青学テニス部員たちが練習に励んでいたある日、手塚とリョーマは二人だけで高架脇のテニスコートで打ち合った。それは「お前は、青学の柱になれ」という部長としての手塚からのメッセージでもあった。だが手塚に完膚なきまでに叩きのめされ、ショックを隠せないリョーマは、その日以来部活に姿を現さなくなってしまう。テニスをする気になれず、ただ時ばかりが過ぎていく日々…。
一方、手塚は主治医に肘の故障を指摘され、得意の“零式ドロップショット”を打つことを止められてしまう。「どうしても今のチームで全国大会に行きたい。たとえ自分の腕がどうなろうとも……」。爆弾を抱えた左腕を押えて悩む手塚。
いよいよ関東大会を一週間後に控えた日、手塚は初戦の相手がカリスマ部長・跡部景吾率いる昨年の準優勝校・氷帝学園であることを告げたうえで、レギュラーメンバーを発表した。その中にはリョーマの名前もあったが、彼はアメリカへ帰ると言い出してしまう。青学メンバーとリョーマの間に不穏な空気が流れたとき、突然ひとりの男が乱入してきた。暴力事件で退学した元青学テニス部員のエガテ・マクラウド・檜垣だった。今は氷帝学園の選手であることを名乗り、リョーマを挑発して檜垣はさっていった。彼は、紫音の兄でもあった。
病院帰りに妹の紫音を励まして勝利を誓う檜垣。リョーマの起用が正しかったのかと苦悶する手塚。そして初めて去来する複雑な想いに戸惑うリョーマ。それぞれの想いが交錯する中、ついに迎えた関東大会。青学と氷帝の試合は壮絶な死闘になった。大石・菊丸“黄金ペア”の善戦、乾・海堂ペアの粘り強い闘志、河村の負傷、天才・不二のプレイ…。観客席には、まさにアメリカ出発当日、彼らの闘いを見つめるリョーマがいた。青学の勝利を背負って懸命に闘う先輩たちの姿を見て、自分勝手だったリョーマの心に、仲間を想う気持ちが少しずつ芽生えていく。
4試合が終わり両者拮抗している中、続くシングルス1は手塚vs跡部の部長同士の対戦となったが、跡部は手塚の腕の故障をすばやく見抜き、持久戦で勝負を挑む。激しいラリーで腕を痛めつつも、青学の勝利のために禁じられていた“零式ドロップショット”を放つ手塚!秘技“破滅への輪舞曲”を炸裂させる跡部!
1時間半にも及ぶ死闘の末、青学と氷帝はタイになり、決着はリョーマvs檜垣の控え選手同士の対戦に持ち込まれた。手塚と先輩達の熱い想いを胸に、立ち上がるリョーマ。妹のためにコートに向かう檜垣。リョーマと兄の闘いを見守る紫音。
今、運命の決戦が始まる―!!