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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

◆グォ・ヨウ/福貴(フークイ)

グォ・ヨウは、1957年、俳優の両親のもとに生まれた。文化大革命後に学院が再開されると、彼は、国家演劇団に入団させられ、そこで、政府宣伝演劇や、歌劇のトレーニングを受けた。その後、テン・ウェイジの「The Ballad of the yellow River」(89年)で、映画界に登場。中国ゴールデンルースター助演男優賞を受賞する。彼は、コメディに通じており、その何食わぬ表情での演技が、テレビや映画界で受け、中国全土で人気を博している。その他の作品に、チェン・カイコー監督の「さらば、わが愛/覇王別姫」とシア・ガン監督の「AFTER SEPARATION」がある。
「フークイは、甘やかされて育ち、現実感覚のない男。しかし、立ちはだかる問題の前に、彼は強くなり、最終的に威厳を備えていく。彼の成長は、ゆっくりとしたものだが、着実に責任感というものを身につけていく。彼の人生における、最たる幸運は、妻のチアチェンの存在だ。彼は、自分で物事を決定していくが、彼女なしには路頭に迷ってしまうだろう。彼に、人生の意味を教えるのは、彼女だから。
コメディの演技を勉強をしたね。チャン・イーモウは、映画の中に、ユーモアの雰囲気を漂わせたかったのさ。それで僕に、その部分を演じさせた。彼は、フークイを他人が同情してしまうほど不器用で、奇妙な存在にしたかったんだ。ただ、僕のスタイルは控えめで、個人的にも微妙な演技が好きなわけだけど、この映画のために、内面をさらけ出して、バカになろうと努力したよ。チャン・イーモウは、彼が経験した惨劇の理不尽さを、コメディを使って表現した。僕はとてもそれに共感できるし、新鮮な経験となった。」

◆コン・リー/家珍(チアチェン)
コン・リーは、1965年、瀋陽に生まれ中国山東省の省都、済南で育つ。85年に、演劇を学ぶために、中央学院のドラマコースに入学し、講師として学院に残り、89年に卒業する。彼女は、この時「紅いコーリャン」の主演を探していたチャン・イーモウの目にとまった。この衝撃のデビューから、コン・リーはスターへの階段を登り始める。91年にはチャン・イーモウ監督の「紅夢」で、ベネチア映画祭銀獅子賞を受賞する。翌92年「秋菊の物語」では、ベネチア映画祭金獅子賞を受賞。この時、コン・リーは、最優秀主演女優賞を受賞。最近の主演には、93年にカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したチェン・カイコー監督の「さらば、わが愛/覇王別姫」「始皇帝暗殺」(98)がある。
「チアチェンは、映画のタイトル(“活着”:「活きる」)の化身ですね。決して絶望することなく、どんな時でも苦難を乗り越えようと、力と忍耐力をふり絞ります。彼女に、家族を生き延びさせる力はありませんが、彼女なしに、救いはないのです。彼女こそが魂であり、生命の根幹。疑い深い所はありますが、彼女の家族が生きていくためには必要な存在なのです。チアチェンは、中国の、貧しい人々の魂でもあると思います。わずかなものしか持たない者が、何かを失った時の喪失感は、大きいものです。ごく小さなものでも致命的になる。チアチェンは、このことをよく分かっています。そんな中でも彼女は、救い主であり決して希望を絶やさない。私は母親ではないので、自分の経験からこの役を演じることは、出来ませんでした。ただ、自分の直感に従って演じました。私は、かんしゃく持ちな性格なので、激しい感情を表現するのは苦になりませんでした。この本当に純朴な女性を演じられたことに、喜びを感じます。チアチェンは、どんな時でも平穏の中にいる女性なのです。



【キャスト】

福貴/グォ・ヨウ
家珍/コン・リー
町長/ニウ・ベン
春生/グオ・タオ
二喜/ジアン・ウー
龍二/ニー・ダーホン
鳳霞(大人)/リウ・ティエンチー
鳳霞(10代)/チュアン・ルー
鳳霞(子供)/シャオ・ツオン
有慶/ドン・フェイ
福貴の父/フアン・ヅォンルオ
福貴の母/リウ・ヤンジン
全さん/リー・リャンイー
王医師/ツヤオ・ユイシウ
女医/ツヤン・カン

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