私は、正直をモットーに生きる男だ。それは、我が魂の命ずるままに…。
「番組紹介」という場を借りて、発言の機会を与えていただいている身の私だが、私のペンは決して権力には屈しない。
ペンは剣よりも強し!人はパンのみに生きるにあらず!ピン子と言えば泉!渡る世間の鬼にも負けぬ!死して屍拾うものなし!熱い風呂も水でうめない!…と、柄にもなく、少々熱くなってしまったようであるが…話を戻そう。
私の後ろに仁王像のようにすっくと立つ番組スタッフの目を意識しながら…私は…書く。正直に…書く。
…………
「メタルで濱田マリって…どないやねん!」と…
ぐるぐるぐるぐるどっか〜ん!
しかし…だ。そんな私の疑問に対して、図らずも今回のゲスト、元モダンチョキチョキズ 濱田マリ(not浜田麻里)は、
『「ヘビメタさん」という番組は何なのか?』という根源的な問題を私に突きつけるのだった!
濱田は言う。
「正直、なんでここに呼ばれてるかわかりません 笑」 「ヘビメタ魂とか、期待しないでください! 笑」…正直だ。正直な娘さんだ。
正直な私としては、正直な娘さんは…大好きだ。
そして、濱田は、いみじくも私が、この番組初回から心に潜めていた言葉を発した!
王様は裸なのか!正直娘は、さらりと、本当にさらりと言ってのけた!
「ヘビメタバラエティーって、どないやねん」…
世界のスーパーギタリスト、マーティー・フリードマンも返す………
「ヘビメタバラエティーって、ドーナッツやねん」……
…
(先鋭的なマーティーギャグは、ここでは置いておこう)…
果たして、スクール・オブ・メタルのコーナーがはじまった。
「Jポップにはじまって高校のときにニューウェーブに、はまりまして…サブカルですねぇ…」
非メタル女子の濱田が、自分の音楽史について語っていた。
メタル三十年戦士の私にとっては、あまりに縁遠い言葉が並ぶ。
するとマーティーがおもむろに言ったのだ
「少年ナイフとかは?…かわいいヨネ」
「大好きですよ」と濱田。
そして、マーティーが弾き出す…「少年ナイフ」!!
マーティーが 少年ナイフを弾いている!!!!!!!
なんだ!なんなんだ!盛り上がってるじゃないか!
おい!おい!そっ、その娘はっ!あっち側の人間だぞ!ニューウェーブだぞ!
OとかBとかHMとかのアルファベットがつく方のじゃないんだぞぉ!!おい!………と…
そこで…私は気づいたのだった…私は、私の中で、知らず知らずに壁を作っていたことを…
「シーザーを語るのにシーザーである必要なし」とは、題名をだすのには何故か、ちょっと気が引けるアニメで聞いた言葉だが、私もあえて言おう!
「メタルを語るにメタルである必要なし」と…
だって…だって…今回の放送 面白かったんだもん!
「ヘビメタさん」という番組は何なのか?と、私的には、自問自答の6週間であったことを、ここに正直にご報告させていただく。
ヘビメタバラエティーって、ぶっちゃけ「どないやねん」と、関わりながらも、実は思っていたことを報告させていただく。
メタルの匂いの感じられぬゲストって「ドーナッツやねん」と思っていたことも、白状させていただく…
…正直、すまんかった…
番組開始から試行錯誤の6週間、「非メタラー」を高らかと叫ぶ濱田マリを迎え、番組は新たなステップを踏み出した。
唯一孤高の番組「ヘビメタさん」!「ヘビメタさん」ならではの番組像の一端が垣間見えた気がしたのだった!
私は…ヘビメタさんを…愛す!!
…と、ここまで書いて、ほとんどコーナー紹介をしていなかったことに気づく…
せめて、せめて最後に紹介しよう!…せめて仕事をしよう…箇条書きで!!
1 オジーの奥さんから電話があって、オジーのオーディションを受けたんだってさ、マーティー!でも落ちたんだって!
2 またもや、マーティーの毒舌!「Helloween」って五歳児のだじゃれみたいなバンド名!だって!
3 モダンチョキチョキズって言いにくいですよ、ってマーティー!
4 Night wishを気に入ったんだって!元モダンチョキチョキズ 濱田!
私の後ろに仁王像のようにすっくと立つ番組スタッフの目が、地獄の業火のごとく燃え盛るのを無視し、
私はこの原稿を書いている。
| 今週の スクールオブメタル |
(1)Black Sabbath「Paranoid」
(2)Helloween「I Want Out」
(3)Nightwish「Nemo」 |