その食べ方、もったいない! 効果が得られる納豆の食べ方教えます

2016年7月5日

その食べ方、もったいない! 効果が得られる納豆の食べ方教えます
7月10日は「なっ(7)とう(10)の日」。納豆の消費拡大を目指し、関西納豆工業協同組合が制定した関西限定の記念日なんだそう。和朝食の定番ともいえる納豆は、日本の伝統的な発酵食品です。苦手という人も少なくありませんが、その栄養価の高さは言うまでもありません! 健康維持に、ダイエットに大活躍の納豆ですが、食べ方次第では効果が発揮されないことも!? 栄養効率の良い食べ方を知って、納豆のパワーを余すことなく取り入れちゃいましょう!

栄養満点! 納豆は日本が誇るスーパーフード

古来より日本で食べられている納豆は、私たちの体に必要な栄養がバランスよく含まれた健康食です。具体的には、細胞の成長や再生を促すビタミンB群、新陳代謝や老化防止の効果が期待できるポリアミン、腸内環境を整える食物繊維、骨の健康に不可欠なカルシウムのほか、女性ホルモンのバランスを整えるイソフラボン、肌荒れの改善に役立つ納豆に含まれる大豆レシチンなど、女性に嬉しい栄養素も! さらに、注目すべきは「ナットウキナーゼ」。名前からも分かるように、納豆から発見されたたんぱく質分解酵素で、納豆にしか含まれない特別な栄養素です。あの独特のネバネバ(納豆の糸)に含まれているナットウキナーゼには、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を予防する効果があるそう。普段の食事で病気が防げるなら、毎日でも食べたくなっちゃいますよね! でも、食べ方次第では、その効果が得られないことがあるみたいなんです……。

実は○○に弱いナットウキナーゼ

その食べ方、もったいない! 効果が得られる納豆の食べ方教えます
納豆チャーハンに納豆パスタ、納豆オムレツ……納豆好きなら、いろいろな料理と納豆を合わせて楽しんでいるはず。しかし残念なことに、それらの食べ方は納豆の良いところを台無しにしている可能性が!! なんと、ナットウキナーゼは熱に弱く、水分が多い状態では高温(50℃以上)になると活性が急激に低下してしまうのです。血液をサラサラにしたり血圧を下げたりという働きをするのは、あくまでも常温で食べた時の話。健康効果を考えて納豆を食べる場合は、加熱調理は控えたほうが良いかもしれません。 ちなみに、アツアツのごはんは50℃もない場合がほとんどなので、納豆ごはんはセーフ! あぁ、よかった……。

簡単なちょい足しで、納豆の力は2倍にも3倍にもなる!

ちょっぴり悲しい事実を知ってしまった感がありますが、ガッカリすることはありません! 納豆をおいしく、そして効果的に食べられる方法を、管理栄養士の望月理恵子さんに聞いてみました。 「発酵食品(キムチ、塩辛、豆板醤、塩麹など)と一緒に食べると、相乗効果により腸内環境を整えてくれます。また、血行促進効果が期待できるマグロ、ゴマ、シソなどをプラスすれば、血行促進やコレステロール低下などの期待値がさらにアップ! 生姜、梅干し、ニンニク、ネギ、玉ねぎなどを合わせれば、納豆のビタミンB1の吸収を高め、疲労回復に効果が期待できますよ」(望月さん) 刻むだけ、乗せるだけで効果が倍増するなら、やらない手はないですね!
その食べ方、もったいない! 効果が得られる納豆の食べ方教えます
「納豆は、食べる時間帯によっても期待できる効果が変わってくるんです。朝食べればタンパク質が熱を体内で作り、代謝アップ、冷え性予防などが期待できます。逆に、夜食べるとタンパク質が寝ている時の成長ホルモンの材料となり、美肌を作るサポートをします。また、血行促進の効果を期待するのであれば、血栓は朝方できやすいため、夜に食べるのがオススメです。 ちなみに、納豆は混ぜるとアミノ酸が増し、旨味がアップします。タレを入れてから混ぜると粘りがあまり出ないのですが、大豆本来の旨味を味わうことができるんですよ」(望月さん) 納豆はとにかく混ぜるべし! ネバネバ好きさんは、タレを入れる前に混ぜると粘りがより楽しめるかも。ちなみに、納豆は1日どのぐらい食べるのが理想なのでしょう? 「納豆には、尿酸値を上げるプリン体が100g中に113mg入っています。プリン体を摂ったからといって尿酸値が必ず上がるわけではありませんが、プリン体の1日摂取上限は400mg程度なので、プリン体(痛風)のことを考えるのであれば1日400gまでにしましょう。また、セレンという微量元素は過剰に摂取すると中毒を起こし、嘔吐や肝機能不全などの症状が出ることがあるので、多くても200gほどにするのが望ましいです。 ナットウキナーゼの効果を期待するのであれば、1日あたり65gほど食べればOK。納豆は1パック50gのものが多いので、1〜2パックで十分ということです。過剰摂取による弊害もあるので、納豆が大好きという方も1日4パックまでにすると安心ですね」(望月さん) いくら体にいいと言っても、偏った食材の食べ過ぎは禁物。バランスの取れた食事に納豆をプラスすることで健康的な体づくりを! 関連記事: こんな食べ方初めて♪ 超簡単な驚き納豆アレンジレシピ3選!