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KJファイル

国連怪獣監視団

Kaiju Watchers the League of Nations

通称:KWLONs(クーロンズ)

概略

人類が持つ科学と叡智を集結させ、怪獣の監視を続ける国連機関である。
世界中に研究機関・支部を有し、世界各地の怪獣を監視・分析することで怪獣と人類の共存の道を日々模索し続けている。

沿革

20世紀初頭、ユーラシア大陸極東で起こった隕石落下による大爆発。
この影響で地殻が大変動し、古代の地層に眠っていた巨大生物(怪獣)が目を覚ました。
地底、海底、そして空の彼方からも怪獣が出現し、人類が築いた文明を襲い始めたのだ。
この事態に人類は国際連盟を結成し、怪獣を駆逐するため戦いに挑んだ。
しかし怪獣の圧倒的な力の前に国際連盟軍は敗北を重ね、人類は滅亡の道を歩むかに思われた。
その潮流が変わったのは20世紀半ば。
御子柴四朗博士が超音波怪獣制御装置(通称:ラッテンフェンガー)を開発し、怪獣の行動制御が可能となったのだ。
これを契機に人類は怪獣との戦いをやめ、共存の道を模索し始めた。
国際連盟軍が解体・再編され、御子柴四朗博士を中心に、国連怪獣監視団(クーロンズ)が結成されることになった。

組織体制

6つの研究部門に分かれている。

<怪獣生態学>
怪獣の生態・行動・習性を観察し分析を行う。
<怪獣生命科学>
怪獣の遺伝子物質の解析や分子生物レベルの研究を行う。
<怪獣防災学>
怪獣災害による被害予想、避難方法などの研究を行う。
<怪獣言語学>
怪獣の鳴き声を言語化し、怪獣との意思疎通を研究する。怪獣学として最も新しい研究分野。
<怪獣機能分析学>
解剖などにより怪獣の生物としての機能を医学的に分析する。
<対怪獣戦略学>
怪獣と交戦する場合を想定し、怪獣への攻撃方法、怪獣の弱点を分析する。だが、その成果はほとんど上がったことがなく、毎年部門の廃止が検討されている。

各研究部門のトップによる報告会が定期的に開催され、現在監視対象となっている怪獣についての分析・新発見などが話し合われている。

国連怪獣監視団メンバー

海堂勇一郎

  • 性別:男性
  • 年齢:67歳
  • 役職:事務局長
  • 家族:妻・悦子(故人)、長女
  • ペット:小型犬
  • 好物:そば
  • 趣味:囲碁・将棋

冷静沈着な「クーロンズ」のリーダー。
人柄も良く、研究員たちからの信頼も篤い。
定例報告会では司会を務める。
妻・悦子は御子柴四朗博士の研究助手だった。
悦子の死後、彼女の夢であった「怪獣と人類が共存する世界」を実現するため強い意志を持って「クーロンズ」を率いる。
小林丸兆治博士とは盟友といえる間柄である。

小林丸兆治

  • 性別:男性
  • 年齢:65歳
  • 役職:「怪獣生態学」部門・シニアフェロー
  • 家族:妻、長男、次男
  • ペット:柴犬
  • 好物:みたらし団子
  • 趣味:犬の散歩

「怪獣生態学」部門を率いる主席科学者。
御子柴四朗博士の弟子(海堂悦子とは元同僚)であり、盟友・海堂事務局長と共に「人類と怪獣が共存する世界」を実現すべく執念を燃やす。
過去、「怪獣殲滅派」だったニキータ・タルコフスキー博士の祖父と父親と対立した時期があり、今も「対怪獣戦略兵器」を研究するタルコフスキー博士を良く思っていない。
性格的にわがままで傲慢な部分はあるが、孤児となったルル・ドゥ・ピカードを引き取って娘同然に育てるなど優しい一面も持ち合わせる。
ギレルモ・マルケス博士を敬愛しており、御子柴四朗博士亡き今、唯一尊敬できる人物と思っている。

ケニー御子柴

  • 性別:男性
  • 年齢:40歳
  • 役職:「怪獣防災学」部門・シニアフェロー
  • 家族:母親
  • ペット:大型爬虫類多数
  • 好物:野菜(菜食主義)
  • 趣味:なし

