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2012年11月13日放送

大西浄清の釜

鑑定依頼人藤山徹さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 2,000,000
エピソード呉服商の藤山さん。近年、着物客は減少の一方だが、冠婚葬祭に限らず普段気軽に着れるものを提案している。趣味は15年前から始めた茶道で、自宅を改装して茶室まで建ててしまった。以来、茶道具を揃えるため骨董店をまわっているうちに、ついつい古い物にはまってしまい今では百点近くも買い集めてしまった。仕事と趣味に没頭する余り、独身をつらぬいており、93歳の母は将来が心配で死ぬに死ねないと嘆いている。お宝は、集めた中でも掘り出し物と自負する逸品。
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鑑定士総評

大西浄清の釜ではなく、同時代(江戸時代前期)に関東で作られた江戸釜。大西家などの京釜は“焼き抜き”といって釜を鋳造した後にもう一度800℃くらいで真っ赤に焼く。すると鉄の性質が均一になり、同時に酸化被膜がついて完成品がなごやかになる。江戸釜はその焼き抜きをしないため、表面を落ち着かせるのに漆と紅殻を混ぜた物を塗る。これは使っているうちに剥げるため、錆とともに黒いムラが生じる。依頼品も同様。紋様は確かに狩野探幽の下絵にそっくりだが、おそらく京都の釜師が江戸に下向する際、図案集に写しとって江戸の釜師に見せたのではないか。底の部分は昭和30年代か40年代くらいに傷みを補修してある。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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