日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2002年9月29日放送

◆ 第 25 回 ◆

予告
破たんスーパー改造大作戦

  消費不況とデフレ経済に陥った現在の日本で今、流通業界ではウォルマートの西友買収や、大手スーパー、マイカルの破たんなどスーパーの再編と淘汰が加速。弱肉強食の様相を呈している。そんな熾烈な世界に異色の社長が挑もうとしている。かつて低価格パソコンメーカー、ソーテックを買収し名をはせた、プリント基板メーカーのキョウデン。そのキョウデンの橋本浩会長(50歳)がこの消費不況の中、流通業に挑戦しはじめた。会社更生法を申請し再建中だった老舗スーパー長崎屋を買収。7月1日から橋本会長がみずから長崎屋社長に就任し、再建に乗りだしたのだ。

予告 あえて異業種からやってきた橋本氏が長崎屋の社員にどのような影響を与えるのか?そして、どのような手法で再生を目指すのだろうか?
経営破たんで自信を失いかけていた長崎屋の社員が、スーパー業界の外から社長を迎えどう意識を変え立ち上がっていくのか、その過程を追いながら、総合スーパー再生の行方と、今後のあり方を探る。


*橋本氏が目指す意識改革と人の再生

長崎屋に乗り込んだ橋本氏はまず、全国の店舗廻りを始める。そこで、買い物客の行動を考えないディスプレーの方法や、欠品がそのままにされているコーナーなど、ひとつひとつを細かくチェック。業界や長崎屋の昔からの常識が今やいかに「非常識」であるか、そして社員に蔓延する「ぬるま湯的」体質をも厳しく指摘。強烈な意識改革を求めていく。スーパー業界では素人といえる橋本さんの猛烈な指揮ぶりに戸惑いながらも、社員たちは再建に期待を持ちはじめる。
橋本氏はこう言う。
「人の再生なくして長崎屋の再生なし」と。


*「粗利こそ命」

橋本氏は長崎屋の再生のために、「売上高よりも粗利益高(いわゆる『粗利=あらり』)」という方針を打ち出す。高度成長期からバブル期にかけては、売り上げさえ伸びていれば利益は二の次、という雰囲気さえあったスーパー業界。しかし、消費が伸びないデフレ時代においては、利益をきちんと出す体質に変わらなければ生き残れないと橋本さんは考える。社員一人一人に対して、利益率を常に念頭に置き仕事をするように厳命。バブル時代を今も引きずり、売上げ至上主義だった社員たちに意識の変化が見られはじめる。
また、すぐに結果を出すことを求めるなど、スピードを重視。長崎屋社員も徐々に橋本イズムにそまっていく。
そんな中、橋本氏は利益の出せない店舗に対して厳しい姿勢を打ち出した。近隣のライバル店におされて売り上げが低迷していた「青森県八戸店」は、改装により巻き返しを図ることにした。はたして、お客を呼び戻し、店舗を再生することができるのだろうか? そしてそこから見えるものは?
番組では3ヵ月間の密着取材を展開し、長崎屋の再生、社員たちの意識変革、橋本さんの異業種からの挑戦の顛末を追う。これらの取材を通じて、流通業・小売業の代表選手の一つである総合スーパーの現状を浮き彫りにしながら、その将来像、これからのあるべき姿を探る。

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