナメントへ進むことができる。

また、ステージ1Bからは計24チームが決勝トーナメントへ進出。その内訳は各グループ1位通過の14チームと2位通過の成績上位6チーム。さらに残り8チームによるプレーオフを勝ち抜いた4チームが加わる。


シード順位決定戦の意味合いがより強くなった新予選方式

新たな予選方式の採用によって、ステージ1Aの日本は予選敗退のリスクがゼロになった。

ただし、予選リーグの通過順位が決勝トーナメントのシード順に直結するため、1位通過へのプレッシャーはより大きくなったと言える。

女子が6連覇、男子に至っては11連覇という圧倒的な強さを誇る中国は、グループ1での1位通過が濃厚だ。

女子のメンバーは世界女王の孫穎莎(世界ランク1位)を筆頭に王曼昱(同2位)、陳幸同(同3位)、蒯曼(同7位)、王芸迪(同8位)という強力な布陣。

対する日本女子は、グループ2での1位通過の可能性が極めて高い。

メンバーは17歳にして世界ランク5位につける張本美和(木下グループ)、2024年パリ五輪銅メダルの早田ひな(日本生命/同11位)、世界を魅了するカットマン橋本帆乃香(デンソー/同15位)。

世界卓球団体3度目出場の長﨑美柚(木下グループ/同16位)、選考会優勝で世界卓球初代表の面手凛(日本生命/同125位)というフレッシュな顔ぶれ。

前回大会は決勝で中国をフルマッチに追い詰めながら、あと一歩のところで惜敗した。それだけに今大会こそ「打倒中国で金メダル」の思いは強い。

予選リーグで警戒が必要だとすれば、ドイツ。アンチラバーを武器に今季飛躍を遂げたウィンター(同9位)、カットマンのハン・イン(同19位)らベテランの経験値は大舞台で侮れない。

一方、日本男子のいるグループ2は激戦必至。

弟・フェリックス(世界ランク4位)と兄・アレクシス(同12位)のルブラン兄弟が主軸のフランスは前回決勝に進み、中国に敗れたものの堂々の銀メダルを獲得した。

また、チウ・ダン(同10位)やドゥダ(同13位)ら実力者ぞろいのドイツ、絶対エースの林昀儒(同7位)に加え若手も台頭してきた台湾も強敵だ。

これに対し日本は、エースの張本智和(トヨタ自動車/同3位)、今月5日に決勝が行われたITTFワールドカップ マカオで世界王者の王楚欽(同1位)と互角の戦いを見せ銀メダルに輝いた18歳・松島輝空(個人/同8位)。

世界卓球2025ドーハでダブルス金メダルの戸上隼輔(井村屋グループ/同18位)と篠塚大登(東都観光バス/世界ランク31位)、選考会優勝で自力出場を勝ち取った宇田幸矢(協和キリン/同27位)という布陣で、前回大会ベスト8の雪辱を誓う。

なお中国は王楚欽、林詩棟(同6位)、梁靖崑(同21位)、向鵬(同15位)、周啓豪(同20位)というメンバー。

王楚欽の壁は高いが、2番手の林詩棟以下は互角以上に渡り合える相手で、決勝トーナメントで対戦することになれば中国超えも十分に狙える。

それよりも、鍵を握るのは欧州勢の攻略だろう。

予選リーグで対戦するフランスとドイツに加え、決勝トーナメントでは世界ランク2位のモーレゴードや世界ランク以上の実力を持つシェルベリ(同33位)らのいるスウェーデンとの対戦も想定される。

100周年大会の節目に日本悲願の金メダル獲得なるか。まずはその道筋を左右する予選リーグに注目だ。


(文=高樹ミナ)

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