日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2003年12月16日放送

◆ 第 87 回 ◆

予告
<シリーズ日本の知を問う 2>
大学は宝の山だ!! ~産学連携が未来のヒットを創る~

現在、日本の大学には日本の研究者の約3分の1、およそ20万人が所属している。そこから生まれる特許の数は、1日に約3件。大学に埋もれるビジネスの種は計り知れない。
豊富な労働力や低コスト生産を誇るアジア各国の躍進により、産業構造の転換を迫られている日本経済。その復活のカギとして、かつて象牙の塔と呼ばれていた大学が今、 “宝の山”として注目を浴びている。
大学の“宝の山”からヒット商品を生もうと奮闘する人々を追う。


★“知の代理店” TLOの営業ウーマン

東京大学のTLO(技術移転機関)、CASTI(先端科学技術インキュベーションセンター)の中野八千穂さん。彼女の仕事は大学の技術・発明をビジネスにつなげる技術移転事業、大学と企業の橋渡しをする「知の代理店」である。
新しい大学の技術・発明を発掘し、企業にプレゼンする毎日。しかし契約が結ばれて晴れて商品化されるのはほんのわずかである。
そんな彼女が担当する大学の技術がこの春、初めて商品化されることになった。
★産学連携で生き残れ・大学の技術に社運を賭けるおもちゃメーカー

東京の下町、足立区にある老舗のおもちゃメーカー、イワヤ。
かつては対米輸出でかなりのシェアを誇ったこの会社もアジアの安価なコピー商品に押され、現在では当時の8分の1にまで輸出額が落ち込んでいる。
新たなチャレンジとして目をつけたのが、遠隔操作を発展させた最先端のロボット技術で名高い東京大学・舘研究室の研究成果。その技術を使って商品化を目指しているのが、声だけでなく動きも相手に伝えることが出来る全く新しいおもちゃ「ロボットフォン」である。開発を担当するのはイワヤの中野殖夫さんと東京大学の関口大陸さん。
クリスマス商戦を狙って商品開発を進めていくが、問題は山積み。果たして無事商品化にこぎつけることができるのだろうか?


★産学連携は巨万の富を生む・億万長者になったアメリカの研究者

日本ではまだ始まったばかりの大学と企業の歩み寄り。しかし、産学連携の先進国アメリカではとんでもない成功者が生まれている。
フロリダ大学のロバート・ケード博士。彼はスポーツ健康飲料の先駆けとなった世界的大ヒット商品「ゲータレード」の発明者である。そもそもフロリダ大学のアメフトチームのために開発されたこの発明は、商品化の結果、大学に年間9億円ものロイヤルティー収入をもたらし、博士自身も毎年2億円近くの収入を得ているという。
他にも第二、第三のゲータレードに化けそうな発明・技術がフロリダ大学には目白押し。
その成功の秘密はTLOにあった。


★若者の柔軟な発想を狙え・ホンダと多摩美術大学の共同研究

20年も前から企業との共同研究を行い、数多くの実績をあげてきた多摩美術大学プロダクトデザイン学科。今年の共同研究のパートナーは大手自動車メーカーのホンダだ。
学生たちは擬似ベンチャーを立ち上げ、自ら役割分担、予算管理をしながら、ホンダの未来のヒット商品をプレゼンする。
しかし、学生たちが相対するのは企業の第一線で活躍するプロ。手厳しい指摘、アドバイスがぶつけられ、学生たちを初めて経験する極限のプレッシャーが襲う。刻一刻と迫る本番のプレゼンは11月。果たして学生たちの準備は間に合うのだろうか?
そして、この共同研究を通して学生とホンダは何を得るのか?
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