山村の診療所の医師・華岡万里子(かたせ梨乃)は、一人娘の芽衣(尾崎千瑛)と暮らしながら村人たちの診療に携わる日々を送っている。ある日、村に伝わる「龍神ヶ池伝説」にちなんだ「龍神祭り」が行われている最中、万里子は芽衣が龍神ヶ池に飛び込んだとの知らせを受ける。驚いて診療所に駆けつけると、そこには林業会社社長の森宮(鳥羽潤)の車で連れて来られたびしょ濡れの芽衣と黒沢龍彦(タモト清嵐)の姿があった。聞けば、龍神ヶ池で溺れていた龍彦を、偶然近くを通りかかった芽衣が助けたらしい。やがて、連絡を受けた龍彦の父・利一(清水紘治)と、龍彦の姉・百合(原千晶)、百合の夫・信夫(野村宏伸)の3人が診療所にやって来る。その際、森宮の顔を見た百合と利一は驚いた反応を見せる。
やがて、黒沢利一が建設会社の社長で、龍神川の上流にダムを造る計画の下見のためにこの地を訪れたことが判明する。それを聞いた森宮は激怒。黒沢たちが宿泊する温泉旅館「山の湯」にすぐさま怒鳴り込むが、山の湯の主で森宮の幼馴染・清水(伊東孝明)は、それで村が潤うならば、とダム計画に賛成を表明する。利一たちと言い争いになった森宮は、利一に対し「山の報いを必ず受けることになる」と捨て台詞を吐いて飛び出していく。
やがて、龍神ヶ池で利一の遺体が発見された。検死を担当した万里子は、利一の左手の指輪が黒く変色していることに気づき、温泉に浸かったせいではないかと考える。しかし、その後の捜査で、利一は温泉を苦手としていたことが判明。やがて警察は龍彦が利一の実の子ではなく養子であったという事実を掴み、普段から折り合いが悪かった龍彦が利一を殺害したのではないかと疑いを抱く。利一が殺害された前夜、龍彦は花火大会に参加し夜遅くに宿に戻ってきていた。万里子は、龍彦と芽衣が一緒にいたのではないかと不安にかられる。
そんな中、ダム建設に賛成を表明していた「山の湯」の主・清水も遺体となって龍神ヶ池で発見される。









