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2005/7/12 OA
解説者 ルーク篁
特別講師 マーティ・フリードマン(元メガデス)
ゲスト 野口五郎

↑“実家は自転車で行ける距離”の
五郎さんと曜子ちゃん

混迷する現代。消費することもままならぬ
過多な情報が氾濫する。
それはまた、音楽という世界も然り。
幾多の作品群を前にして、
私達はそもそもHRHMという境界線を
引くべきものなのであろうかと、
そして、「ヘビー」「ヘヴィー」という
言葉の違いは何故こうも悩ましいのかと
夜の帳が下りる頃、
私は今日もひとり思いをめぐらすのです。

さて、今回の「ヘビメタさん」は、
もはや、メタルという狭義的領域を、軽く超越する
無謀なる精神性が、番組のもつパワーと混在一体となり私達に襲い掛かる。
Room335 Larry Carltonの透明感溢れるサウンドが光る
クロスオーバーの名曲で登場した野口五郎・・・。
フュージョンとメタル、そのふたつに共通する魂の輝きとは!!
例え、私が幾万もの言葉を並べ、とりつくろっても、
小難しい言葉を偉そうにこねくり回しても・・・・・・・・
・・・・・・そんなものは・・・・・・「無い」・・・

「メタルじゃないじゃん!」マーティの叫びがこだまする。
当然だ。
「ごめんなさい!曲調間違えちゃった!フュージョンじゃないんだ!この曲だ・・」と野口五郎。
そして奏でる「悲しい酒」
元祖スーパーギタリスト、野口五郎が「ヘビメタさん」の門を叩く。
「あぁ その曲ならわかるよ!」マーティのギターが呼応する!
「悲しい酒」で納得する、「ヘビメタさん」と言う名の冥界の門番、マーティの特異なるセンスは、
その門をいとも簡単に開き、迷いし野口五郎を招きいれた。
「もしかして、青い眼の京都生まれ?」マーティに対して五郎の一言もまた、
彼の特異なるギャグセンスの発露といってよいだろうか?

さて、そんな二人が対決する「ギターフレーズ番長名曲決定戦」
もはや、そこに「メタル」の文字はない。初勝利を目指すマーティにとって、今夜も暗雲が立ち込める。
おなじみ曜子ちゃんのお口が鍵を握っているというわけだが、
戦いの前に五郎が、尋ねる。
「質問していいですか?曜子ちゃんどうですか?音楽的に・・」大事なポイントだ。
「はじめの方は評判悪かったんですが、どんどんうまくなってきてるんですよ、口リフが・・」答える熊田。
・・・本当か!?本当なのか!?・・・うまくなっている?断言していいんだな?・・・・いや、本人がそういうならば、しかたあるまい。
ならば私も断言しよう!・・熊田曜子は口リフがうまくなってきている!!と。
口リフ界に(そんなものがあるとするなら)、いまや金字塔を打ち立てる熊田曜子
彼女の奏でる至極の口リフの数々!さぁ!いざ解かれよ!彼女の口ずさむ名曲の名を・・・・・!
「あぁ、でも同じ岐阜出身なんで・・・近所なんですよ、近所!」
・・・な・ん・の・関・連・が・あ・る・の・だ!その会話に!ゴロンボよ!
かくして戦いの火蓋は切って落とされた。

↑ジミヘンのギフ、いや、リフをキメる五郎さん
ヒート1
私的に言えば「煙の男」ジミヘンのパープルヘイズを五郎が先取する。
「中二、中三の頃、箱バンやってまして、これやってましたよ」と五郎。
「69年、67年のハードロックだったら詳しいですよ」
五郎、自信満々のコメントに「今日も嫌な予感が・・」と、マーティに不安がよぎる。

