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バックナンバープロフィール番組コンセプト番組へのご意見、ご感想
2005/7/5 OA
解説者 久武頼正(アニメタルプロデューサー)
特別講師 マーティ・フリードマン(元メガデス)
ゲスト ROLLY
特別ゲスト ジェイク・シマブクロ

↑ROLLY&マーティの激しいギターバトル!
ぶる二つの魂が、非情な闘いの大海原で、
激突する。
今宵、ギタリストのプライドをかけ、
鮮烈なる闘いの渦を巻き起こした、二人の日米を代表するギタリスト。
ROLLYとマーティの闘いは、相応しき名曲の饗宴ではじまった。
「ヘビメタさん」と言う名の邪悪なる冥界の門を開けたその曲とは・・・
古より幾多の勇者の闘いを見つめてきた、
勝者と敗者を決めるに相応しいフレーズ。
たった一つの勝利と言う名の玉座を手に入れるため、
いや、この場合、座布団と言った方が適切か?
両者のギターが雄叫びをあげるその曲・・・それは、
「笑点のテーマ」
オープニングで繰り広げられたそのシーンに、今夜の二人の戦いが凝縮されていたといったら言い過ぎであろうか・・・

さて、今回、「メタル番長名曲アルバム決定戦」と名打たれたコーナーは、古今東西の名曲を「曜子ちゃんがお口で口ずさみ」それを「メタルにアレンジ」して弾くというもの。
ヘビメタさんの「若すぎる円楽師匠」鮎貝健が明快なる司会進行で
取り仕切った。

とはいえ・・・

私には、「クイズの正解」と言った目に見える勝ち負け以上に、両者が織り成す
ギターテクニックを目の当たりにして、二人のギタリストならではのプライドを
見せ付けられたのだった。「メタルにアレンジ」・・この何気ない一言は、
ともすれば、鍛えようもない生まれ持ったセンスのぶつかり合いを意味するのではないか?
例え「正解」を答えたとしても、彼らの「メタル魂」の優劣は万人に曝け出されるのだ!
「偽メタルに死を!」「DEATH TO FALSE METAL!」、真の勝者はどっちだ!
それはまさしく存在をかけた闘い。いみじくも、非情なる「メタル大喜利」のごとく・・・。

「それでは、曜子ちゃんが名曲を口ずさみます。そして、私が『メタルにアレンジすると?』と
聞きますので、ギターで吼えてお答えください!・・はい、 ROLLYさん・・・
なるほど、うわっはっはっはっは!コンドルは飛んでゆくだね。途中で山脈が見えてきた!・・うまいこと言うねぇ
久武君、 ROLLYさんに座布団一枚!
・・・そんなぬるすぎるやりとりがあるはずもなく、すべては私の無意味な妄想であることは言うまでもない。

そんな私の妄想はさておき、
想像を絶する過酷な両者の勝負は、
まさに比類なきメタルの饗宴を現出させていたのであった!

マーティが弾けば、そこにROLLYが挑む。
ROLLYが挑発すれば、マーティは更なるテクニックを見せ付ける。
反発し合い、そして共鳴し合う二本のギター。究極のデッドヒート。
「俺なら、こう弾くね!」 ROLLYがぶつける挑発の言葉.の数々。
おなじみ「ここがお前の・・墓場DEATHよ!!」「ドゥービーブラザースさんの、チャイナグローブです!・・いっただきぃ!」
「アバさんのダンシングクイーンです!」
次から次へとポイントを重ねるROLLY。
今宵も勝利の女神がマーティに微笑むことはないのか?
しかし、もはや二人のギタリストの闘いは、高度な次元に達していた。
答えることが目的ではない、相手に完膚なきまで己のメタルアレンジを叩きつける危険なチキンレース。

