鋼鉄三国志

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第1話 『在野の孔明、深紅の陸遜を江東に放つ』

2007年4月5日放送

時は戦乱の世。若き陸遜は師の諸葛孔明に導かれ、旅を続けていた。呉と魏が相見える戦場で、陸遜は呉の大将、孫策の凄まじい力を見る。孫策は炎烈鎧から眩い光を放ち、ただ一人で魏の大軍を打ち破ったのだ…。「あれこそが『煌星の光』。玉璽に選ばれし者の力」孔明の言葉に、陸遜は全てを思い出す。玉璽は、古より陸遜の家系に受け継がれし物。だが、その力に目を付けた孫策が、陸遜の父を斬り、奪い去ったのだ。煌星の力とは、玉璽とは?
惑う陸遜に、呉に仕えよと命じる孔明。様々な思いを抱きつつ、陸遜は孫策の陣へと向かう。


第2話 『彷徨える陸遜、呉の都に孫権を見出す』

2007年4月12日放送

古より伝わる玉璽に触れた陸遜は、煌星の力を得た。だが、その眼前で、呉の主、孫策は何者かに暗殺され、玉璽をも奪われてしまう。師、孔明が示した仕官の道を失った陸遜は、江東の野を彷徨い、いつしか呉の都に辿り着く…。かつての故郷に眠る両親の墓標を前に、己のふがいなさを悔いる陸遜。そんな折、同じく陸家の墓標を訪れる少年の姿があった。亡き孫策の弟、孫権である。兄が陸家より玉璽を奪った事を悔い、花を手向ける孫権に、陸遜の心は揺れ動く。孫権、そして、その供の凌統。新たな出会いが、陸遜の運命を変えようとしていた…。


第3話 『若き志士ども、江東の大地に集結す』

2007年4月19日放送

即位式の孫権を襲った謎の矢を防ぐため、陸遜は煌星の力を発動させた。孫策暗殺の犯人ではないかと、陸遜に疑いの目を向ける、太史慈ら呉の武将達。しかし、孫権は身を挺して自分を守った陸遜を信頼し、陸家出身の者が煌星者であっても不思議はないと、陸遜を庇うのだった。そして、呉の軍師、周瑜は、陸遜の力を試すべく、軍の任官試験を受けるよう要請する。求めに応じ、義兄弟の凌統と共に、任官試験を受けることにする陸遜。その裏に、周瑜の隠された思惑があるとも知らず、演武場へと向かうのであった…。


第4話 『隻眼の勇者、戦士の道を凌統に託す』

2007年4月26日放送

荊州の黄祖軍が、呉の領内へ突如侵攻を開始した。陸遜と凌統は、同時に仕官した呂蒙、諸葛瑾と共に、黄祖軍を迎え撃つべく出陣する。初陣を飾る一同の中で、凌統は一人秘めた思いを胸に抱いていた。父、凌操は百戦錬磨の将軍であり、その父に認めて貰うため、手柄を立てようと考えていたのだ…。戦場に到着した陸遜達は、黄祖軍が民を苦しめ、悪逆の限りを尽くしていると知り、憤りを深める。そして、対峙した敵の陣中に、禍々しくも妖しい光が輝いた。陸遜が目にした輝きは、戦いにいかなる局面をもたらすのであろうか…。


第5話 『嘆きの凌統、仇敵を求めて咆哮す』

2007年5月3日放送

黄祖軍との戦いで、呉は大きな犠牲を払うことになった。孫権は君主として、悲しみに暮れる将達に、捕虜への仇討ちを禁ずると言い渡す。一方、陸遜は黄祖ら多くの敵将が煌星を遂げていたことから、玉璽の在処を知っているのではないかと、獄中の甘寧に尋ねる。しかし、黄祖への忠誠篤い甘寧は、決して口を開かず、水一滴すら飲もうとはしなかった…。帰宅した陸遜の前で、凌統はひたすら剣を振るい、甘寧への怒りを隠せないでいる。玉璽が引き起こした悲劇は、さらなる悲劇を生むのであろうか? 陸遜の玉璽への思いが、揺らぎ始める。


第6話 『鈴の甘寧、悲しき一矢を戦場に射る』

2007年5月10日放送

黄祖を煌星させた玉璽は孔明がもたらした――。甘寧の言葉に衝撃を受け、眠れぬ夜を過ごす陸遜。凌統は姿を見せず、諸葛瑾は孔明のことは分からぬと言い、師を信じようと思いながらも、陸遜の疑念は晴れない。やがて朝を迎え、甘寧の処刑が執り行われようとした時、轟音と共に呉の都を砲弾が襲った。他ならぬ煌星した黄祖が放ったものである。直ちに出陣する呉軍だが、以前にも増して凶暴化した黄祖により、太史慈が、呂蒙が、諸葛瑾が瞬く間に撃破される。一人残された陸遜は煌星できず、その身に黄祖の凶刃が振り下ろされた!


