第30回横溝正史ミステリ大賞テレビ東京賞受賞作品『ボクら星屑のダンス』

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インタビュー

撮影に入る前に原作を読みました。「えっ!?」という突拍子もない発想で作られた話なんですが、一方で、もうすぐ世の中もこういう風になるんだろうなと思える、ファンタジーもありながらリアリティもある、そういうお話です。僕の役どころは自殺志願のダメな中年男なんですが、それがある天才少女・ヒカリと出会うことで少しずつ変わっていく。自分が変わるだけでなく、その少女のことも変えていきます。僕は10歳くらいの子とお芝居をするのは初めてなんですが、今回のドラマはヒカリを演じる宮武祭ちゃんとのシーンばかりでした。僕と祭ちゃんは40くらい歳が離れているんですが、祭ちゃんは役を作り込んで撮影現場に来ていたので、撮影の初日から「友達どうし」としてお芝居ができました。祭ちゃんは本当に大人っぽいですね。僕なんかよりよっぽど落ち着いています。祭ちゃんがしっかりしてるんで、まわりもしっかりせざるをえない。そんな現場でしたね。このドラマを見た後で、とにかく地球って、自分の住んでいる所って、すばらしいところなんだと思える、小さいことでもいい、何か自分にできること、地球のために何かしたいと、そういう風に思ってもらえたらいいなと思います。

私が演じるヒカリは天才少女なので、自分にとってはふだんは使わない、難しい言葉ばかりで、「天才だったらこんなことを言うんだな」と驚くことばかりでした。最初の方のシーンは笑顔を見せないようにと監督に言われていたので、「大人っぽい子ども」を演じるのが難しかったです。
私は11歳なので、いつもは子どもの感じの役が多いんですが、今回のドラマでは大人っぽく演じている私を見て欲しいです。

 この物語は、たった十歳というのに宇宙の大きさに圧倒され、その成り立ちを思索する天才児と、人生を捨てて逃げてきた中年男の二人が出会うところから始まります。その後、舞台は浜松市郊外の古ぼけた倉庫、最先端科学センターという近未来の建物、さらには浜名湖畔や遠州海岸といった大自然の中など、次々に移り変わりながら話が進んでいきます。
 ドラマ化にあたり、こうした様々な情景を、あるときは原作に忠実に、あるときはイメージを広げて、撮影してくださったと聞いています。
 ドラマの中では、主人公の二人が原作とは違った味わいのある“星屑のダンス”を踊り、新たな感動を与えてくれると、私自身も楽しみにしています。そして、視聴者の皆さんも、彼らの“星屑のダンス”に誘われ、御自身も実は踊っているのだ、ということに気づかされるかもしれません。