日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2002年8月11日放送

◆ 第 18 回 ◆

予告 ●トーキョーが危ない ~動きだした都市再生~
  日本の首都・東京。言わずと知れた世界有数の巨大都市だ。しかし、林立するペンシルビルや狭く入り組んだ道路に象徴されるようにビジネス都市としてのインフラは最悪と言われ、国際的な地位は地盤沈下している。東京の姿は、日本経済を象徴しているとも言える。

そんな中、ここにきてビジネス都市としての地位復権、住みやすく働きやすく災害にも強い街づくり、さらには地価下落の歯止めや不良債権処理の促進などさまざまな期待を込めて、大規模な都市再開発計画が動き出している。番組では大規模開発を進める企業と、道路整備計画で移転を決意したある家族という2つの異なる視点から、多くの人が暮らし働く大都市の有り様と時代の変化を描き出す

予告 現在、東京では丸の内や汐留など複数の大規模建設が進行中。その中でも注目度が高いのが、来春オープンする「六本木六丁目開発」、通称「六六」だ。森ビルが17年の歳月をかけて開発してきたもので、総面積11ヘクタール、モデルはマンハッタン。同社社長・森稔さんの都市理念の粋を極めたもので、最先端のオフィスビルはもちろん、840戸もの賃貸住宅を作って職住近接を実現したり、MOMA(ニューヨーク近代美術館)と提携した美術館や日本庭園を併設するなど文化面にも貢献しようという意欲的な内容だ。

しかし、オフィスビル業界では「2003年問題」が危惧されている。「六六」オープンの来年は大規模なオフィスビルの完成が相次ぎ、バブル期に計画されたオフィスビルが完成した1994年を床面積で上回る見通しだ。これによりオフィスビルのテナント誘致競争が一層激化するのは確実で、家賃の低下や大小二極化など生き残りをかけた戦いが展開されることになる。しかし、森社長は「初年度は70%稼動でいい」と強気。そんな森社長を中心に、「六六開発」にかかわるメンバーたちに密着し、彼らの都市開発の理念とそれを支える現実のビジネスに迫る。

一方、終戦直後の1946年に計画されたまま塩漬けになっていた計画が動き出した。虎ノ門と新橋を結ぶ環状2号線、通称「マッカーサー道路」だ。戦後に米国が虎ノ門の大使館から竹芝桟橋までの軍用道路整備を要請したのが発端だが、住民の反対運動や地価の高騰などで50年間たなざらしになっていた。そんな「幻の計画」が、汐留の再開発に伴い都市再生特別措置法の「都市再生緊急整備地域」に指定されたことで、半世紀を経て動き出した。予定地で暮らし仕事を営んできた住民たちも、選択を迫られている。渡辺仁久さんは、大正時代から続く老舗の和菓子屋「新正堂」の3代目。父親は反対運動の会長を務めていたが、仁久さんはついに立ち退き要請に応じる決断をした。代々の土地に残りたいという母・千代子さんの訴え、そして近隣の仲間の非難。しかし、仁久さんは「これも時代の流れだ」と考え、現在の家の前にある土地に移ることにした。都会の片隅で長年、家業を営んできた渡辺さん一家の姿から、東京という街の歴史と今後を浮き彫りにする。

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