記者会見情報

「影武者 徳川家康」製作発表記者会見を行いました!

11月27日(水)、製作発表記者会見を行いました。主演の西田敏行をはじめとする出演者たちが、佳境に入った撮影の模様や役柄を演じるにあたっての気持ちなどを語りました。

出席者挨拶

西田敏行

かくも賑々しくお集まりいただきありがとうございます。テレビ東京の時代劇は4作ほど出演させていただいております。今回フィクションで娯楽性の高い時代劇をご覧いただこうということで、私は団塊の世代ですので、子どもの頃はテレビというより映画という文化で情操いただいた人間です。お正月になると、必ず父母に映画館に連れて行かれ、映画を見ました。特に時代劇を好んで見て参りましたけれども、正月映画はオールスター総出演といった感じで、ドキドキするようなスター俳優さんが輝いておられるのを見て、憧れの気持ちや「ああ正月だなあ」と感じていた記憶があります。
そういう感じの印象を、先ほどのVTR(ダイジェスト版)で感じましたので、お正月の2日、5時間ゆっくりとおとそを飲んだりおせちをいただきながら見ていただけたら、楽しい時間になるんじゃないかと確信しています。視聴率は『半沢直樹』超えで!!よろしくお願いいたします。

観月ありさ

『半沢直樹』超え、いいですね。少しでも力になれればと思います。このような大型時代劇に呼んでいただけて光栄でした。少しでも徳川家康というか影武者二郎三郎の癒しの存在になれればいいなと思いながら演じました。現場では時代劇にあまり慣れないもので、共演者の皆様のお力を借りて最後まで何とか演じられたかなと思っております。
5時間という長い時間ではありますが、お正月ちょっと息抜きになるエンターテイメントな番組ですので、幅広い年代の方に楽しんでいただければと思います。

Q.西田敏行さんとは20年ぶりの共演ということでしたが、いかがでしたか?

(西田:昔、中年のおっさんが観月さん演じる若い女の子に恋をするというドラマをやってまして…)
そうなんです。その時私は10代だったので、大人になって西田さんの側室の役をやるとは感慨深いものがあります。撮影現場での西田さんは20年前から全くお変わりなく、私は西田さんに身をゆだねて一緒にお芝居をさせていただいて、非常に楽しい時間でした。西田さんは「このシーンはこの方が面白い」と常に考えて下さるので、それに私は乗っかって委ねて、一緒に面白いことができたらいいなと思いながらやらせていただきました。

西田:立派になられたなあ、と思いますね。もう貫禄すらついて威厳を感じました。そういった意味では世良田二郎三郎として(観月さん演じる)お梶さんと相対するときも気弱なことができたので、二重性が活きてくるんじゃないかなと思いました。僕の方が身を委ねました(笑)。

山本耕史

今回は徳川秀忠をやらせていただきました。3年前、この枠で竹中半兵衛という役をやらせていただいたとき、西田さんは豊臣秀吉を演じられていました。また約17年前の『真田幸村』の時、僕は秀頼をやっていたんですよね。これが全部入れ替わっているというか、俳優ってすごく面白い仕事だなと改めて思ったのですが、ここで皆さんが話されている雰囲気を、僕は隣ですごくいいなと思いながらやっていました。というのも僕はずっと敵対している役なので、現場では笑ったことがないんです。
史実の一歩向こう側の世界の役なので、秀忠は史実で残っているイメージでは忠実で優等生、といった感じだと思うんですが、一歩超えるとこんな風になっていたのかもしれないな、とワクワクしながら演じさせてもらっています。さきほどVTRを裏で見ていたのですが、終わった後に西田さんが「あー面白そう!」と仰ったので、西田さんが面白そうと言ったものに自分が出ていたのがとても嬉しかったですね。

Q.今回全然笑わなかったんですね?

ニヒルな感じでニヤリとしたことはあったんですけど、後は全然。初日、西田さんが「(影武者の)お前が死ぬべきだったろう」って怒られるシーンがあったんですね。カットとカットの間に、「いやあでもね、いきなりココ(脇腹のあたり)刺されちゃったから…。ちょうど固いところの間の柔らかいところでね…(と西田さんのマネ)」とかましてくるんですよ(笑)。そういうところを見ていて、笑いたいんですけど耐えましたね(笑)。

名取裕子

テレビ東京の新年の時代劇に出演させていただくのは初めてです。やっぱり面白かったし本格的でした。最近観ていても「え~これは?」「うそーっ」と思う時代劇が多い中で、とてもディティールにこだわって、人間味としてもとてもリアルにコミカルに描かれています。
今回淀君の役で、皆さん「淀君」というとNHKで宮沢りえちゃんが演じた淀君を思い出すんじゃないかと思うので、こんな年かさでいいのかしら、とまずそのことが心配になってしまいました(笑)。今回は名優の西田敏行さんの胸をお借りして、ということなので「じゃあ思い切ってやらせていただきましょうか!」と思ってお受けしました。
演出の重光さんもベテランですので、大人の間に入って色々楽しくやらせて頂きました。スタッフも本当にプロの集団!といった感じで、京都だから、古い撮影所だからできるなあと言った働きぶりでした。そういう中で「時代劇の様式にとらわれず人間の深みも出していかなきゃいけない」と監督からご指摘を受けて、風格のある重みのある淀君になれればいいな、皆様が支えてくれる淀君になれたらと思って演じました。

