五輪メダリストの伊藤美誠 日本代表を離脱「一人の人間として自分自身を見直す時間にしたい」

2026.10.17
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伊藤美誠(c)SANKEI

東京五輪の卓球混合ダブルス金メダリストの伊藤美誠(スターツ)が、10月1日付けの日本卓球協会2026年度 後期 女子ナショナルチームから外れた。

代表選手に名を連ねたのは、張本美和(木下グループ/世界ランク3位)、早田ひな(日本生命/世界ランク6位)、大藤沙月(ミキハウス/世界ランク13位)、佐藤瞳(日本ペイントグループ/世界ランク8位)。

橋本帆乃香(デンソー/世界ランク14位)、長﨑美柚(木下グループ/世界ランク18位)、面手凛(日本生命/世界ランク88位)の7人。

前期代表だった伊藤に代わり、今月のWTTチャイナスマッシュ(10月1〜11日)女子シングルスで、日本女子として初めて決勝へ進み準優勝したカットマンの佐藤が代表復帰を果たした。

佐藤の代表入りは2023年4月以来、3年半ぶり。

そして、驚くべきは、伊藤の名前が代表候補選手にもなかったことだ。本来であれば、11日時点で世界ランク25位の伊藤が入っているはず......。

そこで伊藤に理由を尋ねると、今の気持ちを文面で聞かせてくれた。

「今後のことを考えながら日々を過ごす中で、日本代表を離れてまっさらな状態で考えられる環境に身を置きたいと考えるようになりました。卓球だけでなく一人の人間として自分自身を見直す時間にしたく、これからの人生を幅広く考えたりチャレンジしたい想いもあり、今回の決断に至りました」

21日で26歳になる伊藤。彼女が初めて日本代表として国際舞台で脚光を浴びたのは、世界卓球2015蘇州(個人戦)だった。わずか15歳で女子シングルスベスト8入りを果たし、女子の史上最年少記録を打ち立てた。

そして、翌2016年リオデジャネイロ五輪でオリンピックデビュー。女子団体で銅メダルを獲得し、2021年に行われた東京五輪では、水谷隼さんとペアを組んだ混合ダブルスで金メダル、女子団体で銀メダル。

そして女子シングルスで日本女子初のメダルとなる銅メダルを獲得。一大会で3つのメダルを手にする偉業を達成した。

東京五輪後は国際大会の出場数をセーブしていたが、世界卓球2025ドーハ(個人戦)では女子シングルスで自身初のメダルとなる銅メダルに輝く。

さらに今年9月のアジア競技大会でも代表メンバーとして女子団体銀メダル獲得に貢献するなど、活躍を見せていた。

数々の功績を残してきた伊藤が、今後の競技活動についてどんな答えを出すのか。じっと見守りたい。


文=高樹ミナ

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