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2016年3月15日放送

夏目漱石と芥川龍之介・久米正雄の往復書簡

鑑定依頼人坂東眞理子さん
鑑定士 東原武文
ジャンル 古書・原稿
本人評価額¥ 2,000,000
エピソード1946年富山県生まれ。東京大学卒業後、総理府へ。29歳に執筆した「婦人白書」がきっかけで、官僚と作家の二足のわらじとなる。2003年に退官。06年に発表した「女性の品格」が300万部を超える大ベストセラーに。現在は昭和女子大学の学長として女子教育に尽力する一方、バラエティー番組にも出演。お宝は昭和女子大秘蔵の夏目漱石、芥川龍之介、久米正雄の往復書簡。
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鑑定士総評

差出人と受取人が両方ともビッグネームで、これ以上望めないような関係の手紙。注目したのは芥川の手紙で3通あるが、8月28日付の手紙というのは全集に載っている。ところが8月22日付と9月1日付の手紙は全集に未収録で非常に価値がある。とても重要な事が書いてあり、「新小説」という文芸誌に初めて「芋粥」という作品を発表、そのことについて芥川は不安があり、手紙の半分くらいは自分の不安な心情が書かれている。9月2日付の最後の手紙も、「猿」という短編への不安がつづられている。それを漱石が読んで激励の返事を書いている。漱石はこの手紙を書いた三か月後に亡くなってしまうので、最晩年の手紙ということになる。芥川に対して作家としてこれから立つようにということを懇切丁寧に書いた、意味のある手紙。これを書いた時、漱石は49歳、芥川24歳。漱石が横綱とすれば、大学を出たばかりの芥川は幕の内に上がったばかりくらいの関係。そのような人に対してこれほど長い手紙を書くということは、漱石はそれだけ芥川の才能を評価していたという事になるだろう。まだ芥川が作家になるかどうか悩んでいたときに、漱石からもらった手紙で作家になることを決心した。研究者・出版社からすると非常に注目すべき書簡。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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