そしてヒート2
Derek&The Dominosで、愛しのレイラ
五郎のポイントが加算され、「めちゃくちゃ嫌な気がするよ」と、マーティの不安は倍化していく。

ヒート3
ディープパープル、ハイウェイスターをマーティ回答で初勝利を目指す。

ヒート4
「わかった!わかった!」ここで一気に勝負を賭けるマーティ。
「クリームの・・・・何か、何だか、何だか・・・
邦題わかんない、サンシャイン オブ ユア ラブじゃない?」

「マーティ、これをハードリフでやっちゃうのは凄いな」五郎も、感嘆する。
ちなみに、マーティ・・邦題で答えなくともかまわないよ・・それに、多分邦題はない・・と思う。

そして、ファイナル
曜子ちゃんの口リフが炸裂するや、
「はいはい!これ、僕わかんないとまずいな」と五郎。満を持して五郎・・いや、GOROは答えた。
かつて、14の頃、サンタナに触れ、音楽にのめり込んだ男が・・
かつて、30年信奉し続けたサンタナから、サイン入りのSGを直接貰った男が・・
かつて、GORO名義でカバー曲「愛はメラメラ〜smooth〜」を発売し、本人からブラザーと呼ばれた男が・・
そして、刑事ゴロンボの名をほしいままにしていた男が・・(これは関係ない)
今、答える!
「アンタナ・・あぁ、アンタナじゃなかった、サンタナのブラックマジックウーマン!」と。

ともすればスルーしがちな「ずっこけポイント」を彼が見逃すはずもなかった・・
「この人、面白いよ!」
元メガデスのスーパーギタリスト、世界のマーティ・フリードマン・・岩谷テンホーとのコラボレーションを夢見る男は、
そう、叫んだ。
ギターを愛する二人の男は、ジャンルを超え、その根源的なセンスで共鳴しあったのだ・・
惜しむらくは、それがギャグセンスで合った点なのだが・・

メタルドールズの祝福のキスが、五郎の両頬にされんとする時、五郎は言葉を発した
「ちょっと一言いいですか?・・妻、チャンネル変えなさい・・(キス)・・チャンネル戻していいよ」
生まれついてのエンターテナーは、最後まで、己のスタイルをくずすことはなかった・・・。


今週の 野口五郎VSマーティ 
ギターフレーズ番長決定戦 でお届けした曲
Jimi Hendrix 「Purple Haze」
Derek & The Dominos 「Layla」
Deep Purple 「Highway Star」
Cream 「Sunshine Of Your Love」
Santana 「Black Magic Woman」

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↑久武氏の留守を預かる、ルーク篁氏!

30分・・・今夜ほどそれが短いと感じることはなかった

「おはようから、おやすみまでメタル一筋」
地元高知でのあだ名は「ヨリ」、
「孤高のヘビメタ博士」久武頼正氏が
今回・・・ヘビメタさん・・・欠席やき・・・
新婚家庭久武家に何があったかは知らない。
メタルドールズへのちょっかい・・その真偽の程はわからない。
「あなた!なんなのこのロシア語の辞書は!」
「寝言でスパシーバとか言ってたけど、どちらのお国言葉かしら?
高知弁の一種?」

そんな緊張感溢れる家庭の会話があったらいいのに・・などと、
勝手な妄想は置いといて・・・
今回、強烈すぎる代役の登場だ!

テクニックに裏打ちされた攻撃的なリフ、
涙さえ流さん泣きのメロディー。
後期「聖鬼魔II」をメロディー的に支えていたギタリスト・・
SGT.ルーク篁 III世参謀・・改め、CANTA率いるルーク篁 だ。

さぁ、そんなギタリスト三人集、言うなれば「新御三家」でおくるメタルの学校。

いや、しかし、圧巻なのだ。この三人を「ギター御三家」でくくる勇気も勇気だが、
その絵柄。ギタリストという共通項で検索しても、この三人が同時にヒットされることは、
おそらく皆無であろう・・ダースベイダーとミスター・スポックの戦いを、
ホーキング博士が語るようなもの
なのだ!「宇宙」というただ一点のみ故に・・・違うな。

