日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2003年4月29日放送

◆ 第 55 回 ◆

予告
<中国シリーズ第7弾> 揺れる中国人材戦争
~繁栄が生んだエリートと失業者~

WTO(世界貿易機関)加盟から1年、中国は7-8%台の高い経済成長率を維持し、その勢いはますます加速している。すべてがうまく進んでいるかにみえる中国経済。だが繁栄の裏側では、人生の明暗をくっきりと分ける熾烈な競争が繰り広げられていた。

★人材の争奪戦が始まった

中国移民が作り上げた希望の都市、シンガポール。アジア経済の中心地として優秀なビジネスマンを育ててきたシンガポールだが、いま、海外の優れた人材を国内の企業に斡旋するリクルート会社が乱立し、人材の奪い合いが始まっている。中でも人気が高いのが中国人の高学歴エリート。上海では、シンガポールのあるリクルート会社による採用面接が行われていた。海外転職を希望する受験者に、流暢な英語で厳しく問い詰めるのは、女性ヘッドハンター、キャロルさん。実は彼女もまた、上海からシンガポールにヘッドハンティングされて移住した超エリートのひとりである。
一方、中国側も海外への人材流出には黙っていない。上海の浦東ハイテク開発区では、政府主導のもと海外帰国組の招聘に力を入れ始めている。開発区にオフィスを構える異設計事務所の社長は、カナダから帰国して会社を設立。建設ラッシュの上海で順調に業績を伸ばしている。WTOへの加盟を果たした今、もう後戻りはないと確信した海外組が帰国して起業するケースが増えてきた。彼ら帰国組の活躍が、中国経済の発展にさらなる拍車をかけようとしている。


★繁栄の裏側の厳しい現実

長江上流に位置する内陸部の工業都市・重慶ではここ数年、産業転換に失敗した国有企業の工場が次々と閉鎖され、失業者やレイオフされた者があふれている。失業者の多数を占める中高年たちは、かつて文化大革命のさなか農村での生活を余儀なくされた世代。そして今再び、彼らは市場開放という政策転換の犠牲となろうとしている。
番組では、ある失業者の日々に密着。仕事を探しに出かけるものの、プライドと厳しい現実との狭間で葛藤し、なかなか再就職が果たせない。家族を抱え、明日の見えない不安な毎日を送る姿をつぶさに追った。
経済発展の華々しい側面ばかりが伝えられる今日の中国。その奥にひそむ、知られざる明暗にスポットをあてる。


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