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2014年7月8日放送

ガレの花瓶

鑑定依頼人矢永末子さん
鑑定士 阿藤芳樹
ジャンル 西洋アンティーク
本人評価額¥ 3,000,000
エピソード65歳の現在も建築会社で働く矢永さんの唯一の趣味は家庭菜園。夫が作ってくれた150坪の菜園を手入れしている時「だけ」は心が休まるという。というも、夫の長年にわたる骨董収集にうんざりしており、家の中にいると夫が大枚はたいた骨董が目に入り気分が滅入ってしまうから。
お宝は夫が今一番自慢できる品!いつ買って来たのか分からないが、どうやら高額を注ぎ込んでるらしい。夫以外、家族の誰も骨董に興味がなく、もう歳も歳(夫は77歳)なので、そろそろコレクションの現金化をはかり、いつもの家族サービス(近県の日帰り温泉)を北海道旅行ぐらいにグレートアップしてほしい。
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鑑定士総評

作られたのは1890年代。1889年にガレが万国博でグランプリを獲った後で、技術的にも最高の作品。ガレの作品は大きくコマーシャルピース(商業的作品)とアーティスティックピース(芸術的作品)に分けられる。依頼品は一点一点手作りされたアーティスティックピースで、非常に数が少ない。コマーシャルピースの方は被せガラスといって白地に赤や青などの単色のガラスを重ね、薬品につけて腐食させるなどして削り込む。それに対して依頼品は完全に手彫り(グラビール)。色合いも単色のガラスを単に重ねるのではなく、ガラス素地に金属酸化物の粉末をまぶしつけ、それを熱することによって発色させている(サリッシュール)。上のほうにキラッと光るものが見えるのはプラチナ箔で、口の所には金箔を入れてある。非常に高度な技術が使われた素晴らしい作品。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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