日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2002年8月18日放送

◆ 第 19 回 ◆

本格的なビジネス開始に向けて奮闘する王 作政さん(右)と森 正臣さん(左)
予告
●日本で起業する中国人 ~日中共生の途を探る~
  今や世界の工場と化した中国。日本からは企業が次々と進出し、その結果引き起こされる製造業の空洞化とデフレスパイラルの進行ばかりが語られている。しかし、一方で長引く不況にも関わらず日本で起業する中国人が増えている。その多くが元留学生である。中には上場を果たし、自治体と組んで中国人留学生の起業を支援する事業家まで出現している。今では彼らが起こした会社で多くの日本人が働き、共に事業を進めている。3年前には日本中華総商会(日本で起業している中国人事業家の親睦団体)が結成され、日本と中国の間で経済だけでなく様々な領域での交流を深める事業にも乗り出している。番組ではこうした中国人起業家の姿を軸に、アジアの二大大国・日本と中国の共生のあり方を探る。

取材班はまず、株式会社イーピーエスの厳浩社長に密着。製薬会社が持ち込む臨床試験データの解析とデータ管理のアルバイトを東大医学部大学院留学中に始め、それを事業として起業した人物だ。厳社長は昨年、会社をジャスダック市場に上場させ、日本企業と組んで子会社も立ち上げて事業を拡大中。内外から事業提携の申し入れが殺到している。今年、日本中華総商会の理事長に就任し、神戸市と組んで中国人ベンチャー企業家の育成プロジェクトをすすめている。

予告 また、日本で拡大する中国人コミュニティーを対象に華字新聞発行や中国語CS放送で事業を拡大した株式会社中文産業の羅怡文社長に密着。羅社長は、日本人社会に向けた事業を手掛けたいと思っていたが、知人を通じて知り合った日本人編集者・岡田卓さんと意気投合して、日本人向けに中国情報を伝える月刊誌「CHAi」を今年6月に創刊。これは将来の上場へ向けた布石でもある。現地での取材は日本人と中国人の記者が日本人の視点で行う。しかし、創刊号ではさまざまな問題点が噴出。その解決に向けて動く羅社長と岡田編集長を追う。

さらに、起業に向け奮闘する中国人と日本人の若者コンビにも密着。王作政さんと森正臣さんの二人は大学時代のゼミ仲間。卒業後、別々の企業に就職したが、起業するため共に退職した。王さんの叔母さんの家に事務所を間借りしてのスタートだったが、7月に引っ越しをして自分たちの城を持った。同時期、中国に進出を予定している日本企業のコンサルティングの受注を目指し、その会社のホームページを中国語で作成する仕事を請け負った。コンサルティング業務受注への第一歩となるかどうか期待が高まる。

日本で起業する中国人は増加を続け、最近は日本人と中国人が共に起業するケースが増えている。不況で萎縮しがちな日本人には、彼らの逞しいベンチャースピリットに学ぶところも多いはず。場所が日本であろうが中国であろうが、すでに日本人と中国人は経済という領域では共に切磋琢磨しながら生きて行く確固とした流れが出来上がりつつある。

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