日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2004年2月24日放送

◆ 第 97 回 ◆

予告
燃えよサハリン
~始動する石油巨大プロジェクト~


日本のエネルギー戦略に大きく関わる巨大プロジェクトが動き出した。それは、膨大な石油・天然ガスが眠るサハリンで、石油メジャーや日本企業が共同で取り組むエネルギー開発「サハリン・プロジェクト」だ。日本の大手商社から極寒の地に単身赴任し、駐在所長として奮闘する日本人ビジネスマンを軸に、巨大石油ガスプロジェクトの可能性を探った。


なぜサハリンか?

イラクへの自衛隊派遣で日本が揺れている。石油輸入の9割近くを中東に頼っている日本にとって、中東の安定、イラクの早期復興はエネルギー戦略上重要だ。しかし、そんな中東依存を軽減させる可能性をもつ取り組みもある。それが「サハリン石油ガス開発プロジェクト」だ。
日本は中東と1万km以上離れているが、サハリンは稚内の宗谷岬からわずか40km。しかも極東最大のエネルギー資源の宝庫と見られ、特に天然ガスは少なく見積もっても日本の年間需要の35年分という埋蔵量。アジア最大のエネルギー消費国日本にとっては、救世主のようにも見える。
予告 しかし、サハリンはかつての「樺太」、南半分を日本が統治した地域。冷戦時代は、旧ソ連の最も隠された部分となった。数多くの旧ソ連の空軍・海軍基地があったからだ。日本にとっては近くて遠い島サハリン。開発プロジェクトは、乗り越えなければならないいくつもの壁があった。
番組は、ロシアの厳しい取材規制の中、最前線の石油掘削現場や石油メジャー、極寒の地でプロジェクトに取り組む日本人たちを密着取材する。プロジェクト主体への長期テレビ取材は、今回が初めてである。


30年の悲願 サハリン1

サハリン・プロジェクトは1973年のオイルショックが契機だった。サハリン石油ガス開発(SODECO)の前身が設立されて30年、去年7月やっと石油掘削に着手できた。そのSODECOで、サハリン事務所所長を務めるのは、伊藤忠商事出身の油本聡さん(50歳)。去年、3人の家族を日本に残し単身赴任となった。取材班は油本さんの着任時から密着し、陸上から傾斜をつけながら地中を掘り進んで沖合10キロの海底油田層を掘削するという世界初挑戦の掘削現場を取材した。世界最大の石油メジャー 米エクソン・モービルも参加する投資総額1兆4000億円の巨大プロジェクト「サハリン1」の全貌に迫る。


先行する サハリン2

実は、すでに生産は始まっている。もう原油が日本に送られているのである。それはもうひとつのプロジェクト「サハリン2」。事業主体であるサハリンエナジー社で渉外を担当するのは、三井物産から出向する成瀬正美さん。巨大な洋上生産基地では去年1000万バレルが生産された。成瀬さんの奮闘を通して、次のターゲットである天然ガス生産へ向けた挑戦を取材する。
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