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外の世界は考えていた以上に彼を驚かせた。初めての海、初めてのドライヴイン・シアター、初めて見るたくさんの映画、初めて体験するロブスター漁。そして、外での初めての仕事―リンゴ園での収穫作業はホーマーに多くの事を教えてくれた。
彼は、リンゴの収穫とともに移動する労働者たちと、“サイダーハウス”と呼ばれる小屋で寝起きを共にした。収穫作業のボスであるミスター・ローズとその仲間たちが彼と一緒だった。ミスター・ローズはボスとしてホーマーに様々なルールを教えてくれた。そして、サイダーハウスの壁に掲げられた注意書きを見ながらこう言った。
「これを書いたのはここに住んだことのない奴だ。
俺たちのルールは俺たちで決めるだけだ」
リンゴ園での生活に慣れてきた頃、ウォリーが再び戦地に戻ることになった。残されたキャンディはその寂しさを紛らすためにホーマーをいろいろなところに連れて行く。どんなものにも新鮮な驚きを見せる純粋なホーマーに、キャンディは次第に友達以上の感情を抱き始めていた。そしてホーマーも明るく奔放な彼女に、初めて抱く感情を隠せずにいた。ある日、二人はその感情を抑えることができず結ばれてしまう。収穫も終わり、ミスター・ローズたちは新しい収穫地へと旅立っていった。そのままリンゴ園に残ったホーマーとキャンディは、ウォリーのことが頭の片隅から離れないままに恋人のように愛し合う。ホーマーはこの土地で自分がいままで感じたことのない充実した生活を送っているとラーチに手紙を書いた。それが恋をしていることだと気づいたラーチは、ホーマーはもう帰ってこないと嘆くのだった。
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