日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2003年2月23日放送

◆ 第 45 回 ◆

予告
現場力を高めよ ~松下電器・人づくりの挑戦~

★ メイド・イン・ジャパン復活の鍵は「人づくり」

「失われた10年」といわれる90年代、日本の製造業は競争力を失い、工場の海外移転が進んだ。その結果多くの従業員が工場を去った。復活した米国、勃興する中国に対抗して、日本製造業は復活できるのか? その鍵は「ものづくり教育」にある。 番組では製造業再生に向けた「人づくり」の挑戦を描く。

予告 ★ 新たな危機! 現場力が低下している…

「現場力」とは、工場全員の「個人の能力」と、個人の力を集約する「組織の知力」。過去の日本の製造業は、生産現場一人一人を育て、組織的な改善運動やTQCなどを展開し、生産性向上を実現してきた。松下電器産業の創業者、松下幸之助氏の「ものづくりは人づくり」という言葉は、日本製造業の目標であり、競争力の源泉だったのだ。

しかし90年代の各企業は「減量経営」を強いられ、教育への投資も疎かになっていた。結果として、日本の強みであった「現場力」「高いモラル」が徐々に失われてきた。「工場の衰退は製造業の危機」と、各社は改めて「人づくり」に取り組み始めている。教育から工場を改革し、経営を再生させる試みです。


★ 松下の「モノづくり大学」がスタート

グループ全体で27万人を抱える世界最大の家電メーカー松下電器産業では、2001年に、全工場を対象とした教育機関「ものづくり大学」(大阪・枚方市)をスタートさせた。大学では、工場長から主任、新卒社員までを対象に、様々なものづくり教育を行っている。年間の入学者は1万人。幸之助氏の説いた原点への復帰の取り組みだ。


★ 初代校長の「松下版・教育改革」

初代校長の川真田忠博さん(59歳)は、教育改革を進めている。緊急課題は、各工場の「生産革新のリーダー」を養成することだ。松下グループの工場では、従来の「大量生産・大量販売」を想定した「ライン生産」から、「多品種少量生産」に適する「セル生産」への移行を急ピッチに進めている。生産方式の変化は、現場の各個人の新たな能力開発が必要となる。一人で複数の工程を担当する「多能工化」、作業環境の改善を進める「課題解決能力」、生産プロセス全体を効果的に運用する「SCMへの理解」など。「工場全員の意識改革と現場力向上が求められている」と、川真田さんは語る。

全国から集まる生徒は短期間の寮生活を送りながら、自らの「意識改革」を進め、「新たな生産手法」を学ぶ。そして工場のリーダーとして、現場の改革を進めていく。ものづくり大学は改革の志士を養成する、松下版「松下村塾」なのだ。


★ 現場改革を進める若き主任

松下電器の子会社パナソニックコミュニケーションズの新潟工場(小千谷市)で、電子複合機のセル生産チームの主任を務める太刀川茂幸さん(32才)は、2ヶ月にわたる研修でセル生産の改良を学んだ。他工場から来た同級生と共に議論を重ね、外部講師に学び、自らの工場改革プランを仕上げた。

「大学の成果を現場へ」、太刀川さんは1月から新潟工場で、生産革新に挑んだ。「いかにして在庫をなくすか」「中年女性や若者工員の多能工化をどう進めるか」など、課題は多く多忙を極める。改革第一歩は工場レイアウトの変更。30人のチームが一丸となって、新生産体制への模索が続く。日々発生する問題を解決しながら部下一人一人を教育する太刀川さんの改革の日々を追う。


★ 日本製造業の再生に向けて

番組では製造業復活への「人づくり」の挑戦を、川真田校長と太刀川主任を中心に、大学の研修ドキュメントと、新潟工場の改革ドキュメントから描いていく。創業84年目にして新たなスタート地点に立った松下の取り組みから、「将来の日本製造業の競争力とは何か」を考える。
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