日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2003年7月8日放送

◆ 第 65 回 ◆

予告
戦国グルメ夏の陣 ~新興外食チェーンの野望~

神奈川県・横浜市郊外の街道沿いにあった「中華レストラン」が業績不振のため閉店した。しばらくして、そこには「洒落た焼肉屋」が誕生した。閉店した中華店と同じ新興外食チェーンが経営する店である。社長は「新しく開店すれば5000万円以上の費用が、かかってしまうけど、ここは2000万円もかけないで開店に持っていけた」という。和洋中・・・いくつもの業態を持ち、立地条件や地域環境に合わせて出店計画を考える新興外食チェーンの「多業態戦略」。デフレ不況の最中、競争激化の外食産業で勝ち組に残ろうとする外食チェーンが模索する「多業態戦略」とは、一体どういうものなのか?番組では長期密着取材で、そのビジネスモデルを解明する。


★26兆円の巨大市場で台頭する新興チェーン

外食産業の市場規模は約26兆円。わが国の基幹産業といわれる自動車産業が約18兆円ということからみても、今や巨大な市場だ。その外食市場も長引く景気低迷の煽りを受け、5年連続で減少している。
とくにファミレス御三家と呼ばれた「すかいらーく」「ロイヤルホスト」「デニーズ」は、既存店の売り上げが前年割れを続けるなど、往時の勢いを失っている。
一方で、新興チェーンは勢力を確実に拡大しつつある。中には前年比売上高200%増という、不況もどこ吹く風の元気な企業もある。26兆円という限られたパイの食い合い。新興チェーンの原動力に迫る。

予告 ★外食業界の熾烈な戦い

番組では、焼き肉シェアナンバーワン「牛角」などをチェーン展開する「レインズインターナショナル」と、不況の北海道から名乗りを上げ、北前そば「高田屋」などを全国に展開、道産子魂を見せつける「タスコシステム」に密着。
両社の好調の陰には、新店舗出店をめぐる壮絶な奪い合いと厳密な立地調査、消費者を飽きさせないための新メニューづくりや新業態開発をめぐる苦悩があった。さらに、1円、1銭をもムダにしない徹底したコスト意識、そしていざとなれば業態の転換や最悪の場合は撤退をも余儀なくするシビアな経営姿勢が、業績を支えている。
大手企業なら不採算店舗を撤退するかどうかの判断は鈍くなりがち。しかし、新興チェーン企業は、迅速に判断を下し、消費行動に見合った変化を常に遂げる努力をしていた。 番組ではこの2社のほか、2002年の売り上げトップ15位までにランクインした新興チェーンも取材。彼らの強さに共通しているキーワードを探る。


★“勝ち組”企業の戦略とは?

成長のウラに隠されたもうひとつの秘密…。それは、多様な専門店を展開していることだ。
これまではひとつの業種の強みだけでも十分商売になった。しかし、人々の外食経験が豊富になり成熟した消費者が増えた現在では、料理そのものの魅力だけでは満足を得られなくなってきた。「様々なものを、しかもオシャレな空間で食べたい」という、いまどきの人を唸らせる感性と発想がビジネスに求められているところに着目したのだ。多業態発想は、流行の変化による業績のぶれを抑えて、安定を図ることができる効果的な経営方法だ。
 タスコは11業態、そしてレインズは21業態。これまでの枠を越えた展開に対応している。
消費者の価値基準は確実に高度化している。今、急成長を遂げている“勝ち組”には、彼らにしか知り得ない独自の経営ノウハウが生かされている。「大手に負けないよう独自路線でいかに安く、しかも質の高いものを提供するか」。6月に新たな開店を目指す新興チェーンを中心に、経営サイドだけでなく、生産、流通、サービスといった末端にも取材範囲を広げ、独自のノウハウにこだわる者たちを通して、外食産業の今に迫る。
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