そしてついに、おなじみファイナルヒート〜逆転ありの最終問題・・その時はきた。
「わかった、わかった、わかった!!」何度となく、これまで、そのバラエティー特有のルールに泣かされてきたマーティが
今夜は、ついに回答権を奪取する。
それまでの鬱憤を晴らすかのように、咆哮しまくるマーティのギター。それに答えるROLLY。
己のプライドをかけた究極のチキンレースは、疾走する二本のギターのデッドヒートと化していた。
「さぁ!答えは!」鮎貝が叫ぶ!しかし、マーティは止まらない!「答えを!」マーティは突っ走る。
溜まりに溜まったメタル魂を今こそ見せ付けるのだ!俺の勇気を!俺の生き様を!・・・

果たして、一瞬の判断ミスが大惨事への引き金となるチキンレースの結末は、唐突に訪れた。

「はいはいはい!ビートルズさんの、デイトリッパーです!」
眼前に広がる奈落の崖、1cm手前で、ブレーキをかけたROLLYは躊躇なく答えた・・・自分の番じゃないのに・・
「勝者! ROLLY!」鮎貝の声が響き渡る・・・あぁ危険なチキンレースよ・・・

↑“ハワイのジミヘン”、
ジェイク・シマブクロ乱入!
「おい!誰が手あげたんだ!・・俺だったんだ・・」ギターを抱えたまま呆然とするマーティ。
・・・ルール無用の「メタル番長名曲アルバム決定戦」・・・まぎれもなく・・傑作だ。

さて、そんな笑いの神が降臨した対決の、余韻冷めぬ二人の前に、なんと新たなる戦士が現れたのだった。
南国からやってきたウクレレ戦士・・ジェイク・シマブクロ・・
「アローハ、オレにもタタカワセロ!!オレのウクレレはスゴイゼ!」
片言の日本語に隠されたジェイクの闘心が燃え盛る。
この後、「ヘビメタさん」に、未曾有の「衝撃」が襲い掛かるのだった・・・


今週の ROLLY VS マーティ 
メタル番長名曲アルバム決定戦 でお届けした曲
The Rolling Stones 「Satisfaction」
Simon&Garfunkel「El Condor Pasa」
Earth, Wind & Fire 「Let's Groove」
The Doobie Brothers 「China Grove」
ABBA 「Dancing Queen」
The Beatles 「Day Tripper」

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↑“メタルハワイアンズ”による
『Detroit Rock City』(鳥肌!)
て、今回のもう一人のゲスト、ジェイクを迎えての新コーナー。
ステージ上には使い慣れたギターを、ウクレレに代えた
ROLLYとマーティの雄姿があった。
そして二人に挟まれ、興奮した趣のジェイク。
三人の天才が紡ぐ至極の世界が、今繰り広げられる・・・

・・ところで・・・
今回、コーナー紹介をする前に、
是非とも話しておきたいことがあるのだ。
できれば私の駄文に今しばらくお付き合い願いたい・・・
私が目にした、小さな感動の物語を・・
題して、
「英雄(ヒーロー)は連鎖する〜ジェイク・シマブクロ編」

ジェイク・シマブクロ
ハワイ州ホノルル出身。1976年11月3日生まれ。それまでのウクレレ・ミュージックの概念を大きく変化させた男は、
現在のミュージックシーンを代表する英雄(ヒーロー)の一人だ。
ジェフ・ベックやジミ・ヘンドリックス、エディ・ヴァンヘイレンといった名ギタリストたちの音楽を聞きながら、
そのプレイをウクレレで表現しようと考えた男。ジェイク・シマブクロ。
そんな彼が、「ヘビメタさん」にやってきた。
収録前のスタジオ。本番を待つ、つかの間の休憩時間。私は・・・スタジオの片隅に座っていた。

ステージ上、一人ウクレレの練習をするマーティの姿。私にとっては至極の時間だった。

そこに明るく気さくな笑顔の男が、英語なまりの日本語で「オハヨウゴジャイマス」と挨拶しながら現れた。
まばらなスタッフがおはようございます、宜しくお願いします、と正しい発音で返す。
極東の島国の深夜番組にもかかわらず、実に気さくなジェイク・シマブクロ、その人であった。
スタジオ内の雰囲気を確かめるように、ステージ方向へ向かう、ジェイク。
・・・すると、突然、彼の足は止まり、ステージ上を凝視した。

しばらく凝視。

そして、振り向くと、お付きのスタッフの顔を見てつぶやいた。

「・・・MARTY・・・FRIEDMAN?」

「YES」
「MARTY FRIEDMAN! Oh,my God!

