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スミスの本棚

金曜拡大版の新コーナー。さまざまな分野で活躍する"読書人"に、今こそ読んで欲しいと思うお薦めの本を紹介してもらいます。 経済書やビジネス書に限らず、小説、マンガ、雑誌など・・・、意外なエピソードとともに、その本の魅力をお伝えします。

そして、最後に、次の読書人に"本のたすき"をつないでもらいます。読書の駅伝=リレー形式で、みなさまが週末に読む本の参考にしてもらえるような"新たな習慣"になればと思っています。

「スミスの本棚annex(=別館、付録)」では、リレーの合間に、本にまつわる様々な情報をお届けします。どうぞお楽しみに。

WBS スタッフ一同

GUEST 005/立命館 理事長・長田豊臣

2010.05.14

アメリカ史の研究者として名をはせ、3度の留学を経験。多様な価値観を認めあうことで発展するアメリカ的ダイナミズムを学ぶ。2007年、110年の歴史を持つ立命館の理事長となった。時代にあった新しい大学を目指し、2007年映像学部を設立、山田洋次監督に客員教授を依頼するなど精力的に動く。多様性の中からこそ、創造性が生まれると考え、これまでにない新たな学問の分野を研究する先端総合学術研究科なども新設した。

長田さんが薦める本

「逝かない身体/川口有美子」(医学書院)

夫、子供と幸せな生活を送っていた32歳の主婦。
突然、母親が、ALS...、意識ははっきりしているのに、
だんだん全身の筋肉が動かなくなる不治の病にかかります。
「人工呼吸器をつけたくない」「生きるほうがつらい」まだ字が書けた頃、そう記した母。
しかし、作者は次第に「本当は死ぬことに同意して欲しくないんだ」と願う
母の心の叫びに気づきます。12年間の介護をつづったノンフィクション作品。

長田さんが選ぶ1文

「どんなに重症の患者でも、自分は人として最期まで
対等に遇されるべきだという意識で満たされている」


この1文を読んで長田さんは次のように感じたそうです-----
それ以上の治療はしないということが、本人にとっても幸福であるし、
周辺にとっても幸福であると考えられてきたが、
やはり人間は、そんな単純なものではなくて、どんな状況でも生きていく。
いまの世の中で合理主義だけで考えている人間に対する考え方は間違いではないか...。

こんな人に読んで欲しい

"生きるということは、死や病気に直面しているということ。
だから、すべての人に読んで欲しい"

本の"たすき"を渡す人を

「有馬 頼底(ありま らいてい)さん・・・
 これは"すげえ宗教人"だなと思って・・・、すごいなぁと・・・」

森本智子のインタビュー後記

http://ablog.tv-tokyo.co.jp/morimoto/2010/05/post-7.html