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2013年7月30日放送

近藤悠三の飾皿

鑑定依頼人坂上要子さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 2,000,000
エピソード坂上さんは御歳84歳、元気の秘訣は大きな声を出すことで、毎日買物へ出かける際は自転車に乗りながら大きな声で歌っている。すれ違う人は怪訝な顔をするが気にしない。実は坂上さんと亡き夫は夫婦共に美術品が大好きで、若い頃から気に入った品を少しづつ集めてきた。鑑定団も大好きで夫が元気な頃は毎週欠かさず二人で見ており、現在も放送が始まるとテレビを仏壇に向け天国の夫に見せてあげている。今回のお宝は唯一奮発して買った品で毎年お正月にだけ床の間に飾り楽しんできた。実は坂上さんには子供がおらず姪や甥も全く興味がない。このままでは捨てられるかもしれないので、もし高ければこの際売って友達とマチュピチュに行きたい!
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鑑定士総評

金彩が施してあるため晩年の作品とわかる。近藤悠三の金彩はまったく独特のもので、最初に呉須で絵を描き、染付の皿を作る。それに赤絵を施してまた窯に入れる。そして三度目に刷毛に金泥をつけて全部塗りつぶしてしまう。金というものは赤絵の部分にしか定着しないので、窯から出した時に白磁と染付の部分についている金をそぎ落としてしまう。すると赤の刷毛目の痕跡を持った金彩が浮かび上がる。また絵に大変迫力があり、山の稜線を描いた呉須の色が黒くなっている。そのためメリハリが効いて山脈の絵に生命力が生まれる。また裏の文字がよい。見込みに悠三の「悠」の字があり、周囲には「白雲中常寂々」とある。世の中がどう動こうと自らの心の中は静かであるという胸中を物語っている。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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