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2014年6月17日放送

哥窯の青磁花生け

鑑定依頼人出原真夫さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 30,000,000
エピソード父が遺した骨董の整理・研究を日課としている出原さん。織物会社を営んでいた父は若い頃から骨董が大好きで多数のコレクションを所持、「この辺りに京都から骨董商が来たら、いの一番に俺の所に名品を持って来る」と豪語していた。もちろん遺してくれた骨董もかなりの数で、しかも出原さんが10年前より勉強を始めると、何と全て本物であることが分かった!どれも相当の価値があるが、今回のお宝はさらなる名品で、父も存在を知らなかった。それは母が嫁入り道具に持ってきた品。母の実家は江戸時代、福山藩水野家の家老を務めた名家であり、お宝もそこに伝わる品であった。結婚後、本来なら家宝として大事にするはずなのだが、父の骨董好きが問題に…。
実は父は新たに骨董を買う際、持っている骨董を売ることもしばしばであった。そのためこれも売られてしまうかもと恐れた祖父と母はお宝をこっそり隠してしまった。お陰で売られることはなかったが、その後、いつの間にか存在自体が忘れられることに…。
しかし10年前、家の改築の際に母屋で発見。実に80年ぶりに日の目を見た。しかも調べてみると、これまた本物間違いなしと判明しビックリ!
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鑑定士総評

宋時代の哥窯ではなく、今から200年くらい前の清王朝後期に景徳鎮の民窯で作られた「罅年窯」という焼き物。「年窯」というのは清王朝前期雍正年間の官窯のこと。その年窯では、宋時代の青磁を写した名品が作られた。この手は日本に非常に多く入っている。他の清朝色絵磁器はきらびやかで茶室に合わないが、年窯、罅年窯といった作品は侘び寂びに通じるものがあり、特に煎茶の花生けに使われた。依頼品は形が大変変わっており、ふたつの瓶を合わせたような「双連瓶」と呼ばれるもの。耳は「象耳」といって象の形をしているが、「象」の音が「祥」に通じるため吉祥文として大変縁起が良いとされた。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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