高橋英樹

今回は島左近という役をやらせていただきます。徳川家康の敵方になります石田三成の家老役です。秀頼、淀君をはじめとする豊臣家を存続させるため、影武者と手を結んで大坂方を守るという役です。おかげさまで、関ヶ原で馬に乗って立ち回りをやらせていただきましたし、柳生の忍びたちとも立ち回りをやらせていただきました。ここのところ私も「朝起きたらカツラをかぶって着物を着ている」と言われてますけど(笑)、時代劇は少なくてあまりやっていなかったので「歴史大好き、時代劇大好き人間」といたしましては、今回非常に楽しませていただきました。
またこれだけ大勢の名優に囲まれまして、それぞれが自分の持ち役を立派に演じられると、作品というのは非常に素晴らしいものになると思います。ぜひこの作品を大勢の方に見ていただきたく思います。

質疑応答

Q.皆さんに質問です。役作りの上で準備されたこと、また注目して欲しいところは?

【西田敏行】

家康がまさか関ヶ原の戦いで暗殺されてしまった…というところから始まるんですけど、そこからして俳優のイメージを掻き立てる楽しい楽しい役作りに入っていけます。さらに世良田二郎三郎という家康の影武者は、もともとは大道芸人のような男ということで、そういう男の匂いをお腹の中にいれて、その人が傍でいつも見ていた家康を演じる、演じるということを演じて御覧に入れましょう、という感じなので、役者としては楽しい作業だったし、まだ撮影は続いてますので、これからもゆっくり楽しんで、という風に思っております。
パブリックなところで家康を演じている二郎三郎と、私的な場所に戻った時の二郎三郎、あんまりガクンと変えるのではなく、スーッとスライドするように意識して演じました。

【観月ありさ】

側室の中で一番最後まで愛された側室の役だったのですけれど、割とドラマの中で純愛のところがありまして、家康・二郎三郎ともピュアなラブなところが描かれていたので、そんな関係性がきちんと出ればいいなと思いながら演じました。現場は西田さんがアドリブをやってくださるので、それについていきながら、二人のほんわりとした仲の良さが出ればいいなと思いながら演じさせていただきました。
なかなか時代劇ではないと思うのですが、二郎三郎さんに肩をもんでもらうシーンがあります。すごく二人の関係性が出ている、ほんわかとした、かわいらしいシーンになっているんじゃないかなと思います。私自身楽しみにしているシーンの一つです。

Q.ちなみに西田さん、どんな気持ちで肩をもんだんですか?

西田:台本では耳かきをしてもらうことになっていたんですが、そこまで二郎三郎は調子に乗ってはいかんだろうということで、一応家康さんの元カノですから(笑)。そう思って耳かきはご遠慮させてもらって、私の方から肩を揉ませてもらうことにしました。

【山本耕史】

今回の秀忠は、台本を開いた瞬間にアクの強さやヒールさが読み取れて、役作りというより声を出してみて「このセリフは声を低くした方がいいかな」とか小細工したりしました。まだ僕は撮影が少し残っていますが、まだまだ挑戦したいことがありますし、5時間通した時にアクがある中にかわいそうな部分も見せていければなと思っています。
作品では敵役として描かれてますが、そもそも冷静に考えると、秀忠は上座に西田さん演じる二郎三郎、要するに影武者が上座にいて、身分は確実に自分が上なのに、向こうからも言い返されるというのはかわいそう。確かに外から見れば秀忠が上座にいるわけにはいかないから、もぞもぞする感じを感じ取ってほしいなと思います。

【名取裕子】

豊臣家の秀頼の母・淀君ということですから、豊臣家を守るために皆が命を張って戦っている、その頂点に立つ豊臣家の秀頼の母として、風格・重み、みたいなものを演じられるかを心掛けました。
二郎三郎さんが初めて来て手縫いの羽織を秀頼に持ってくるシーン、その時に、この家康は今までの家康と違うな…?と感じるところがあるんです。その辺から感じるんですけどね。でないといきなり敵方の家康が自分の味方だと後で言っても、それが信じられないんじゃないかと思うので。どの辺りから淀君はわかっているのか?というところでしたが、そこは西田さんとご一緒のシーンだったので、きめ細かく撮っていただきました。

【高橋英樹】

島左近は関ヶ原の戦いで亡くなっていたのでは?と言われている人物ですが、その後も生きていて、大坂方・影武者の力になるというのが今回の原作です。島左近という人物は石田三成が4万石の時に、2万石を渡して自分の家来にしたというくらい。「三成に過ぎたるものが二つある、島の左近に佐和山の城」と言われてますけど、そういう人物ですので、それなりに大坂方のため、石田三成のために生きて秀頼のために尽くすという人物を心掛けて演じました。
西田さんとご一緒のシーンは私も気に入っていまして、西田さんとご一緒するのは20年ぶりくらいでしょうか。非常に楽しく、また非常にいいお寺でのロケをさせていただきまして、そのシーンはとても好きです。時代を生き抜く男同士の戦いみたいなところも秘めながら、お互い味方になるシーンは非常にみどころだと思います。西田さんは本当に名優。自在ですから、私もやっていて楽しかったですね。

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