「怪獣防災学」部門を率いる主席科学者。
超音波怪獣制御装置(通称:ラッテンフェンガー)を開発した御子柴四朗博士の孫である。
大学ではルル・ドゥ・ピカードと同級生だった(ルルは飛び級)。
大学卒業後、祖父の七光といわれるのを嫌い、怪獣とは関係のない民間のシンクタンクに就職する。
だが、御子柴四朗博士の死後、突如怪獣学界に戻ると、「怪獣防災学」に関する画期的な論文を数本発表し、「クーロンズ」にシニアフェローとして迎えられた。
性格は極めて軽薄で、定期報告会でも「怪獣防災学」部門のトップでありながら人命を軽視するような言動が目立つ。
研究員の間では「ケニーがクーロンズに入ったのは研究以外の目的があるのでは…?」と噂されるが真意は定かではなく、全くつかみどころのない人物だ。

ルル・ドゥ・ピカード

  • 性別:女性
  • 年齢:33歳
  • 役職:「怪獣言語学」部門・シニアフェロー
  • 家族:両親はともに故人、兄弟・姉妹もいない。
  • ペット:オカメインコ
  • 好物:サンドイッチなど本を読みながら食べられるもの
  • 趣味:読書

「怪獣言語学」部門を率いる主席科学者。
ルルの両親は小林丸兆治博士の助手だったが、調査中の事故で故人となった。
孤児となったルルは小林丸兆治博士に引き取られ、娘同然に育てられた。
幼少時から学業優秀で飛び級で大学に進学。同級生だったケニー御子柴に密かに片想いする(当時ルルはまだ子供だったので付き合うことはなかった)。
小林丸兆治博士の影響を受け、怪獣を愛する心優しい女性となったルルは、怪獣と実際にコミュニケーションすることを夢見て、鳴き声の分析を重ね、ついには「怪獣言語学」という新しい研究分野を切り拓いた。
現在、ニキータ・タルコフスキー博士とは恋人同士であるが、小林丸兆治博士を気遣い公表はしていない。
クレア・コールマン博士とは仲が良く、彼女を姉のように慕っている。

クレア・コールマン

  • 性別:女性
  • 年齢:55歳
  • 役職:「怪獣機能分析学」部門・シニアフェロー
  • 家族:父親、兄
  • ペット:猫
  • 好物:スパイシーな料理
  • 趣味:ヨガなど体を動かすこと

「怪獣機能分析学」部門を率いる主席科学者。
幼くして母親とは死別し、元軍人の父親に男手一つで育てられた。
裕福な家庭ではなかったが、苦学の末、大学で博士号を取得。
卒業後、「クーロンズ」の研究員を志望し、ギレルモ・マルケス博士に師事する。
他の研究員が嫌がる怪獣の解剖を率先するなど研究熱心で、やがて研究でも数々の功績が認められ、シニアフェローにまで昇格する。
性格は明るく、定期報告会でも怪獣について新発見があると無我夢中になり、話が止まらなくなることも。
ルル・ドゥ・ピカード博士とは仲が良く、妹のように思っている。

ニキータ・タルコフスキー

  • 性別:男性
  • 年齢:26歳
  • 役職:「対怪獣戦略学」部門・シニアフェロー
  • 家族:母、妹
  • ペット:大型犬
  • 好物:魚介類
  • 趣味:座禅・瞑想

「対怪獣戦略学」部門を率いる主席科学者。
タルコフスキー家は曽祖父の代から「対怪獣戦略学」及び「対怪獣戦略兵器」の研究を続けてきた科学者の名門一家。
ニキータの祖父、父親は怪獣学界において「怪獣殲滅派」の急先鋒として武力による怪獣の絶滅を目指していたが、御子柴四朗博士が超音波怪獣制御装置(通称:ラッテンフェンガー)を開発したことにより時流は変わり、「怪獣保護派」が学界の主流となる。
やがて「クーロンズ」が結成されると「対怪獣戦略学」部門の予算は大幅に削減され、ニキータの祖父と父親が夢見た「対怪獣戦略兵器」は完成することはなかった。
ニキータは祖父と父親の無念を果たすため、強力なビームを放つ新型兵器、通称SAAK(サーク)を構想し実験を繰り返すのだった。
性格的には、ニキータは高潔でプライドが極めて高い男だが、どこか憎めない男でもある。そうしたところが、現在の恋人ルル・ドゥ・ピカード博士の琴線に触れたのかもしれない。

ギレルモ・マルケス

  • 性別:男性
  • 年齢:95歳
  • 役職:「怪獣生命科学」部門・名誉フェロー
  • 家族:なし
  • ペット:なし
  • 趣味:研究

肩書きは非常勤の名誉職だが、今も現役の研究者として「クーロンズ」に所属している。
御子柴四朗博士と同時代を生き、怪獣研究を競い合ったライバルでありレジェンド。
定期報告会では独自の怪獣哲学を披露し、若い研究者を鼓舞する。
「怪獣の生命力に惹かれ、不老不死の研究をしているのでは…?」と噂されるが、その真相は不明。