ガッチャメラ!オエー! ・・・・・・
神聖なるヘビメタさんのスタジオに
ひとりの男の怒声が響き渡る。
「黒の総帥」「元祖夏男」
「ドイツ人の妻を持つ」「黒のカリスマ」
「アメリカ生まれ、三鷹育ちの荒くれ者」、
「時折、育ちのよさも、垣間見せるカリスマ」は、
同じく三鷹武蔵野地区に育った私にとって、
郷土の生んだ スーパースターなのだ。
地元民にとって・・・ ジブリの森と並び立つ
誉(ほまれ)・・そして カリスマ・・・・・・
彼の名は・・・・・・ アイム チョーノ!ガッチャメラ オエー!!!
新日本プロレス 蝶野正洋・・・・・・
「俺に楽器はねぇのか!!オエー!!」
三鷹六中出身の蝶野さんは、鮎貝、マーティを、両脇に抱え、吼えまくる。
入場曲 Royal Huntの CRASHが鳴り響く中、コーナーはメタルの学校へと移り行く・・・・・・
熊田:「蝶野さんは、過去にヘビーメタルのCDを監修されたそうですね」
メガデスの曲も2曲収録されている 「THIS IS CHONO METAL」・・・・・・
そんなCDを出した過去を持つ蝶野は
かつて、 メガデスのステージに上がったこともあるという。
マーティ、 蝶野、両者ともに記憶が薄れていることはご愛嬌としても、
メタルとプロレスの相性のよさを、感じさせる逸話だ。
(蝶野にギターを渡しながら)
鮎貝:「オープニングでね、 俺の楽器はないのかとおっしゃってたんで」
蝶野:「いや楽器を壊すのが俺の仕事だからねぇ・・・・・ 壊してもいいのこれ?」
そんな自分のキャラクターを十分理解している荒くれっぷりの発言に、
鮎貝:「それはもう、思う存分」
と、ナイスガイ鮎貝・・・略して ナイス鮎ガイも、腹をくくる発言。
蝶野:「まぁ、もう持っているだけでいいわ」
と、かわいらしく抱えながら微笑む蝶野に、プロの姿を見る。
まず最初の教材は・・・・・・
天下無敵のこのバンド
Megadeth 「Crush’em」
鮎貝:「これはアメリカの人気レスラー、 ビル・ゴールドバーグの入場テーマですよね」
蝶野:「この当時 ロックとレスリングっていうのを一緒によくやってたんですよ。でかい大会には KISSとかね、いろんな人達が入場のテーマ曲を弾いてかなり大きな仕掛けをやってますよ」
熊田:「この曲はマーティの曲なので、 ぜひリフを弾いてもらいたいですね」
それに応えて マーティがリフを弾く。・・・・・・ホンモノだ。
久武:「この曲は映画のサントラにも入っているんですよね、ユニバーサルソルジャー2でしたっけ」
マーティ:「めちゃくちゃB級映画なんですけど」と苦笑いのマーティ。
ビバ!B級!
つづいて、
Guns N' Roses 「Paradise City」
鮎貝:「Guns N' Rosesそれから Megadethもライブでは何万人っていうお客さんが入っていますが、 蝶野さんの新日本プロレスも東京ドームで」
蝶野:「俺らも試合はライブっていう感覚でやってますから、 でかい会場はやっぱり燃えますよね」
画面に踊るテロップは、次の文字を記す。
新日本プロレスリング 東京ドーム大会
【闘魂創造〜NEW CHAPTER〜】
10月8日(土)18:00 GONG!
もちろん私も行くつもりだ。 創造する魂を感じようではないか。
鮎貝「本番前のテンションの上げかたってあるんですか」
ナイス貝のそんな質問に、
蝶野:「 テンションって上げすぎるとだめだね。
前にね、一番最初の東京ドーム大会で、俺海外から呼ばれて帰ってきて1発めの試合のときに、
行くぞ!ってウァーって気合い入れたら そっから記憶飛んじゃってた。
で4時間後の帰りのタクシーの中で記憶戻ってきて、 あれ、俺今日試合やったっけなって試合も覚えてないの」
と、蝶野が答える。
放送では、やむなくカットされた蝶野の言葉に、興味深いものがあったので紹介しよう。
カリスマは言う。
「プロレスって言うのはね、まず闘う相手がいるわけだけど、それ以上に、もっと巨大な相手がいるんですよ。
それはね・・・・・・観客。ある意味、観客と闘わなきゃいけないんですよ。客の目っていうのは、
一番、難しいね。プロレスに限らず、プロってのはソコが一番大切なんですよ・・・・・・それがプロ」
・・・・・・ プロとしてのゆるぎないプライド。私はその事実に感動する。ロックスターも然り、もちろん「ヘビメタさん」も然り・・・だ。
およそ、人が作り出し世に出すものは、痛烈なる観客の目に触れる。それは闘いだ。 観客との闘い。
そして、一方・・・・・私たちもまた、 「プロの観客」なのだ。作品に対する 真摯な姿勢。
ギリギリとした、両者が産み出す緊張感は、作品をよりソリッドに先鋭化させる。
作り手と、 観る者が、 「本気」で向き合うとき、作品は 奇跡的なグルーブ感を生み出す。
それが・・・・・・今の「ヘビメタさん」ではないだろうか?
言い過ぎか?こじつけか?・・・・・・断言しよう、 「こじつけ」だ。
さて、続いての教材は
Bon Jovi 「Have A Nice Day」
久武:「最高ですね、 どこをとってもBon Joviじゃないですか。ちゃんと Have A Nice Day(のDayの所で拳を突き上げ)を入れるとか、もうライブを想定してるなみたいな」
鮎貝:「こういうビッグアーティストっていうのは アリーナクラスでのお客さんの楽しませ方をよく知ってますよね。蝶野さんは楽しませる演出としてどんなことを」
蝶野:「俺らが試合以外のときにできるのは入場の時とかありますから、 HUMMERで乗り付けたり、リムジンで乗りつけたりとかね」
鮎貝:「東京メタルドールズは蝶野さんの試合を見てみたいと思いませんか」
そんな ナイス貝の言葉に、鉄子が答える。
東京メタルドールズ:「見たいです、もちろん」
必要以上に伸びのないハスキーヴォイスを、蝶野にたたきつける。
日本人離れした特異な発音に、蝶野はしばし考え込み、やおら口を開いた・・・・・・
蝶野:「あ、外国の方ですか?え、2人とも?」・・・・・・
いまさら驚く蝶野。ドイツ人の妻を持つだけあって、 人種の違いなどはカリスマにとって、気にもとめなかったということであろうか?
熊田:「 こんなに彫りの深い日本人いませんよぉ 苦笑」
とは、熊田の的確なつっこみであったが、 彫りの深い、
鮎貝、熊田両者の映る画面をみていると、 その説得力も薄まるというものであった・・・・・・
今週の スクールオブメタル
で紹介した曲 |
(1) Megadeth 「Crush 'Em 」
(2) Guns N' Roses 「Paradise City」
(3) Bon Jovi 「Have A Nice Day」 |
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