そう!つたない英語力の番組スタッフの説明は、なんと ジェイクに「マーティ」「マーティ・フリードマン」だと
当日まで認識させるに至らなかったのだった!あぁ!悲しき我が国の「英語教育」の実態!
・・・もちろん、事前にスタッフはマーティが出演することを伝えていたのは言うまでもない。
しかし、その「英語教育」の弊害は、私に滅多にお目にかかれぬシーンを見せてくれたのだ!
ジェイクの生の感情の発露。英雄が、英雄に出会った瞬間を・・・
ビバ!日本の「英語教育」の弊害!!

ステージ上にいるマーティを見て、ジェイクは驚きの雄叫びをあげ続けた。
何故か一回、カーテンに隠れると、
「MARTY FRIEDMAN! MARTY FRIEDMAN!」と何度も叫ぶ。何度も・・何度も・・
そして一言「He is my hero!!」・・・と。
私のつたない英語力でジェイクの言葉を翻訳してみよう
「おおすげぇよ、やべえよ、どうしよう!マーティじゃん!ホンモノじゃん!オレのヒーローじゃん!」と。・・・多分。
彼は子供のようにはしゃぎ、ステージへ向かい、マーティにあいさつをし、握手をし、楽しそうに、ふたりは話した・・・
英雄が英雄に出会った瞬間。英雄もまた少年に戻る。

いつの時代にも、少年にとってのヒーローがいる。
マーティにとっては、エルビスやラモーンズやキッス。
ジェイクにとっては、マーティ。ジェイクもいま、誰かのヒーローになっているだろう。
ヒーローが誰かのヒーローになって、そのまたヒーローがどこかの誰かのヒーローになる。
そんな「魂」が受け継がれていく光景を、目の当たりにした。そう・・英雄は・・・連鎖するのだ。
日本語が必要以上に巧みなアメリカ人と、日系ハワイアンの二人の英雄は、いつまでも、いつまでも話つづけていた。
やがて、その輪に国籍、人種すら超越するような見た目のROLLY、鮎貝も加わり始める。
マーティは、自分を尊敬すると言うジェイクに自分の音楽観を一生懸命、日本語で語っていた。
来訪を祝福するかのように・・
果たしてジェイクは、爽やか過ぎる笑顔でマーティに答えた・・・「I can‘t speak japanease」
あぁ、素晴らしきはコスモポリタン達の井戸端会議よ!
収録中、ジェイクはとても幸せそうで、マーティもROLLYもとても楽しそうな空気に満ちていた。

さぁ、限りある紙面上、私もコーナー紹介へ戻ろう。
「呼んでくれて凄い興奮しているよ」ジェイクは言う。
「僕も、ウクレレヘビーメタル40年やっているんですよ」とROLLY。
「弾けないんですよ、一回もやったことない。ハワイに住んでて。教わったこともないんですよ・・(みんな)シラケてるけど」とマーティ。
「おもいついた!おもいついた!」おもむろに思いついたROLLY・・・画面は変わりアロハ姿の三人が映し出される。

「アローハ!」三人幸せそうに。
「オアフでーす、マウイでーす、ハワイでーす、三人そろって『メタルハワイアンズ』でーす!」
南国の、まさに「ハッピーな」雰囲気いっぱいに、彼らは演奏しはじめた
・・・・キッス デトロイトロックシティー・・・・

まぎれもない・・・まぎれもない傑作・・・これこそが、「ヘビメタさん」が送る
「ヘビーメタル」の世界なのだ!!
ヘビーな君も、ヘヴィーな君も、今日だけは、少しでも 幸せな気分でいられんことを祈って・・・・アロハ!


