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2011年4月12日放送

青井戸茶碗

鑑定依頼人百瀬茂樹さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 5,000,000
エピソードシステムエンジニアとして金融や保険の商品をコンピュータ上で取引する仕組みを設計している。
お宝は、長野県松本で弁当や漬物の容器となる木箱の製造工場を営む父が所有していたもの。3年前に不況で経営に苦しんでいた父の力になればと、100万円を貸してあげた。しかし景気は回復せず、昨年父から「しばらくお金が返せそうにないので、ひとまずこれで勘弁してくれ」と手渡された。
父は、実は大の骨董収集家で、中でも自慢の品であり却って息子が得したんじゃないかと豪語している。確かに箱からして年代物な気もするが、骨董の知識が全くないので、父が言うとおり本当に価値があるものなのか確かめたい。
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鑑定士総評

青井戸ではなく、朝鮮王朝時代の中期に焼かれた白磁の茶碗。強い還元炎焼成で青色に変化しているのを、江戸時代の終わりごろに青井戸と勘違いされたもの。青井戸はもっと高台がすぼまっており、口が朝顔型に開いている。また陶工のくせからか、茶碗の外側に強いろくろ目が幾筋か残っている。おそらく150年くらい前の茶の湯の数寄者が依頼品を発見し、青井戸だと喜んで箱を作り銘を入れ、竹の中子を茶碗にぴったり併せて作り花押を書いた。そこまでなら数寄者の遊びとして大変面白く、50万円くらいは評価できた。ところが昭和時代に入り、この茶碗を高く売ろうと思った誰かが見込みにヤスリで目跡を彫って傷物にしてしまった。5万円というのは箱の評価。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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