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家電

photo山あいの集落で、ある調査を行いました。探したのは、古い家電製品。
「あー、動きますね」
購入してから33年、今もちゃんと動きます。
最新型のテレビのそばで、30年物の扇風機が回っていました。
この集落に住む10軒のうち3軒で古い家電製品を使っていました。長い間使い続ける理由は、何なのでしょう。長持ちする日本製品に対する消費者の信頼? たしかにそれはあります。しかしそれが必ずしも喜んでばかりはいられない事態が……。

photo今年8月。火災で2人が亡くなりました。出火の原因は古い扇風機。製造年は1970年でした。モーター劣化のため使用中にショート、火がついたと見られています。製造元は会見で謝罪し、同じ型の扇風機を使わないように呼びかけました。監督する経済産業省は、このような事故をどう見ているのでしょうか。
経済産業省担当審議官「物が使えなくなるときに事故を起こして使えなくなるのは最悪の結果です」「日本の製品は長く使い続けても壊れるときには“安全に壊れるんだ”ということが定着すれば、日本製品についての価値が高まってくる」
photo実は最近、家電製品の事故件数が増えています。背景には、大きな事故の報告をメーカーに義務付ける法律が施行されたことがある、と考えられています。しかし、部品を海外などから調達することが増え、安全管理が難しくなっているなど、要因の特定はできていません。メーカーにとって安全のハードルがますます高くなる世情を受け、メーカー側はどのような対策をとっているのでしょうか。

photo3年前、洗濯機で発火事故が相次ぎ、およそ15万台が無料修理の対象となったメーカー。事故原因は、基盤の接触不良でした。
「コネクターの接触不良が起きないよう、コネクターそのものをやめて“じか付け”にすることで接触不良を防ぎました」
問題の部品を改良するだけでなく、彼らは製品の安全基準を自ら高くしました。海外の工場で生産する場合もまったく同様、自社ブランド・世界共通の安全基準です。
たしかに安全対策にはコストがかかるので、中国など低価格の海外メーカーとの競争では不利になります。
日立担当者「火災などの重大事故は何がなんでも防がなければいけません。コストがかかってもやるべきなのです」「日本のものは安全、日本のものは信頼できると思われること。特に海外では、日本ブランドはそうすることで生きていく余地がある」

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