今週の The Metal Hawaiians LIVE
でお届けした曲
KISS「Detroit Rock City」

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↑ROLLY&マーティ、恍惚の『Get It On』
「最近は東京メタルドールズにプロデュースしてあげるとか
言って・・・」

鮎貝の衝撃的な発言で幕開けした今回。
「言ってない、言ってない」
やっきになって否定する久武であったが、
冗談でなく、是非ともプロデュースしてもらいたいのは、
私だけであろうか?

さて、メタル40年戦士ROLLYを迎えての当コーナー。
引き合う二つのギターが共鳴しあい、躍動感あふれる
音の世界を魅せつけた。
決して今まで手を抜いていたとは言わないが、
生き生きと弾きまくるマーティに垣間見える「本気と書いて
マジな顔」
は、そのプライドの高さをうかがわせる・・
そして、ひょうひょうとしながらも、挑発を忘れない
「ギタリスト」ROLLYのプライドもまた、己の姿勢を一切変えぬ
彼のスタイルに現れていた。
剛と柔の激突。プライド相乗効果!
マーティにとってROLLYは思った以上に「手の合う」相手であると思うのは私の思いすぎであろうか・・・

T.REX マーク・ボランの雄姿が画面に踊る。
「衣装・・信号みたいですよね。」熊田の無垢な発言が続く。
「紹介しといて、何なんですけど、グラムロックって何ですか?」
ROLLYの出番だ。
「グラマラスなロックですね。つまり・・・男性が、男の癖にメークしたりする・・内股でギター弾いたりする気色悪いものです」
・・わかりやすい説明。
マーティが続ける。
「僕、マーク・ボランの真似しているんですよ。意外とキッスのポール・スタンレイも真似していましたよ。
僕は、それを見て、次の段階で真似しているんですよ。だから、マーク・ボランなんか、
僕からすると、お爺さんって感じ。」

マーク・ボラン→ポール・スタンレイ→マーティ・フリードマン・・・
受け継がれていくロック遺伝子。連鎖する英雄達・・・
あぁ、偉大なるロック家系図・・

そして、マーティはおもむろに弾きだした・・GET IT ONを。

果たしてROLLYもそれに続く。片方が前に出れば、片方も前に出る。
垣間見える両者のプライド。静かに燃える互いの闘争心。もはやセッションという狭義的な領域を超越した
高度な次元での「存在」のせめぎ合い・・ギリギリとしたアイデンティティーの激突は、見るものを驚愕させる。

「すごい!打ち合わせなしに、こんだけできるのは凄いですねぇ!!」
感嘆の声をあげる熊田の姿。
「それぐらいマーク・ボランの曲は有名で、みんなの心に残っているということですよ」とROLLY。
「メタルドールズはどうだった?」いい所で聞いてくれる鮎貝・・ツボをこころえている。
さぁ、何週ぶりかの発言だ!かの、ハスキーボイスが炸裂する!
「二人・・一緒にやると・・ブダーカンのコンサートにきてるミタイ・・」・・最高だ。我、至福の瞬間。

「この人達もマーク・ボランの孫みたいなものですね」マーティはPOISONを称しそう言った。

そして、次に紹介されたのは・・・
久武曰く「より邪悪に、より速く、より荒々しく、より禍々しい」スラッシュ四天王の雄、スレイヤーの登場だ。
「スレイヤーと言えば、速弾きにきまってるじゃん。リズムが凄いんだよ」そう言うと、元メガデスのギタリストの
ギターが唸り始めた。駆け抜けるリズム。そこにまた、ROLLYも共鳴する。爆走する両者のギター。
互いの様子をチラリと窺う瞬間に、今までと違う本気度が見て取れた。
認め合う二人。音速のマシンを操る二人のレーサーは言葉を超えた無限の会話をぶつけあうのだった・・
極限のスピードを競い合う二つのマシンが、魂の命ずるまま最後の直線を爆走する!
チェッカーフラッグが勇壮に振られる!・・・・ゆるやかに併走するROLLYにマーティは・・言った。
「バンド組もうか?」・・・
あくまでひょうひょうと己を貫くROLLY、その、おどけた表情の中に、充足感にも似た感情を見たと言ったら
果たしていいすぎであろうか・・・

