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  • 2012年6月8日:教育が日本をダメにする!?

(ゲスト)坂東眞理子(昭和女子大学学長)、ますだおかだ

今、学校が大きく変わっている!小学校では昨年度から、中学校では今年度から新学習指導要領が完全実施され、授業時間は主要科目でおよそ1割の増加。それに伴い、教科書のページ数も増加し、さらに中学校ではダンスや武道が必修化されるなど、教育現場は大きな変貌を遂げている。一方で、小学生レベルの算数を補習で教えている大学も…。今、ニッポンの教育に何が起こっているのか?今回は「教育」をテーマにお送りします。


今の日本の教育現場はこうなっている!?

小学校では昨年度から、中学校では今年度から新学習指導要領が完全実施された。小学校では、6年生で古文・漢文が登場。算数では、ゆとり教育では無くなっていた台形・ひし形の面積の求め方が復活した。さらに、英語の授業も始まっている。
また中学校では、今年度から「ダンス」や「武道」が必修化し、先生達が一から訓練を受けたりと、教育現場は大きく変貌している。教育評論家の尾木直樹氏は新学習指導要領について「脱ゆとりから脱していない。詰め込みに戻っただけ」と指摘。「各国は、発想力や問題解決能力、洞察力といった学力のコアの部分にアプローチするために何が必要かを考えているが、日本は単純に元に戻しただけだ」と語る。

学び直し?今の大学はこんな授業をしていた!?

小中学校の授業が変わるなか、大学はどうなっているのか!?将来、歯科医師を目指す学生たちが通う、神奈川県・鶴見大学の1年生の授業を覗いてみると、そこではなんと、小学生の時に学んでいるはずの分数の計算に取り組んでいた・・・。これは珍しいことではなく、尾木直樹氏によれば、私立大学のおよそ83%が高校の補習を行っているという。これを、大学教育を受けるにあたって不足している基礎学力を補うための教育=“リメディアル教育”といい、入学直後に「学び直し」をする大学が増えている。鶴見大学では、基礎的な数学と日本語を学ぶ授業を1年生全員の必修科目とし、授業の内容も難しくなり過ぎないように、講師には高校で教鞭をとったことがある教員を採用している。学生の中には「大学でやる必要は・・・」という戸惑いの声もあるが、今どきの大学生は、いわゆる「ゆとり教育」(授業時間・内容を削減、週休2日制、絶対評価などが特徴)世代。尾木氏は、「子ども達が自ら学んでいく姿を追求した“ゆとり教育”の理念は正しかったが、失敗したのも事実」と語る。
また昨年、リメディアル教育センターを開設した埼玉県の十文字学園女子大学では、学びなおしは卒業単位にはならず、自主的にやり直したいと考える生徒が補習を受けている。現在は月に全学生のおよそ1割にあたる500人程度の学生が利用しているという。社会に出る前にしっかりと学力を身につけるためにいかに教えていくべきか。大学でも試行錯誤が続いている。
ゲストの昭和女子大学学長・坂東眞理子氏は「日本人は世界の国と比べ、家で勉強しない」と学生の学力低下の原因を指摘した上で、ゆとり教育世代について「“自分達は勉強してきていない”と、自分に自信がない」と語る。

超就職氷河期に就職率100%を誇る大学があった!?

最近、外国人留学生を採用する企業が激増中!その理由は、彼らが2-3カ国語を話せる即戦力であること。しかし、そんな就職難の時代に就職率100%を誇る大学があった!その名も「国際教養大学」。2004年創立の公立大学で学生数はおよそ830人。中嶋嶺雄学長は「遊んでいる学生に未来はない」と断言したうえで「知的な喜びがいかに貴重かを知ってほしい」と、学生に学ぶことの重要さを説く。
そこで、実際に秋田県にあるキャンパスを訪れると、なんと全ての授業が英語で行われていた!そのため、学生はまず入学すると、英語力を身につける集中プログラムを受けることからはじめる。また、新入生は1年間、留学生たちと寮生活を送ることになっており、自然とコミュニケーション能力や問題解決能力が身につくという。ある学生の1日に密着してみると、授業だけでなく、放課後も積極的に勉強に取り組んでいた!そこには、学生達を必死にさせる、ある理由があった!?


どこまで聞けるか!?太一の解体珍書

世の中には様々な人がいる!そんな人たちの生態を国分太一が徹底調査するコーナー。今回のテーマは「教育」ということで、一風変わったことを研究し、教えている先生たちを徹底リサーチ!


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