池上彰の戦争を考えるSP2024

8月11日(日)昼12時~12時54分

  • MC

    池上彰、片渕茜(テレビ東京キャスター)
戦時中「日本は絶対に勝つ」「絶対神風が吹く」と言われたが・・・。その「絶対」はなかった。昭和史研究の第一人者、半藤一利さんは、生前「絶対」という言葉を嫌い、「二度と絶対という言葉を使うまい」と誓ったという。そんな半藤さんだが、最期までこう言い続けた・・・。

「戦争だけは“絶対”に はじめてはいけない」と。


あの戦争から79年たった今・・・欧州では、「ロシア・ウクライナ戦争」、中東では「イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘」が続いている。今回で15回目を迎える池上彰の戦争特番では、『なぜ、世界から戦争はなくならないのか』をテーマに、戦争当事者や今現在、海外で戦争と向き合っている関係者や軍事の専門家、歴史家など、立場や環境の違う人たちからリアルな声を拾っていく。

番組の見所

悲惨な戦争を忘れないために…「旧日立航空機変電所」を訪ねる

1945年に受けた3回の攻撃で、工場の従業員や周辺住民等100人超が死亡した。変電所も窓枠や扉などは爆風で吹き飛び、壁面には銃弾のあとや爆弾の破片による無数のクレーター状の穴ができた。その姿を今も残す都内では貴重な戦跡を池上がルポし、戦争の悲惨さを改めて考える。

ICCと東京裁判の関係~戦争責任者を裁くということ~

ロシアのプーチン大統領に逮捕状を出したICC「国際刑事裁判所」。そのルーツは「東京裁判」にあった。どのような経緯でICCが誕生したのか。東京裁判が行われた市ヶ谷記念館で池上解説。

池上インタビュー×赤根智子氏
今年3月、ICC=国際刑事裁判所の所長に日本人として初めて選出された赤根智子判事。ロシアとウクライナの戦争、パレスチナの戦闘をめぐる国際法違反を追及するICCのかじ取りを担う赤根氏に池上がオンラインで話を聞く。

命がけで目指した38度線

満州で終戦を迎え、帰国した日本人がいたことはよく知られているが、今回は、朝鮮半島で終戦を迎え、帰国した日本人を取り上げる。長田信子さん(86)の父は、現在の北朝鮮にあった「明延鉱山」で働いていた。1945年8月の終戦時、ここにいたら“ソ連軍の捕虜になってしまう”と、当時、小学2年生だった長田さんは従業員の家族らとともに着の身着のまま38度線を目指した。戦争体験者にも『なぜ戦争はなくならないのか』と問う。

ほか、インタビュー

吉田裕(歴史学者・一橋大学名誉教授)
1954年生まれの69歳。東京大空襲・戦災資料センター館長も務める。専攻は日本近代軍事史と近現代政治史。


小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター准教授)
ロシア・ウクライナ戦争を分析する小泉氏に戦争がなくならない理由とともに「今、ウクライナで起こっていること」「戦争はいつ終わるのか」などの質問をぶつける。

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