↑天才は天才を知る。マーティ、男らしい告白
「スレイヤーって分析できないんですけど、演奏すると雰囲気が暗くなるんですよ。もちろん、僕は自分のメガデスにすごいプライドがあったんですけど・・」
スレイヤーを評し、マーティは言葉を続けた・・
「時々、スレイヤーに負けたと思います」

これこそが、類まれなるギタリスト、マーティの強さなのかもしれない。
最強のギタリスト、マーティ・・・君は・・実に・・素敵だ。

最後に鮎貝が訪ねる「ROLLYさんは、どうですか?スレイヤー」

「はい、うちはね、母親が怖いとこに行っちゃいけないと言われてたんで・・・」
ROLLY・・・君もまた・・実に・・素敵だ。


今週の スクール・オブ・メタル
でお届けした曲
(1) T. Rex「Get It On」
(2) Poison 「Talk Dirty To Me 」
(3) Slayer「Angel Of Death」

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↑「完璧」と本人に言わしめた、エア・マーティだったが。

「アナタハ、ウツクシィ」キング今週の一言。

さて、前人未到の五週勝ち抜き
「エアメタルゴッド」の称号がかかった大一番。
和式ジーンシモンズきくまる(40)が、今宵も
愛する「キッスの世界」を披露する。
結論から先に・・・と、その前に、今しばらく、
今回の闘いを楽しもうではないか・・。

和式ジーン・シモンズ・・・
それは、完璧に構築された一つの小宇宙だ。
きくまると言う名の神が作り出す完璧なる様式美にのっとった「彼の世界」だ。
それは、エアギターパフォーマンスといったものを
もはや軽く超越し、彼の存在自体がすべての世界だ。
言葉を変えよう。
極論すれば、きくまるはエアギターをしたいのではない、
ましてや、テレビに出たいわけでもない、
ジーン・シモンズの物まねをしたいわけでもない。
彼は、唯一つ、「ジーンに到達するためだけに存在する」のだ。

文豪へルマン・ヘッセは、彼の小説の中でこう言っている。
「私は小説を書くために、絵を描くために、ラテン語を習うために
生まれてきたのではない。私は、唯一つ、自己に到達するためだけに
生まれてきたのである」
と。一貫した自己到達の理念。
かたや、きくまるの一貫したジーンシモンズ到達の理念。
その二つに何の違いがあると言えようか・・(違うけど)
小説と、エアギター。ジャンルは違えど、偉大なる求道者の両者が
ストイックなまでに描き続けた作品の数々は、圧倒的な力で私達を覆いつくす・・
当たり前だ。それは小説でもパフォーマンスでもなく、彼ら自身なのだから。

さて、今週も衣装にこだわりがあるというキングきくまる。
「前回は縦に動いてましたが、今回は、右が77年、左が78年」・・・完璧だ。
そんなパーフェクトワールドに臨む今回の挑戦者は・・・

ギターマガジン編集者の「和式マーティ完コピさん」だ。
「あぁ、あれ完璧じゃん」「あ〜完璧」
「鏡を見てる感じでした。指の動き方は全く一緒ですよ」
本人も認める完璧なステージ。
キングきくまるに挑む最後の挑戦者が、マーティの魂を受け継ぐものだとするなら、
これほどまでに劇的な展開があるだろうか。
「胸毛の生え方がすごくかわいくて・・マーティに似た感じが・・」
「是非、ギターマガジンでグラビアページを作っていただきたくて・・」
ともに、ROLLY、熊田の挑戦者評だが、それは置いておこう。

果たして、キング最後のステージが幕開けした。もちろんそれはキッス・・ロックンロール オールナイト
まぎれもないジーン・シモンズがそこには存在した。

時は77年4月2日、場所は「BUDOKAN」、気づけば眼前には時空を超えた宇宙があった。
最後の曲は、ロックンロール オールナイト。清々しいほどの能天気さで、パーティーは続く。
考えても無駄だ・・楽しめばいいのだ!素晴らしきロックンロール!
ありがとう、ジーン・シモンズ!空耳的に言えば「天晴れ!エブリデイ!」

