ガイアの夜明け【夢がかなう!ニッポンの“島”】
2018年2月20日(火)22:00~22:54
ニッポンには約6000もの離島がある。手つかずの大自然、都会では味わえない新鮮な海産物…島の資源を活用し、新発想でビジネスを切り拓く!島に魅せられた挑戦者達を追う。
◆瀬戸内海・“養殖の島”…絶品カキ・エビで世界を狙う!
瀬戸内海に位置する広島県の「大崎上島」。昭和の頃から何度も架橋計画が持ち上がりながら、結局本土や四国とも橋が架かることがなかった。
主な産業は柑橘栽培や造船業。しかし造船所の廃業が相次ぎ、かつて1万7000人以上あった人口は現在約7700人に減少。65歳以上の高齢化率は約45%と高い。
そんな島を変革しようと奮闘しているのが「ファームスズキ」の鈴木隆社長(41歳)だ。東京出身の鈴木さんは、島内に放置されていた塩田跡を活用し、2011年からカキの養殖を始めた。日本ではカキは海で養殖するのが基本だが、鈴木さんは塩田跡で養殖すれば“日本初のカキ”が作れるのではと考えた。
実はフランスなどでは、塩田跡の養殖池(クレール)でカキが育てられ、世界的にも名高いカキが出荷されている。海で育ったカキに比べ、小粒だが甘みが強く味わいも芳醇。日本では、食感が肉厚な大きなカキが好まれるが、欧米では、このクレールオイスター(塩田熟成カキ)が好まれることを以前水産商社に勤めていた鈴木さんは知っていたのだ。
試行錯誤の末、塩田養殖に成功すると鈴木さんは思わぬ作戦に打って出た。日本国内で伝統的なブランド産地のカキと勝負するのではなく、いきなりシーフード最大のマーケットである香港に輸出したのだ。狙いは当たり、2017年は24万個のカキを出荷するまでにいたった。現在、養殖池のほとりには採れたてのカキが食べられるオイスターレストランをオープン。島外から観光客を呼び込むだけでなく、新たな雇用も生み出した。
さらに鈴木さんは、塩田跡の養殖池で車エビの養殖も始めた。カキと車エビの複合養殖、それも抗生物質等の薬品を使わない有機養殖に挑んでいる。この冬、出荷の最盛期を迎える車エビ。これを生きたまま香港に運び、売り込むことを計画。果たして新たな市場を開拓できるのか?
◆父の〝ふるさと″の離島で…55歳・おんな一人で始めた宿の挑戦
長崎県の本土と五島列島のちょうど中間に位置する小さな離島「江島(えのしま)」。美しい海や雄大な景色に恵まれたこの島の主な産業は漁業で、伊勢エビ漁が盛ん。しかし、この島は大きな問題を抱えていた。かつて1300人が暮らしていたが、現在120人余りにまで激減。高齢化率は約63%まで上昇。近い将来、無人島化するのではないかと危惧されている。
そんな江島に2016年、一人の女性が移住した。福田智美(さとみ)さん(55歳)。福田さんにとって江島は父の故郷。子供時代、夏休みともなると毎年帰省。当時都会に住んでいた福田さんにとって、雄大な景色と海の幸に恵まれたこの島は“夢の島”に映った。
しかし、父が亡くなり墓参りなどで島を訪れるたびに荒れ果て、寂れゆく島の姿を目の当たりにした福田さんは移住を決意。去年3月から父の実家で民泊宿「江島さとや」を始めた。島内の耕作放棄地を耕し畑にして、野菜などを栽培。島外から羊を購入し羊牧場をオープン。福田さんが自ら造った石窯で焼いた本格ピザや豊富な海の幸が客をもてなす。
しかし、いかんせん島の知名度がないため、訪れる客もまばら。女ひとりで始めた島おこしは孤軍奮闘の戦い。この状況を打破するため、福田さんは島おこしに成功し年間2万人も観光客が訪れているある島を訪問。成功の秘訣を探った。さらに、長崎県内の大学を訪問し、学生たちに江島観光をアピール。実はそこには、福田さんのある狙いがあった
出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
◆ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
2018年2月20日(火)22:00~22:54
ニッポンには約6000もの離島がある。手つかずの大自然、都会では味わえない新鮮な海産物…島の資源を活用し、新発想でビジネスを切り拓く!島に魅せられた挑戦者達を追う。
◆瀬戸内海・“養殖の島”…絶品カキ・エビで世界を狙う!
