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2015年9月29日放送

猿投窯の壺

鑑定依頼人堀内良二さん
鑑定士 中島誠之助
ジャンル 焼き物・茶道具
本人評価額¥ 1,000,000
エピソード和菓子店の元店主。現在は、息子さんに店を譲り繁忙期のみ手伝っている。一番の楽しみは鑑定団を見ることで、再放送、BS放送を合わせ週に3回、欠かさずチェックしている。次第に番組を見ているだけでは物足りなくなり、自分でも骨董を買うようになった。お宝は3年前、馴染みの骨董商に勧められ、一目惚れして買ったもの。日本に3点しか存在しないと言われたが、今になってそれが本当なのか、急に不安になってきた。
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鑑定士総評

平安時代後期、愛知県の猿投山一帯で焼かれた壺に間違いない。崇高な気高さがある。細い刻線が刻まれており、下には帯が二本。これは宗教的な意味合いを持った三筋壺と考えられる。おそらく出土したときに経筒の断片か和鏡の欠片でも入っていたのではないか。縄状の粘土をぐるぐると積み上げていく、いわゆる紐作り成型をしている。表面をへらで滑らかにし、口作りの外を面取りにしてある。大変丁寧な成型。草木の灰を使った灰釉が極めて薄くかかっており上品。そして一か所自然釉か灰釉か、すーっと流れて下に滴のような涙痕がある。これがこの壺の見立てであろう。帯をぐるっとめぐらせた壺は自分の知る限りでは依頼品を入れて二つだけ。もう一つは大正時代に岐阜県大性院裏山の経塚から発掘されたもので、依頼品より一寸ほど高さがある。ただしそれには耳がついていない。依頼品は大変貴重なもの。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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