「うまーい。完璧じゃない」マーティは言う。
「彼の黒いアイメークが目線によっては真っ白になったりするんですよ。それにドキッとしたんですよ」
熊田のそんな言葉に・・ウインクで返すキング・・「ウインクされたぁぁぁ!」
グラビアアイドルを眼力だけでドキッっとさせた40歳は、ある意味私達の希望の星だ。
結論を言おう。
ついに、「エアメタルゴッドは降臨」した。前人未到の五連勝。
「ロックンロール ハッハッ」キングの、いやジーンの勝利の雄叫びがこだまする。

↑ついに、ついに、
初代“エアメタルゴッド”誕生!!
↑“伝説のエアギター”を確かめる
ジーン・シモンズ(偽物だけど)
そして、ついに封印の解かれた伝説のエアギター!!
「どんなのだろう?」「見える、俺には見えたよ!」
「いいギターじゃないですか」「似合うなぁ」・
・人々の狂喜した言葉の数々。
「そう、似合う?」きくまるが見せた微かな笑顔。照れにも似たその笑顔。
「持ってみる?」挑戦者に渡すキング。「えっいいんですか?かっこいいなぁ」
そして、挑戦者から返されたギターをぎこちない手つきであらためて肩にかけるキングの姿とその笑顔。
あぁ、素晴らしき闘いの絵巻!
それもすべて、ありもしないギターを巡る、いい大人たちの夢の饗宴!
すべては空想の世界なのに・・・
しかし、私はそのとき気づいた。
ありもしないギターを受け取ったときに見せたキングの笑顔は、これまで見たことのないものだった。
その瞬間、そこにいたのは、ジーン・シモンズではなく、私達が見ることのない、きくまる個人の笑顔だったのだ。
メークと衣装ですべてを隠し、決して日常を感じさせなかったキングが、一瞬垣間見せた生の「笑顔」。
もしかすると、それこそが、エアメタルゴッドとしての勝者の証、何物にも変えられぬ勝利の褒美といえないだろうか。

ありがとう!きくまる(40)!ありがとう初代エアメタルゴッド!


そんなきくまるに感謝の意をこめ、私もキングに習い、この言葉を彼におくろう

「ミナサン ハクシュハクシュ」・・・・ 「トーキョー、サヨナラ」 !!

赤コーナー 使用楽曲 青コーナー 使用楽曲
Kiss「Rock And Roll All Nite」 MEGADETH「Hangar 18」

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想像力は、知識よりも大切だ。
知識には、限界がある。
想像力は、世界を包み込む。
(アインシュタイン)

今夜、ヨーコが抱いた作品は、
ワッシュバーン ヌーノ・ベッテンコートモデル。

ご存知のとおり、ヌーノはポルトガル出身の
元エクストリームの技巧派ギタリスト。

音楽一家の10人兄弟の末っ子として生まれ、
「音楽」があることが当然の環境で育つ。
彼の噴出する音楽的才能と、果てしない「想像力」は、
きっと、そこから生まれたものかもしれない。

幼い頃からドラム、ベースを手にし、最終的に、
「ベースよりもっと音を出したくて」という理由で
ギターを手にする。

ツェッペリン、ラッシュ、イエス、キングクリムゾン、ヴァン・ヘイレン、エアロスミス・・・。
彼らの音楽を養分にして、天才ギタリストは培養され、
いつしか、男らしさの中に女らしさも秘めた、中世的なメタルの麗人が生まれた。
メタルにR&B的グルーブ感を持ち込んだ、“ファンク・メタル”をひっさげ、
リズムギターの革命児として、繊細なるソロイストとして、光を放った。
もちろん、ソロとなってからも、その光は輝きを増すばかりだ。