五郎が語る。「小学一年でギターを始めましてね・・・」
すかさず、岐阜が地元、熊田が追う。
「いや、同じ岐阜なんですけど、とても小1でギターをやるような環境じゃないんですよ・・
もう、まわりは畑だらけで・・・」
・・・熊田、五郎を生んだ岐阜・・最高だ。

五郎曰く「僕の人生を変えたバンド」クリームが紹介される。
ここで、ルークがクリームの解説を・・
「三人とも、仲が悪くてですね、ベース、ドラム、ギターそれぞれが、前に出ようとするんですよ。
お前がうるさいからオレの音が聞こえないってアンプのボリュームをあげまくるんですよ。」

・・・・ロックだ!
そしておもむろに五郎が奏でるクロスロード・・
それぞれのギター道という十字路で、今夜三人は出会った。

↑メタルにおけるエフェクターの重要性を
力説するマーティ
↑アドリブ合戦炸裂!3人の泣き叫ぶギター!
五郎のギターにマーティが呼応し、そこにルークも呼応する。
もし、ギターを操る悪魔がいるならば、僕は喜んで魂を売り渡そう。
悪魔が支配する十字路で、僕はそいつを待ち続けよう・・・
交じり合うはずのない三人が奏でる魅惑のメロディー。
そして、番組は、やがてジミヘンが紹介され、それぞれのエフェクトの話になる。
「歪みをつけると・・イエーイ(実にいい顔だったことを明記する)かっこつけられるでしょ・・・・・その前に弾けって(笑)」とルーク。
「歪みはないと意識できないんですよ。パワフルじゃないんですよ。だから、エフェクト無いと死んじゃうかもしれない」とマーティ。
「そうそう、裸で歩いているようなもんだから、ギタリストにとって。僕も、音をダブルにしているんですね。
僕、ディストーションかけて左手だけで弾いてたら・・あぁやっぱ手パクなんだってお客さんに言われちゃった」
と五郎。
いい、落ちもついたところであるが、三者三様のギタリストならではのこだわりをご理解いただけたのではないだろうか・・。
そんな三人をむかえてのメタルの学校が終わる頃、
特別企画として「ギター新御三家 アドリブ合戦」が繰り広げられたのだった・・・

・・・三つのギターが、お互いをリスペクトし合い、会話をはじめた。そう、彼らは会話していた。
バックボーンも、イデオロギーも異なる三人は、唯一、ギターという共通項のみで会話を成立させたのだった。
君がこう言えば、ぼくはこう言う。ぼくが笑えば、君が微笑む・・・
彼らの前では、ジャンルをカテゴライズすることなど無意味であることを私にまざまざと見せ付けるのだった。
フュージョンであろうが、ロックであろうが、メタルであろうが、エレキギターが音を出すことに変わりはないのだ。
彼らの発する音は、野口五郎であり、マーティであり、ルークそのものの「言葉」なのだ。
もちろん彼ら自身の主義主張は存在する。しかしそこには「ビ」と「ヴィ」の違いに身悶えるような私の悩みは
存在しない。私達はただ、彼らの放つ美しき会話に至福を感じながら耳をかたむけるだけなのだ!
・・・とはいえ、日常の会話においても、話が長い人間がいることは事実で、
今回、ルークの素晴らしすぎる「お言葉」を、番組ではやむなくカットしたことは明記しておこう。

魅惑のメロディーはいつまでも続く。恍惚の表情で引き続ける三人・・・
今夜ほど、30分が短いと思ったことはない・・・

ふと我に返り五郎は言った。
「あの〜いいですか?ちょっと質問。・・・弾いていることと、顔の表情が違うと思うんですけど・・・」

至福の時にエンディングが訪れた。


今週の スクール・オブ・メタル
でお届けした曲
(1) Cream 「White Room」
(2) Jimi Hendrix「Foxey Lady」
(3) Supergroupies 「Bouncin' 」