瀬戸内海に位置する広島県の「大崎上島」。昭和の頃から何度も架橋計画が持ち上がりながら、結局本土や四国とも橋が架かることがなかった。
主な産業は柑橘栽培や造船業。しかし造船所の廃業が相次ぎ、かつて1万7000人以上あった人口は現在約7700人に減少。65歳以上の高齢化率は約45%と高い。
そんな島を変革しようと奮闘しているのが「ファームスズキ」の鈴木隆社長(41歳)だ。東京出身の鈴木さんは、島内に放置されていた塩田跡を活用し、2011年からカキの養殖を始めた。日本ではカキは海で養殖するのが基本だが、鈴木さんは塩田跡で養殖すれば“日本初のカキ”が作れるのではと考えた。
実はフランスなどでは、塩田跡の養殖池(クレール)でカキが育てられ、世界的にも名高いカキが出荷されている。海で育ったカキに比べ、小粒だが甘みが強く味わいも芳醇。日本では、食感が肉厚な大きなカキが好まれるが、欧米では、このクレールオイスター(塩田熟成カキ)が好まれることを以前水産商社に勤めていた鈴木さんは知っていたのだ。
試行錯誤の末、塩田養殖に成功すると鈴木さんは思わぬ作戦に打って出た。日本国内で伝統的なブランド産地のカキと勝負するのではなく、いきなりシーフード最大のマーケットである香港に輸出したのだ。狙いは当たり、2017年は24万個のカキを出荷するまでにいたった。現在、養殖池のほとりには採れたてのカキが食べられるオイスターレストランをオープン。島外から観光客を呼び込むだけでなく、新たな雇用も生み出した。
さらに鈴木さんは、塩田跡の養殖池で車エビの養殖も始めた。カキと車エビの複合養殖、それも抗生物質等の薬品を使わない有機養殖に挑んでいる。この冬、出荷の最盛期を迎える車エビ。これを生きたまま香港に運び、売り込むことを計画。果たして新たな市場を開拓できるのか?
◆父の〝ふるさと″の離島で…55歳・おんな一人で始めた宿の挑戦
長崎県の本土と五島列島のちょうど中間に位置する小さな離島「江島(えのしま)」。美しい海や雄大な景色に恵まれたこの島の主な産業は漁業で、伊勢エビ漁が盛ん。しかし、この島は大きな問題を抱えていた。かつて1300人が暮らしていたが、現在120人余りにまで激減。高齢化率は約63%まで上昇。近い将来、無人島化するのではないかと危惧されている。
そんな江島に2016年、一人の女性が移住した。福田智美(さとみ)さん(55歳)。福田さんにとって江島は父の故郷。子供時代、夏休みともなると毎年帰省。当時都会に住んでいた福田さんにとって、雄大な景色と海の幸に恵まれたこの島は“夢の島”に映った。
しかし、父が亡くなり墓参りなどで島を訪れるたびに荒れ果て、寂れゆく島の姿を目の当たりにした福田さんは移住を決意。去年3月から父の実家で民泊宿「江島さとや」を始めた。島内の耕作放棄地を耕し畑にして、野菜などを栽培。島外から羊を購入し羊牧場をオープン。福田さんが自ら造った石窯で焼いた本格ピザや豊富な海の幸が客をもてなす。
しかし、いかんせん島の知名度がないため、訪れる客もまばら。女ひとりで始めた島おこしは孤軍奮闘の戦い。この状況を打破するため、福田さんは島おこしに成功し年間2万人も観光客が訪れているある島を訪問。成功の秘訣を探った。さらに、長崎県内の大学を訪問し、学生たちに江島観光をアピール。実はそこには、福田さんのある狙いがあった
出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
◆ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
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