彼はまた、ギターが輝くためには、バンドとしての音が完璧に成立する事の重要性を知っていた。
彼はまた、描きたい音の「地図」を、最初から完璧に持っている男でもあった。
その研ぎ澄まされたバランス感覚と想像力と推進力は、ギター・プレイのみならず、
彼のプロデュースワークにも随所に発揮されることになった。(フランク・ザッパの息子、
ドゥイージル・ザッパのアルバムをプロデュースしたのは有名な話だよね)


このシグネチャーモデルも、もちろんヌーノ自身のデザインによるものだ。
特徴的なリバースヘッドに、ハイポジションでのフィンガリングを容易にした、
ステファンズ・エクステンデッド・カッタウェイ。
世界限定100本のニューモデルは、ボディにオイル・フィニッシュ・マホガニーを採用した、
まるでミッドセンチュリーのモダン家具のような、ハイセンスな仕上がり。

「・・・気持ちいい」

手のひらでその感触を確かめるように、ヨーコがボディをゆっくりと撫でてゆく。
その木目は、やさしさとぬくもりと、どっしりとした重量感を漂わせてくる。

今夜のいっぽんも、いい作品だ。

かつて。
ポルトガル人は、歴史的な”いっぽん” を、日本に伝えた。種子島に伝わった、「鉄砲」である。
その銃声は、戦(いくさ)を変え、日本人に西洋の存在を知らしめ、その後の日本を大きく変えた。
時は流れ、20世紀の終わり、ポルトガルの美しい島で生まれた男の音楽が、東洋の島国に届いた。
その音楽は響き渡り、エクストリームを、ヌーノ・ベッテンコートの存在を、我々に知らしめた。

これからも、ヌーノは世界を渡り、その想像力は、世界を包み込むだろう。
その行く先は、ヌーノしか知らない。地図はヌーノが持っている。ヌーノの船に乗るのだ。
もしくは、ヌーノの無限の想像の海の中を、泳ぎ続けるのだ。
息が苦しくなって、顔を上げた時、彼の声が聞こえるはずだ。

・・・したいことをしてるってのが重要なんだよ。それに尽きるね。
(ヌーノ・ベッテンコート)


ヨーコの今夜のいっぽん
ワッシュバーン  ヌーノ・ベッテンコートモデル

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あとがきに代えて〜今週の咆哮〜
ヴィンセント地球・・愛してます。
さて、まずは朗報を一つ。
ある意味我が国の中心といってもよい愛知に住む
「ヘビメタさん」支援者の皆様。

来たる7月の一ヶ月、毎週金曜日25時58分から26時28分まで
テレビ愛知で「ヘビメタさん」が放映されると言う快挙が決定いたしました!
もはや、私の逸脱三昧の駄文に付き合う苦痛から解放されるのであります。
わたしのつたない文章では伝えきれぬ「ホンモノ」の「ヘビメタさん」
是非とも楽しんでください。
たった一ヶ月の放送ですが、厳選された傑作が放映されると
しんじております。そして、その輪が、全国に広まることを夢見て・・・

さて、私事ですが、先日、六本木にある、とあるバーに行ってきました。
カウンターしかないその小さなバーは、HR/HM好きが集まる場所としても
有名で、私が訪れたときも、その小さな空間に「メタルの愛」が詰まっていて
心地よい時間を過ごしたものです。
深夜の30分という、この「ヘビメタさん」も、
カウンターしかない小さなバーのような存在です。
せめて、メタルへの尽きぬ愛で、いっぱいにするつもりです。
心地よい時間を過ごしていただけたなら幸いです。
私は、皆さんの愛を知っています。メタルへの愛。
愛を知る・・・愛・・知・・
ってなことで、今回のテーマは「愛」
それでは、今週はここまで!

来週は!!!


ゲストは芸歴35周年を迎えるスーパーギタリスト、野口五郎様!
鍛え抜いたダジャレだけではない、泣きのギターが炸裂だ!
むむ! その横に見えるは、元聖飢魔IIのルーク篁氏ではないか!
次週、“メラメラ”燃える“真夏の夜の夢”DEATH!!!!!

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エンディングテーマ:
「愛人28」
(SEX MACHINEGUNS)