【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」

2016年2月24日

【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」
少しかしこまった仕事の打ち合わせをしたいとき、日常空間から離れてゆっくり休息したいときなど、それぞれの用途やシーンによって使い分けたり、ふらっと立ち寄ってみたくなる喫茶店があります。
【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」
2016年で創業63年を迎える、昔ながらのタンゴ喫茶店「ミロンガ ヌオーバ」を紹介します。
【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」
同店は炭火焙煎コーヒーと世界のビール、そしてタンゴコレクションを堪能できる神保町きっての老舗喫茶店。細い路地を挟んだはす向かいには、系列店のカフェバー「ラドリオ」があり、両店の重厚なレンガ造りの外観が古き良き昭和の香りを漂わせています。
【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」
店内に入ると、ウッディ調の内装やテーブル、タンゴ関連の写真や年季の入ったバンドネオンに加え、アルゼンチンタンゴのBGMがお出迎え。レコードならではの、良い感じにかすれた音に趣を感じます。 ちなみに、店名の『ミロンガ・ヌオーバ』は音楽ジャンルとしてのミロンガから由来したものなんだとか。
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昔の喫茶店は席と席の間隔が狭く、テーブルが小さかったりすることもありますが、ゆったりとしたスペースを確保。店長の浅見加代子さんは次のように話します。 「20年前に改装したときに、お客さんが書き物ができるように広いテーブルに変えました。昔から変わらないとよくお客さんに言われるのですが、実はちょこちょこ変えています。当時はタンゴが流行っていたのでタンゴが一番のウリでした。ただ、改装に合わせて世界のビールを取り扱ったり、コーヒーも炭火焼の本格的なものに変えたりと、新しい要素も加えました。 そうすると、若い女性の方も1人でフラッと入ってきてくれるようになり、客層の幅が広がってきたように思います。それでも、学生時代に利用してくれていた60~70歳のタンゴ世代のお客さんが、いつ来ても変わらない安心感を抱いてくださるのは、一貫してタンゴのBGMとそれが醸し出す雰囲気を守り続けているからだと思います」(浅見さん)
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一口にタンゴと言っても、一般的なショーダンスで使われるようなアップテンポの曲もあれば、ゆったりとした曲調のもの、ギターのみで奏でられたもの、ボーカルが入ったものなど、モダンから古典までさまざま。浅見さんは「タンゴが流行った時代を知らない若い世代の人たちにも、タンゴの魅力を知ってもらえたら」と言います。
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写真(右)はアルゼンチンタンゴ界で有名なフランシスコ・カナロが、1961年に新宿コマ劇場に来たときのもの。来日はこれが最初で最後という、貴重な一枚です。
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その場で豆を挽き、ペーパードリップでじっくり丁寧に淹れるミロンガブレンド(600円・税込)は、酸味控えめで少しの苦みと深いコクが特徴。
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コーヒーは、世界的に有名なイギリスの陶磁器メーカー・WEDGWOODのカップで提供されます。どの柄で運ばれてくるのかもお楽しみの一つです。
【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」
本日のケーキはイチジクのタルト(400円・税込)。しっとりとした生地に、セミドライのイチジクの粒々とした食感がアクセントになっており、甘さ控えめで上品な味わいです。 昔は近隣の大学のタンゴ研究会の溜まり場だったという同店ですが、神保町と言えば本の街。本を片手にゆっくりコーヒーをたしなみながら、めくるめくタンゴの世界にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。 【混雑状況】 混雑のピークは土日祝。休日は終日にぎやかだが、平日夕方だと落ち着いてタンゴを聴くことができるのでオススメ ■喫茶店データベース
【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」

【コーヒーデータ】

価格
ミロンガブレンド600円(税込)
淹れ方
ペーパードリップ
豆の種類
企業秘密
おかわりの有無
なし
【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」

【メニューデータ】

モーニング
なし。終日一律の値段で提供している
セットメニュー・ランチ
なし。終日一律の値段で提供している
ディナー
平日18時から限定で、下記メニューより3品(ミニサイズ)をセットで600円(税込)で提供 キャラメルポップコーン/ミックスナッツ/ビーフジャーキー/チョコレート/ドライフルーツ/オリーブ
軽食・デザートの種類
ジャンバラヤ/ピザ/スープ/シナモントースト/ガーリックトースト/ケーキ/バニラアイスクリーム/ポップコーン/ミックスナッツ/ビーフジャーキー/チョコレート/ドライフルーツ/オリーブ/ブルーチーズ/レーズンバター/タコスチップ/ピクルス/チーズ盛り合わせ/チリサーディン/ソーセージ盛り合わせ
オススメ
「本日のケーキ」(400円・税込)と「ミロンガブレンド」(600円・税込)の組み合わせは、同店で一番よく出るイチオシメニュー。静岡の菓子店から取り寄せるなど、おいしいと思ったケーキをそれぞれ各店から仕入れている。プリン生地にパンを入れて焼いたパンプリンケーキの「ディプロマットショコラ」は、同店の手作り。ケーキは日替わりなので、来るたび違う味を楽しめる。ビールはベルギーの「ギロチン」(950円・税込)や、ドイツの「レーベンブロイ」(600円・税込)、季節限定ものなど常時30種類以上を用意。「ブルーチーズピザ」(400円・税込)と共に一杯飲む人も多いそう
【喫茶店を訪ねて】アルゼンチンタンゴの音色が響く神保町の「ミロンガ ヌオーバ」

【店舗案内】

座席数(禁煙席・喫煙席)
49席(禁煙31席・喫煙18席) 平日は18時まで、土日祝は終日分煙
長時間の利用
2~3時間利用する客は多い。落ち着いている時間帯ならゆっくりしていくことは可能
PCの電源利用
不可
購買雑誌
ラティーナ(ワールドミュージック・音楽情報雑誌)
購買新聞
読売新聞/スポーツニッポン
備考
タンゴ関係の書籍や常連客が執筆した書籍が置かれている
BGM
同店はタンゴ喫茶なので、常時アルゼンチンタンゴが流れている

【店舗データ】

店名
ミロンガ ヌオーバ
住所
東京都千代田区神田神保町1-3
最寄り駅
各線「神保町」駅A7出口より徒歩2分 JR「御茶の水」駅から徒歩7分
電話番号
03-3295-1716
営業時間(祝日・年末年始・深夜料金など)
平日10時30分~22時30分、土日祝11時30分~19時00分、年末年始休