2017.12.17

準々決勝で世界ランク3位に惜敗の張本。東京五輪へ「世界ランク1位」発言も!?【グランドファイナル】

 劇的勝利まであと一歩だった。大会3日目の16日に行われた「グランドファイナル」<12月14日~17日/カザフスタン・アスタナ>男子シングルス準々決勝で、第1シードの世界ランク3位のオフチャロフ(ドイツ)と対戦した張本智和(JOCエリートアカデミー)は、今季ワールドツアー最多の4勝を挙げている強豪をフルゲームに追い詰めたものの、最後は力の差を見せつけられ惜敗。

張本智和/Tomokazu Harimoto (JPN) 写真:長田洋平/アフロスポーツ

 第1ゲームを先取されてから、交互にゲームを奪い合った試合展開を振り返り、「取ったゲームは全部競って取ったが、取られたゲームはだいたい出足で離された。ロングサーブを出したり工夫もしたが、しっかり出足で(ポイントを)取る相手の実力が上だった」と悔しさをこらえて振り返った。

 確かに張本が奪われた計4ゲームのうち、特に第3、5ゲームのオフチャロフは見るからにギアを上げポイントを連取。勝負どころを確実に押さえてくるあたり、張本の言う実力の差に加え経験の豊富さも感じさせた。それに比べて張本は大事な場面でミスが出て勢いに乗り切れず、「ツッツキとかチャンスボール、ストップなどのミスで簡単に点を取られてしまった」と本人も話している。


【動画】卓球・グランドファイナル 張本智和 世界ランク3位とのフルゲームの激闘


 だがその一方では、ラリーの成長に言及し、「相手のタイミングを狂わせたり、フォアに揺さぶられても、以前はブロックで対処して、そこから点を取られていたが、しっかりドライブできるようになってきた」と自信をつけている様子。対オフチャロフ戦についても、今年2月のインドオープン決勝でストレート負けしたことに触れ、「(当時オフチャロフは)雲の上の存在だったが、今回は絶対に勝たなきゃいけない相手だった。1年でここまで成長できたのは良かったし、それはラリーで強くなれたからだと思う」とも自己分析した。

張本智和/Tomokazu Harimoto (JPN) 写真:長田洋平/アフロスポーツ

 ちなみにそのオフチャロフはこの日、年明け1月1日から新システムとなる世界ランクで、現在の3位から1位にランクアップすることがITTF(国際卓球連盟)から発表された。実に34カ月間、世界ランク1位に君臨し続けた馬龍(中国)から王座を奪う格好だ。そうした中、現在世界ランク17位の張本は今年、トップ10位入りを目標にしてきたが、「今はオフチャロフや許シンなどトップ選手にも勝てそうになってきた。来年は世界ランク1位を狙うくらいの気持ちで臨みたい」との強気発言も。「来年の結果は2020年東京五輪の代表選考につながると思うので、誰にでも勝てる実力をつけていきたい」と並々ならぬ意気込みを口にした。

 その他、日本人の結果は女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツSC)が陳幸同(中国)に1-4で敗退。大会最終日の本日17日は男女ダブルス決勝に進出した早田ひな(日本生命)/伊藤美誠(スターツSC)と森薗政崇(明治大学)/大島祐哉(木下グループ)の優勝に期待がかかる。

(文=高樹ミナ)

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