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↑今週も大胆かつ的確な発言をするマーティ

「メタルの魂は日本にある」
そんなマーティの一言からはじまった
このコーナー。

今回は、三人のギタリストをむかえ、
山口百恵「イミテイション・ゴールド」

「確かにね、メタルっていうのは、
ディスコード(不協和音)があったとしても、
経過音(二個の和声音の間を音階的につなぎあわす非和声音)の
かっこよさがあると思うんで、言ってることはある意味わかる気がする」

野口五郎の明快なる理論武装に対して、鮎貝は言った。
「すいません。すごく難しいこと言ってると思うんですけど・・・」
そんな、鮎貝に、世界のマーティは言う。
「ギリギリ・・・わかりませんでした」

さて、今回のポイントはリフ。
「リフはメタルの基本。リフは曲のチャームポイントですよ」
そんな理論に基づくマーティのイミテイション・ゴールドが、何はともあれ、炸裂した。
攻撃的に疾走し、襲い掛かるリフ。切り裂くような小気味良いカッティング。
音が幾重にも渦を巻き、天空に登るや、急降下する。
白煙を上げながら音のミサイル群が、ロックオンされた私に被弾する。
↑G3によるメタル“イミテイション・ゴールド”
体を貫く無数の「山口百恵」。
貫かれた私は、木の葉のようにただ舞うだけだった。
まさに「山口百恵」総攻撃。圧倒的な破壊力に、
薄れゆく意識の中、私は確信した。
今回もまた・・・「どメタル」だと。
そして、マーティはリフの名曲を紹介しはじめた。
UFOの「ロックボトム」
・・・五郎は言う「この頃、僕、『私鉄沿線』歌ってました。」
ヴァンヘイレン「Ain' t talkin' 'bout love 」
・・・五郎は言う「この頃、僕、『19:00の街』歌ってました。」

人に歴史あり、ロックに歴史あり。


偉大なる神に、今夜の出会いを感謝・・・。


今週の メタル魂 IN JAPAN
で紹介した曲
山口百恵「イミテイション・ゴールド」

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↑ギターの高さについて物凄くこだわるマーティ

交わることのないクロスロードで、
出会った三人のギタリスト。
それぞれの道は、それぞれの故郷へと
続く・・・。

異なる生い立ちの男達。
ギターと言う共通言語が
互いのギャップを埋める。

テーマを絞って語ってもらおうという当コーナー。
ギターキッズは活目して見よ!な、コーナーだ。

違いをリスペクトしあうからこそ
会話は成立する。
異文化コミュニケーション。
言うなれば
「違いのわかる男達」の対談だ。
「対談」と名打つからには対談らしく紙上再現してみようと思う。
以下、コーヒーでも飲みたくなる大人の味わいを楽しんでいただきたい。
ミルクを入れてもよいのはもちろんだ。

@@@@@@@@@@@

まずは、第一のテーマ
「ギターを立って持つ位置はどのあたりの高さ?」

まずは、「腰と股の間」というマーティの発言。
マーティ(以下 マ)「普通に、このぐらい。もっと低くてもいいし・・でも、もっと高かったら・・許さん!」

続いて、「腹」という野口五郎の発言。
野口(以下 の)「これじゃ、低い限界ですね。コード使うでしょ、低いと指が届かない。
ラリーカールトンなんかは腹の上。田端義夫さんなんか、首の下だからね(笑)」

「ジャズだね、やっぱ」

そして、「股間」のルーク
ルーク(以下 ル)「このぐらいかなぁ」
「一番いい!」
熊田「ヴィジュアル系の人達って低いですよね」
「あんまり弾いてないんじゃない 笑」
「BBキングなんてお腹の上に乗ってますからね。何もしなくてもフレットが見れる。」

