2017.09.16

水谷、丹羽、石川が準々決勝進出! 平野はプレーオフで復活に懸ける【アジア杯】

石川佳純 /Kasumi Ishikawa (JPN)

 インド・アーメダーバードで開幕した「第30回アジアカップ卓球大会」は初日の15日、4人総当たり戦の第1ステージ(予選リーグ)を行い、第1~3グループのそれぞれ上位2人が第2ステージ(決勝トーナメント)の準々決勝へ進出。日本人選手は第3グループの水谷隼(木下グループ)が全勝で1位通過、第1グループの丹羽孝希(スヴェンソン)は2勝1敗でやはり1位通過、女子も第3グループの石川佳純(全農)が全勝で1位通過を果たし、準々決勝へ駒を進めた。

 一方、女子第1グループの平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)は1勝2敗で3位となりプレーオフへ。プレーオフでは各グループ3位の選手とコンチネンタルグループと呼ばれる第4グループ1位の選手、計4人によるトーナメントを行い、勝ち上がった2人が第2ステージの準々決勝へ進める。復活に懸ける平野の相手は第4グループを1位通過した地元インドのバトラ。プレーオフ、準々決勝とも16日に行われる。


【卓球・女子世界ランク 石川佳純が日本人最高位に返り咲き】


公式戦2カ月ぶりの平野、予選リーグ通過できず涙

 7月のワールドツアー・オーストラリアオープン以来、約2カ月ぶりの公式戦に臨んだ平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)は試合勘を取り戻すのにやや苦労したのだろうか。第1ステージ(予選リーグ)初戦はシンガポールのベテラン、ユー・モンユをゲームカウント3-1で下したものの、予選リーグ最大の難敵、世界ランク3位の朱雨玲(中国)にストレート負け。バックハンドにミスが目立ち、防戦一方となった。

 さらに続く杜凱キン(香港)ではウォーミングアップ前、台が歪んでいると平野が審判に申し出て試合開始が15分近く遅れる場面があったが、当初の第4テーブルから第3テーブルへ移動して試合は無事に開始。だが平野は第1、3ゲームを奪ったものの、やはりバックハンドにミスが連発しリズムをつかめず、フルゲームの末に敗れた。

 このアジアカップには、来月カナダで開かれる女子ワールドカップ(10月27~29日)の予選の意味もある。ワールドカップといえば昨年、平野が史上最年少優勝を果たし、その後の快進撃の幕開けを告げた大会。自身も出場はもちろん連覇がかかっていただけに、アジアカップの予選リーグを通過できなかった悔しさは並大抵ではないだろう。試合後はベンチコーチに入った女子日本代表の馬場美香監督と張成コーチの前で涙をこぼした。

 しかし、チャンスはまだプレーオフに残されている。実際、昨年の同大会ではプレーオフから勝ち上がった帖雅娜(香港)が決勝トーナメント4位に入りワールドカップに出場した例もある。平野には気持ちを切り替え、持ち前の底力を見せてほしい。

(文=高樹ミナ)

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