第7話 『惑いし陸遜、師との再会に光を見る』

2007年5月17日放送

大国魏より呉に一通の書状が届いた。それは、同盟を申し入れながらも事実上の降伏を迫るもので、玉璽の存在をもほのめかしていた。魏に玉璽ありと周瑜に告げられた甘寧は、魏への潜入を決意。闇夜に紛れて呉を去ろうとするが、その動きを察した陸遜に呼び止められる。孫策を暗殺し玉璽を奪ったのは師の孔明なのか? 真実を確かめるべく同行を願い出る陸遜であったが、甘寧は陸遜を制して玉璽の在処を探りに単身魏へと旅立っていく。玉璽を巡る様々な動きに心悩ます陸遜。そんな陸遜の前に、ついに孔明が姿を現した。


第8話 『諸葛亮孔明、論を以て呉の孫権を動かす』

2007年5月24日放送

魏に降伏すべきか徹底抗戦か。二つに割れた国論をまとめるべく軍議が開かれることになった。孔明の献策に怪しさを拭えない周瑜。師を信じて疑わない陸遜。様々な思いが交差する中で、呉の命運を決する大論戦が始まる。


第9話 『若武者集いて、江東の山河に己を磨く』

2007年5月31日放送

魏との開戦を間近に控え、陸遜、凌統、呂蒙、諸葛瑾の四人は周瑜の命により、呉軍伝統の教練合宿に参加することになった。呉の名だたる武将の誰もが経験したという教練は厳しく、太史慈の指導のもと水上や水中での戦いを想定した猛特訓が行われる。陸遜は、合宿の出発前に偶然目撃した孔明と諸葛瑾の険悪なやり取りを思い出し、次第にわだかまりを深めていく。孔明の兄、諸葛瑾とは如何なる男なのか? 陸遜の思いとは裏腹に、諸葛瑾はその胸の内を明かそうとしないのだが……。


第10話 『曹孟徳、赤き壁を駆りて孫呉へ迫る』

2007年6月14日放送

呉を屈服させるべく、魏が密かに建造した巨大軍艦が長江を不気味に下っていく。報せを受けた呉の家臣団には動揺が広がり、陸遜たちは戦に備え臨戦態勢に入った。そんな折、魏に潜入していた甘寧が周瑜のもとへ帰還する。甘寧の情報により玉璽が巨大軍艦に積まれており、魏軍はその強大な力を御しきれずに、烏林で一時的に進軍を止めていることが判明する。周瑜が立てた秘策は、この機を逃さず陸遜ら精鋭部隊が巨大軍艦に潜入し、玉璽を奪還するというものであった。決死の任に赴く若武者たちに、果たして勝機はあるのだろうか?


第11話 『呉の六駿、夜明けの長江に紅く煌く』

2007年6月21日放送

魏の軍艦赤壁丸を阻止すべく、周瑜の策が動き始めた。赤壁丸に潜入する太史慈達。さらに、七星壇で舞う孔明。陸遜は師のそばにありながら、己の居場所を自問する。そして、太史慈達の前には、ある男が姿を現していた…。


第12話 『知略と鬼略、妖しき笛の音湖畔に木霊す』

2007年6月28日放送

魏との戦勝に沸きたつ陸遜ら呉の武将たち。その中で周瑜は一人、嵐をも呼び寄せた孔明の鬼才に疑念を抱いていた。呉にとって、孔明は害を為す存在になるのではないか?その真意を探るため、周瑜は自らの草庵へ密かに孔明を招く。そうとも知らずに、師との束の間の時を過ごしていた陸遜は、星空に不吉な兆しを感じて、去りゆく孔明を止めようとする。しかし、行き先も告げずに孔明は陸遜のもとから姿を消すのであった。そして、笛の音響く湖畔で、周瑜と孔明、二人の軍師の才と才が静かにせめぎ合い、水面を波立たせようとしていた…。


第13話 『美周郎、戦野に立ちて陸遜を導く』

2007年7月5日放送

孔明の身を守り、呉からの脱出を導いた陸遜。それは周瑜の命に背くことであり、陸遜は償いとして、玉璽奪還の任を申し出る。玉璽は未だ魏の手中にあり、厳しい戦が予想される中、単身戦場へ赴こうとする陸遜を制して、太史慈、呂蒙、諸葛瑾、凌統、甘寧が同行することになる。孫権は六人の若武者たちを『呉の六駿』と命名し、生還を祈るのであった。しかし、戦に臨む陸遜は、孔明の志を周瑜に認めて貰おうと、玉璽の奪還に気を逸らせる。その強すぎる思いが、誰も知り得なかった不幸な結末を招くことになる。