そして、次のテーマへ議題は移る。

「ピックを持つ手はグーかパーか?」

「僕はチョキが多いですネェ(笑)」
鮎貝「それは、マーティが言うかと思いました(笑)」
「センスが合うんだよ!!」
日米の尖りすぎたギャグセンスが、ここでもまた共鳴し合う。

ゆるいグーと言うルーク。グー時々チョキのマーティ。ほぼグーの野口。三人でそろったところで、
マーティの独特な持ち方に話題は進む。

「でも、写真見れば、自分でもダサいと思う。だから、写真確認のとき、この手が見れない写真を、
必ず選ぶんですよ」


意外なところに苦労があるというわけだ。

@@@@@@@@@

さて、以上のように、
ギターの持ち方、ピックの握り方、それぞれをとっても、個々の違いがあることがわかっていただけただろうか?
今回の紙上再現、雰囲気が伝わったら、幸いである

・・・と、ここまで書いて、はたと気づいたことがある。私ごとで恐縮だが、番組も15回目でようやく気づいたことがある。
もしかして・・・・もしかすると・・・こういうのが、コーナー紹介なのではないか?

私は、今まで、無駄に、こねくり回した駄文を書いていなかったか?本来の目的を逸脱していなかったか?
私は恥じる。全身全霊をもって恥じる。

この文章を書く書斎の窓から差し込む夕日が私を照らす。過去の駄文を思い返し赤面する私の顔を、
まるで隠すかのように・・・
ってこれが余計か・・・・多分。


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HEAVY METALの象徴と言っていいだろう。
幾多のアーティストが鋼鉄の魂を込めて弾奏した、
飛翔する名器、フライングV。

今夜ヨーコが抱いた作品は、ギブソン・フライングV。
1958年、若者をターゲットにしたニューモデルとして、
エクスプローラーと共に変形ギターの元祖として誕生。

時代を先取りした斬新なデザインで話題を呼ぶが、
大胆すぎたフォルムは、違和感を持って迎えられた。
全く売れなかったのである。結果、わずか「98」本の
出荷数で生産打ち切りという、惨憺たる結果となる。

ちなみに、その年のレスポール・スタンダードの
出荷数が1,100本。(エクスプローラーは22本!)
おかげで、70年代から80年代にかけて訪れる、
ヴィンテージ・ギターブームで、発売当時のFVは、
最高値で取引をされる秘蔵品となっていく。

66年のリイシュー・モデル発表以降、ご存知の通り、デビュー当時の屈辱が嘘のように、
フライングVは、ロック・シーンに欠かす事の出来ない不動の地位を確立した。
矢のような攻撃的なシルエットは、メタルのために生まれたかのような運命を感じさせる。
FVを愛するギタリストとして、真っ先に名前があがるのは、マイケル・シェンカーだろう。
(彼のスコーピオンズ時代、ライブ中に弦が切れて、兄ルドルフのFVを借りた時、
  その感触を一発で気に入ったことが、その後ずっとFVを手にするキッカケになったそうだ)


・・・アルバート・キング、マーク・ボラン、ジミ・ヘンドリックス、J・ガイルズ、
高崎晃、アンディ・パウエル、カルロス・カヴァーゾ、マイケル・ヴァイカート、
ウルフ・ホフマン、ヨルグ・フィッシャー、レニー・クラヴィッツ・・・


他にも数え上げればキリがない、幾人もの名ギタリストたちが、FVを手にしてきた。
しかし今夜は、この番組にとって、もっとも触れなければいけないギタリストの話をしよう。
重厚な音で、フライングVの攻撃性をさらに先鋭化させる、鋼鉄のギター戦士、
そう、メタルゴッド、ジューダス・プリーストのK.K.ダウニングだ。

あの日のことを思い出すと、胸が熱くなる。

ロブ・ハルフォードとK.K.ダウニングが、当番組のためにコメントをくれた日の事を。
ヘビーメタルへの愛を語り、「HE・BI・ME・TA・SAN!」と言ってくれたあの日のことを。
私は嬉しかった。本当に嬉しかった。私は、興奮して夜の道を走った。

ジューダスの来日を聞きつけ、取材に行く決意をした当番組のスタッフ陣に、私は男を感じた。
なぜなら、行ったとしても、会えるか会えないか、わからなかったからだ。
しかし、迷いはなかった。・・・行こう。オレたちが行かねば誰が行くのだ!
オレたちが、1億3000万人の日本人にメタル魂をぶち込む「ヘビメタさん」のスタッフなのだ。
毎週この番組を楽しみにしてくれているボーイズ&ガールズに、ジューダスの声を届けるのだ!

果たして、メタルゴッド、ジューダス・プリーストのロブとK.K.の声が、お茶の間に届いた。
(結果として、東京エリアだけだったことが悔やまれる!)
今も、スタジオにある彼らのサインは、いつも我々を見守っていてくれる。
そんなわけで、K.K.ダウニングには、特別の想いがあるのだ・・・。

ジューダスの新作、「ANGEL OF RETRIBUTION」は記憶に新しいが、
デビュー以来一貫してフライングVを使い続けているK.K.ダウニングが、
このレコーディングで最も弾いたのは、67年製のギブソン・フライングVだったという。

  レコーディングでは、古くて価値のあるギター、
  俺自身の思い出があるギターをたくさん使う (K.K.ダウニング)


永遠の速度超過にして積載オーバー、鋼鉄道路を疾走し続けるジューダス・プリースト。
彼らの後に道は作られる。しかし、誰も追いつくことなんて出来やしない。
よしんば、ちょっと背中が見えたとしても、ジェット噴射で空の彼方へ消えていく。
矢のような、V字型の、強烈なルックスの戦闘機に乗っかって、爆音を轟かせながら。
速すぎてよく見えないだろうが、たぶん、操縦席にいるのは、K.K.ダウニングだ。


ヨーコの今夜のいっぽん
ギブソン フライングV

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あとがきに代えて〜今週の咆哮〜
ヴィンセント今回のヘビメタさんいかがだったでしょうか?
それと、愛知の方々は、
真矢のドラムと巧みな話術、楽しんでいただけましたでしょうか?
愛知のみなさん!これが・・・「ヘビメタさん」DEATH!以後、よろしくお願いします。

さて、本放送の話題を少々。
番組紹介では触れられなかった話を紹介します。

野口五郎さんと熊田曜子ちゃんの実家は「自転車で行ける」くらい、
本当に近いそうです。いろんなダジャレも言ってました。五郎さん。
エリック・クラプトン、魚が食べるヤツ? あ、それはプランクトン か。

「曜子ちゃん、お父さん本当のお父さんじゃないんだって?」

「本当の父ですよ!」
「だって、義父(岐阜)って」
「・・・」

35年の芸歴がなせる技は、私を確実にノックダウンさせたのでした。
もちろん、我らがマーティは、大喜びであったことは言うまでもありません。
ちなみに、このサイトでも度々登場する、ザックワイルドにビビらされた
かのディレクター氏が、
打ち合わせでマーティの自宅にお邪魔したとき、トイレに全巻そろった、
みこすり半劇場を発見
し、マーティの岩谷テンホーへの無上の愛を
感じたことを明記しておきましょう。
岩谷テンホーで日本語を学んだ男マーティ・・・偉大であります。

それと最後に、本当に、本当に、私ごとで恐縮ですが
私の駄文をとりあげトピックまで立てていただいた方々
この場を借りて感謝の意を捧げさせていただきますDEATH!

さて、来週のヘビメタさん

来週は泣き叫べ! ついに真打ち登場だ!
日本最強、現役のエース、SEX MACHINEGUNS!!
Anchang&マーティ&ルークが奏でる『愛燦燦』で共に泣こう!
涙があふれて、こぼれおちても、・・・拭くな!!

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エンディングテーマ:
「愛人28」
(SEX MACHINEGUNS)